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愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
ときどき考えることがあるんだ

ぼくは河童で

きみがぴよぴよひよこだったら

いろんな緑と黄色がまじりあう

そこにはジャングル

ぼくらのおめめは密林の暗がり

恐竜は鳥に ....
月はひとつしかない

それが嘘っぽく思えた

なら世界には

0か1かそれ以外かの

3種類しか数がないみたいじゃないか

そんなはずなかった

月光なら

月光ならたくさんある

傷は癒えるのだろう ....
声ききたくなるのをがまんしている

きのう職場でいやなこと言われた

声ききたくなるのをがまんしているのに

いやなこと言われたこともがまんしている

きっとあなたもそうだったんだろう

ぼくにはそう ....
プーさんはだれだったのか

おとなのぼくが思い出す

こどもの頃のぼくは

プーさんの頃のぼくだった

ロビンとぼくをプーさんが見つめていた


ぼくはロビンではなかった

プーさんだった

心象風景 ....
幼稚園では門にはいるやいなや

くさいくさいと石を投げつけられていた

そういう姿を親に見られたくなくて

いつもひとりで歩いて通った

幼稚園の図書館でよく借りていたクマのプーさん

ふつうの絵本は ....
こだまでしょうか

いいえ、だれでも

せつない

かなしい

ないている

あいする

うそつき

ほんとつき

こだまでしょうか

いいえ、だれでも
関わっている仕事が

いまの福島第一のようになったとき

ぼくのチームはどんなふうになっているだろう

おさえこむことが出来るだろうか

おさえこむまで諦めずに考え抜けるだろうか

 ....
今すぐ結婚しないひとの

いのちの心配をしてはいけない

花びらがすき放題に散っている

桜木も見あたらないのに

どこからか来て巻きあげられている

雨のあとの曇った朝だった
 ....
寒村にも桜が咲いている

老婆が田んぼをととのえている

大飯原発に向かっている

福島第一のまわりにも

かつて静かな時間がながれていた

田んぼのつぎの担い手は

いまどこ ....
取り残されたみたいになって

みじめになって

ずっとひとりだった

そんな気持ちを

久しぶりに忙しなく味わっていた

こころの恐慌は

津波のように水位をあげて

無責任にふくれあがっていった

 ....
長崎に着くと雨に降られた

道に迷い倒れ込むようにして部屋に入った

さっき居酒屋で着信があった

もう五年会わない東京の女からだった

再会をやくそくして電話をきった

つぎの日仕事を済ませそれから ....
行きたくないのにそこに行った

行かなくちゃならなかったからだ

ずっとこわかった

心配するだけではいられなかった

そのあとの

こころの恐慌は覚悟していた

はずだった
 ....
東京について朝の電車にのった

なにか貼られたような顔つき

考えている

見つめている

お堀にみどりが映っている

黄いろを嗅いだらなつかしくなる

さくらの白が群れていた ....
すこしぬるい冷たい風

くるまが横をすべってく

電車のおとがつれてゆく

ふつうに夜桜さいている

コンビニ袋ちりちりちりちり

なんでこんなに悲しいのだろう


知らぬま ....
天災で死んだ三万

自殺で死んだ三万

世界で死んだ三万

宇宙でいままで生まれたいのちの数

引く

宇宙でいままで死んだいのちの数

イコール

宇宙にいま生きているい ....
そざつな草むら駆けだしている

雨の窓辺にピアノをたたいている

薄曇りの鏡にあたしがうつっている


夕べは花芯をそよいだゆび

朝には枕にもたれているの

肉の夢をむさぼりみ ....
春のそざつな光たち

ハナミズキが揺れている

思い思いの願いごと

そいつを書いた白い紙

それが枝という枝に

くくりつけられている

風車のようだ

その白が揺れてい ....
何万人死んだって種としては生きながらえている

だからこれは種としての悲しみとは言えない

種の悲しみというものがあるとするならばそれは

生き残った種たちの妄想にすぎない

だから何 ....
空はあたらしくてあかるかった

すがすがしくって淡くって

ほのぼのとしてあたたかだった

あなたの匂いがとけていた


まんなかにつらなる街路樹が

もこもこと夕日を浴びていた ....
なんにもないということが

あるということを教えてくれている

なんにもないということを

ぼくらはたいせつにして生きている


自然を愛する

ぼくらのこころ

知らず知ら ....
きょうきみのまわりにいる人々は

みんなぼくがたくみな変装をしてるんだよ

だから素直にさっと謝ったらいい

みんな呆気にとられたふりをして

きみに視線をあてつつ忘れてゆくから

街路樹のしたでそう ....
悲しいひとがいたら

そのひとを

大切に思うまわりのひとも

きっと悲しいだろう

楽しいひとがいたら

そのひとを

大切に思うまわりのひとも

きっと楽しいだろう
 ....
あの世とこの世をむすぶもの

それが祈りだと

きのうそんな歌が聴こえてきたのです


鳥や豚や牛の死でさえ

悲しいのに

ひとがあんなに死んで

悲しくないわけがありませ ....
サンミゲルをラッパ飲みしながら

いつの間にかスラム街を歩いていた

失意を演出するような

怠惰と自棄をまとって歩いていた

廃線のまわりにはバラックが並び

カラフルな洗濯もの ....
はじめてのラブ

さっきふっと最後の試合で

二塁打を打ったときのことを思い出した

疲れているのだろう

肌にしもやけのような跡ができている

かさかさしているような気もする

じぶんを蝕むものを見 ....
ゆるがないじぶん探して

ひとは旅にでる

そうだ、ひとは

だれもがじぶんの人生の

じぶんが主役なのだから


ゆるがないこと

じぶん以外にゆるがされてしまう

じ ....
もうすぐ桜が咲こうとしている

もうすぐ梅が散ろうとしている

木蓮が音をたてようとしている

花が街道を染めようとしている

自然は柔らかく生ききっている

希望にゆるがず生きき ....
緊張する暇すらないはずなのに

一週間ずっと緊張していた

だからだろうか

風邪をひいても

いつもは熱などでないのに

朝計ったら7度8分もあった

タバコをふかしてはしつ ....
きのう遺書を書いて警視庁に集まった僕らは

福島で集結した自衛隊の方々といまそこを出発した

現着し東電社員から教えて貰った知識と図面を目で確かめてゆく

そして爆発の影響を図面に書き込ん ....
森の猫さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(383)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛はある- 吉岡ペペ ...自由詩1011-4-24
河童とひよこ- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-22
月光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...711-4-21
プーさんと階段- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...811-4-18
プーさんだった- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-18
プーさんの頃- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-4-17
こだま- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-17
唇ぎゅっと- 吉岡ペペ ...自由詩211-4-17
花散らしの風- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-16
ふるさと- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-15
水位- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-4-15
激しい桜- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-4-14
理由- 吉岡ペペ ...自由詩111-4-13
地震と自然- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-11
一晩じゅうが始まるころ- 吉岡ペペ ...自由詩1111-4-7
いのちの引き算- 吉岡ペペ ...自由詩411-4-6
滴るゆびさき- 吉岡ペペ ...自由詩911-3-29
ハナミズキ- 吉岡ペペ ...自由詩411-3-28
この悲しみは- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-28
命の悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-27
たいせつだからみえないこと- 吉岡ペペ ...自由詩111-3-27
街路樹のしたで- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-3-26
告白- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-22
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-21
自殺しないための装置- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-20
はじめてのラブ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-3-19
ゆるがないこと- 吉岡ペペ ...自由詩211-3-19
馬鹿どもにも- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-19
3月18日- 吉岡ペペ ...自由詩211-3-19
1935- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-18

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