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ねころがって

窓からの緑を見つめている

緑を見つめている

緑に見つめられている

緑のふちどりと空のコントラスト

ふちどりが風を見つけて揺れている

微笑んでいる

 ....
窓辺からずっと虫の音がしていた

部屋をくらくしてそれを聴いている

目を閉じているのか

目を暗やみに開いているのか

もうわからなくなるくらい

虫の音につつまれていた

 ....
おおきな雨のあとだった

朝の坂道を電動自転車であがっていた

坂道のうえの空がいつもより狭く見えた

木々のみどりがせり出していたのだ

夏も終わろうとしているのに

せり出した ....
普通の日々がすぎてゆくはずだった

なのにこの河の氾濫はなんなのだろう

明日に架ける橋なんてなかった

あるとすれば

荒れ果てた灰色の

置き去りにされたような橋ぐらいのものだ ....
これだけ地に足つかずにさびしいのなら

どれだけ傷つけあったって

会っているほうが

ましなんじゃないのかとさえ思えてしまう


神々の意思ではないのか


オリオン座だ
 ....
ぼくらは月下の一群だ

ここのつも年上のぼくだけれど

ぼくらは一群としか言いようがなかった

お互いかんがえていることぐらい

くるしいほどわかっていた

お互いのくるしみがわか ....
思えばめぐまれすぎていた

ないものなんてなかった

わざとないふりしてるくらいだった

だからおまえのしたいことなんか

切実にかんがえることがなかったんだ

うしなうくらいなら ....
けっこんできなければ

わかれなければならない

それはだれから

おしえてもらうことなのだろう

彼女から?

彼女の友人から?

おれの妻から?

おれのこどもからか? ....
宇宙はぼくらを試すことがない

あらゆる事象は試練などではない

この愛をつづかせようとすることに

なにかひとつ肯定的なものさえあれば

たとえばそう

風わたる空に揺れる

 ....
ふたりで眠り込んだベッドの窓辺には

二週間まえ満月と金星がいてくれた

急斜面に生えた常緑樹たちの縁どりが

この五年かんおまえに微笑んでくれていたんだね

みどりになりたいよ

 ....
おまえは強くなりたいって言った

強くなったって言った

それにぼくは反発した


宗教のボスなんて

信じていないぼくなんかにしてみれば

なんの実績もない経営コンサルタントに ....
朝の公園でおんなは貝殻のようだった

見つけたことを喜ぶみたいな

ぼくはひとりのガキンチョになっていた

おんなから二度キスをされた

髪の毛にしてくれたあと

ぼくから唇にした ....
悲しい歌ばかり歌っていた

ひかりもなかった

影もなかった

本質ってなんだろう

悲しい歌ばかり歌っていた


人間に進化した猿とそうではなかった猿
その違いは森からでたか ....
幸せというものがあるのなら

ぼくにしかおまえ

幸せにできないこと分かっている

なのにぼくのせいで

おまえはこんなにさびしいんだ


おかしいよな

社会制度でちぎらな ....
駅をすこし上ったところに

ウィスキーをやれる店がある

バーボンにしようか

スコッチにしようか

いつもすこしだけ悩む

ロックと炭酸水のボトル

それにナッツが運ばれてくる

あなたにこんど会っ ....
精神の荒野に待つだけ

おまえはオレとはちがう

ダーティーだ

どんな手を使ってでも

おまえを荒野に連れ戻す


ただの光や影なんだ

光もないし影もない

ずっとお ....
あんなに月といっしょだったのに

金星はひとりぼっちになっていた

でもそれは

俺の見えている世界だけのお話で

じっさいはなにも変わらないよな

流れ星だ!しばらく見つめていた ....
つよくなってどうするの?

つよくなったあとどうするの?

花を咲かせてどうするの?

花が咲いたあとどうするの?


