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きょうは雨曇りで涼しくてからだが楽だった
オフィスの窓に雨粒のしぶきが散らばっていた
ふがいない部下を怒りながらじぶんをダメ上司だと思った

なにこいつに、オレの自尊心傷つけられてんだよ、
 ....
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは

女の子との別れならいくつも経験していた
それまで好きで別れたことなどなかった
そんなお人よしではなかった
連絡を ....
カワバタくん、ランチでもどう、

同僚のイガタアヤコがシンゴを誘う
いっしょに働いて10年以上になるのに話すようになったのはこのいちねんのことだ

飲み会で子育ての話になったときなぜかシンゴ ....
シンゴは大型ショッピングセンターの駐車場に車をとめてDVDでオナニーをした
ゴルフの打ちっぱなしにいくと家族には嘘をついて送りだされてここにいた
悲しくもなかった
みじめでもなかった
シンゴ ....
人妻にストーカーまがいのことをしたことがある

あの熱情がもうない

それがじしんの成長なのか

それとも退化なのかわからない

さびしいような気もするし

胸を撫でおろしたくもな ....
わたしにはみずこがいる
それにいつからか名前までつけている
ときどきゆめにそのこがあらわれる
ベランダでげんきよくはねてあそんでいる
あぶないからと注意しても
わたしをなめているのだろう
 ....
そんなことしたら

また再会することになっちまうじゃない

愛より弱いこと

ひとりひとり続けようか


大好きだった

いつもそばにいた

いまも影や轍

気にして生き ....
こんな顔をして家には帰れない気がした
ヨシミは自転車で夜を町を走っていた
お母さんをさがしてパチンコ屋さんをわたり歩いていた
カゴのなんでもバッグにケイタイがのぞいていた

目からなみだがあふれていた ....
カワバタだ
歩道に乗り上げた車から音楽の低音がきこえている
のぞくと腕をくんで寝ていた
自転車のベルをひとつふたつ鳴らした
目をつむったままカワバタがほほえんだ
ヨシミはスヌーピーのような顔 ....
乱暴に脱がす手
手に刻まれた三日月が
赤紫に腫れていた

いつもは白い月なのに
哀しい目をしてのぞきこむ

水晶体に光景が////


湿った砂山
ふもとから
少しずつ掘ってゆ ....
タイから帰ってるはずのカワバタから連絡がなかった
カワバタを想うと滝の音と満月が濃くなった
さいきん心癖のように思うことがある
カワバタが独身だったらあたしはユキオと別れているのだろうか

 ....
ゴールデンウイークはパチンコ三昧にした
お盆をとらない代わりに休みをすべて貰えた
市内のホテルにユキオと合宿をはりそこから毎日パチンコを打ちにいった

ちいさなころ町じゅうのパチンコ屋にお母さ ....
お母さんがシンゴのことやさしいひとだね、って言ってたよ、

このまえカワバタをお母さんに紹介した
お母さんにポリタンクふたつぶん水を渡してお母さんからヨシミは電動自転車をもらった
なにかで当て ....
カワバタの車のなかでヨシミはこのまえ見た小鳥とカラスの話をした
お父さんが山で汲んできた水をポリタンクに入れてお母さんに持ってゆくのだった

まだかわいてねえな、

さんざんドライヤーで乾か ....
カワバタからのメールを朝めがさめて見ようとしたらメールが三件になっていた
ひとつはユキオから
ユキオからは、四月の六月、そのひとことだけだった
ヨシミはたまにユキオに写メだけを送る
ヨシミはそ ....
相殺しきれなかった存在があたしたちだと思った
相殺されずにのこってしまったのがあたしたちの存在

お父さんのためだけに無駄になるかも知れない晩ご飯をつくっていた

ヨシミはユキオとカワバタど ....
還暦をむかえたばかりのお母さんの夢を見た
このまえの夏ヨシミは姉と姉のこどもとお母さんとで還暦の旅行をした
旅先で見た原始てきな川がつよく流れていてそれは前日までの雨で増水もしていたようだった
 ....
マネージメントを行う者にとって、[部下に夢を語り、役割の範囲を伝え続け、成果を期待し励ましてゆく]ことは、きわめて重要なことだ