過去は変えられないけれど

じぶんと未来は変えられる

 ....
きのう月ははんぶんで

それはそれで気持ち良さそうに

浮かんでいる気もしたけれど

ぼくらの星の衛星は

勝手にひかりに名前をつけられている

まるでひかりが月みたいじゃないか
 ....
尾崎豊がコンサートで

オレはクールだ、オレはタフだ、って言っていたけれど

オレもそんな人生を歩いている

42にもなって

いまだにじぶんの可能性に

疑いをもてないでいる
 ....
あたしが頭が痛いのは残念ながらあなたといま別れの電話をしているからではなくて二百枚ぶんの入力とずっとあたしの頭のうしろに扇風機の風が当たっていたこととあたしの仕事ぶりというかあたしをずっと金井さんが冷 .... 彼女は信仰をしている
流されないでつよく生きてゆくためにやっているのだそうだ
彼女の読経をよこできいていた
ある花の名前を何百かいも繰り返していた
花の教えなんだ、そんなメルヘンなことを考えて ....
彼女の結婚相手は気を病んでいた

彼女はアンデルセンもそうだったのだと言って

信仰している宗教の話しをはじめた

ぼくにはどれもが遠い気がしていた

あんまり一生懸命お祈りするもんだから

仏壇にむ ....
いってらっしゃい、には

いってきます、だろう

でも

おまえからのそれには

いっております、になってしまう

ただいま、は

たんなる帰宅のことばではない

ふたりを日常にからめとってゆく

魔 ....
おまえの不在と

おまえのそばにおれの不在


見える世界に傷つけられて

見えない世界で痛みと自失

だから幸福なんてないんだと

だから永遠なんてないんだと

うそぶかな ....
成城石井で食材をどか買いして
カラオケにいって
てきとうにBGMをかけながら
鴨のローストやよつ葉のヨーグルトや無花果のお菓子を食べて
ぼくは尾崎豊を歌い
あなたはカントリーロードやトムソー ....
ひとりで生きてゆけるように

おまえはつよくなろうとした

一喜一憂しないように

おまえはいつもひとのために祈った

オレなんかと出会わなければ

おまえはふつうを手に入れていた


日になん千回も ....
祈りつづける

明日やいまに

声高らかに凛として

アカペラが

空を渡る雲や風

君来た道にこだまする


カントリーロード


僕は幸せ祈れない

さきにしたのは僕なのに

幸せ祈るまねしたくな ....
シェリーを2種類たのんだ

ふたりで飲み比べてみた

ちいさなグラスだった

おまえはそんなに食べなかった

麹町のスペイン料理店

チョイスがわるかったかな

四ツ谷までふた ....
胸のなかから顔をぬいて女はつよい眼で幸せになるからと、そう言うのだった

幸せとはなんであろう

家族をもち誰かと人生を歩いてゆくことだとでも言うのだろうか

きょうぼくらは幸せではなかっ ....
森の猫さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(383)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すこしあるこうか(3)- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-19
すこしあるこうか(2)- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-19
すこしあるこうか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-18
氾濫しかけの河に架かるあの橋のように- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-17
神々の意思- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-17
月下の一群- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-16
お花畑- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-15
それはだれからおしえてもらうことなのだろう- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-12
ほんとうに試練なのか- 吉岡ペペ ...自由詩310-9-12
流星- 吉岡ペペ ...自由詩710-9-11
愛のことで- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-10
貝殻のおんな- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-6
森からでた猿- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-5
幸せ- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-4
バーボンに幸せを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-9-4
ダーティー- 吉岡ペペ ...自由詩110-9-4
流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-3
結婚してた記念日- 吉岡ペペ ...自由詩5+*10-9-3
誓い- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-2
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-2
まだ間に合うよ- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-30
花のゆくえ- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-29
神様はいるのだ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-8-29
いってらっしゃい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-8-29
おまえの不在- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-8-28
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩410-8-28
ありがとうありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1410-8-28
君の来た道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-8-28
四ツ谷まで- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-27
幸せよりうえは楽しいってこと?- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-27

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