もうひとつ重要なことがある

それは、[部下のリアルタイムの貢 ....
ジョギングする人とすれ違った
ネクタイをゆるめた長身の男の腕をつかみ
バランスをとりながら女が自転車をこいでいた
こんな夜中にこんなところを男女で歩いているとは
ふたりはどれだけ寂しかったのだ ....
文通はするけれどお互いの電話番号は知らない
そういう関係はたくさんあっただろう
そしてふたりはたまに会う
一緒に歩いたり美術館を巡ったりご飯を食べたり
そういうふたりはたくさんいただろう
電 ....
この悲しみはひとにやさしくなれる

いちど別れた女となんねんかぶりに会った

肌をふれあわせる以外のことを夜通しした

この女は最愛だったが

ふたりで制度のなかにくるまれることはなか ....
ただの鉄塔を見つけた

ただの言葉を思った

傷つけたり不信がらせた

さっきのただの言葉

あとなんにち人間やれば

まともなただの男になれるんだよ

おーい、東京タワー、

おまえは、来年あたり、 ....
ひとを責めずに全力を尽くそう
ひとを裁かずに全力を尽くそう
そしてなにものかにお任せてしてしまおう

なにものかはたたずんでいる
世界にみちて存在をしている

責めず裁かず全力を尽くして ....
会社からの帰り道だった
ヨシミは歩道橋から群青を見つめていた
自殺する気などないのに死ぬならいずれこんな場所だと思った
じぶんのカルテ、
群青を見つめているとじぶんのカルテを見つめているようだ ....
世界にはなんの
影響もない速度で高速をぶっ飛ばす

悲しくもないのに晴れやかだ
嬉しくもないのに見つめてる

普通の夜だった

この時代のなんてことはない
どっかのなんてことはない男 ....
今夜ぼくはきみに当たり前のことを言おう

祈りっていうのは、祈るような状況じゃなきゃ、祈らないもんなんだよ、

山登りっていうのは、山を登ってなきゃ、登らないもんなんだよ、

だから今夜ぼ ....
うらぶれた仕事がえり
なんだか日も長く夜7時
微笑んでくれたのは
群青の空と
人工の光だった
否、色に名前をつけ
空をその名で形容したしゅんかん
空は人工そのものだったのだ

家路とはなんであろう
物 ....
だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
影絵とは宇宙のこと
シンプルな微熱が続いてゆく
いつの日か宇宙の一隅で
孤独な嘘を吐き出している

だしぬいて
宇宙が空にせり出していた
愛しいとは悲しみの轍のよ ....
出張さきで夕方マクドナルド
夜は飲むなのにマクドナルド
巣づくりだけの夢を後にして
きみの白い蛇肌を調べている

人生の影絵が宇宙のようにも思えて
フィルムをまわす音しかしないのだ
宇宙いがいの光をい ....
失礼な発言とは礼を欠いた発言で
男も女も針の言葉で傷つけていた
おまえの愛しさばかりが人生の
80%の思い出になっちまって
思い出ばかりが人生のような暮らし
いちにち24時間狂う時計みたい
 ....
森の猫さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(383)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひかりに照らされた洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩310-7-20
洞窟の夢- 吉岡ペペ ...自由詩1410-7-12
海という洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩810-7-7
音のない洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩510-7-6
人妻- 吉岡ペペ ...自由詩710-7-5
にどめの死- 吉岡ペペ ...自由詩910-7-3
再会のこころ- 吉岡ペペ ...自由詩710-6-30
群青のサンドウィッチ(_最終回)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...17+10-6-27
宇宙のものまね(1)- 吉岡ペペ ...自由詩210-6-27
人工水晶体- 吉岡ペペ ...自由詩1210-6-17
ギフト- 吉岡ペペ ...自由詩610-6-15
悲しい音- 吉岡ペペ ...自由詩710-6-15
滝と月- 吉岡ペペ ...自由詩510-6-13
小鳥とカラス- 吉岡ペペ ...自由詩610-6-10
影いろの世界- 吉岡ペペ ...自由詩510-6-7
相殺しきれなかった外灯- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-6-6
オレンジいろの汗- 吉岡ペペ ...自由詩310-6-5
夢を語る- 吉岡ペペ ...自由詩410-6-5
青山一丁目から- 吉岡ペペ ...自由詩810-6-4
文通- 吉岡ペペ ...自由詩310-6-3
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩14+10-6-3
ただの鉄塔- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*10-5-31
神のみぞ知る世界- 吉岡ペペ ...自由詩9+10-5-29
群青に突きつけたペンダント- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*10-5-28
普通の夜- 吉岡ペペ ...自由詩310-5-28
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩110-5-28
群青の回廊- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-5-28
だしぬいて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-5-27
宇宙いがいの光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-5-27
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩210-5-27

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