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公園は

緑深く

雲間から

覗く太陽

降り注ぐ

雨の中

僕達は

キスをした

君の髪には

雨の滴

きらきらと

光ってた

降り注ぐ
 ....
トリコロールカラーを織り混ぜた不協和音が
螺旋状に響く午前2時
F♯dimとB♭7がクロスした地点に
ジンジャーエールを凍らせたような結晶が生まれる
そう、今わたしの左の腰に小さな氷山が突き出 ....
あの上り電車で何本見送ったことになるのだろう
別に数えている訳では無いし
有り余った時間を費やせればとストールの毛玉など毟りながら
外界と隔絶された待合室の硬いベンチに腰掛け
あの夜の顛末でも ....
やましさに
ついて、
きみに頬ずりした、量を
増していく、雪の
なかに
埋もれていくように、夜に、きみに

ついて、話していた
電話は
途切れた、雪に覆われている、潜みで
 ....
青空を飛行機雲が矢となって貫いている
おれの可愛い人はキッドマンのように笑っている
こんにちは
あなたを迎えにきました
でも、この部屋は暗すぎますね
どこにいるのでしょうか
あなた

電気のスイッチはどこでしょう
窓はどこでしょう
壁に手を伸ばしたら何もなかったり
 ....
 
緑の絨毯で仰向け
 
大の字描いて
 
 「飛びたいなぁ」
 
なんて
呟いてみたり
 
 もっくもく
 
  もく もっく
 
しちゃっても
いいかな?
 
風 ....
とある真夜中、の事
 
 
苦味薫る、珈琲缶を片手に、握りしめ
渋さを漂わす、煙草は片手に、塞がった左右
 
(煙草、吸いながら、飲み物を口に、含む人っているでしょ?)
 
それでも唇 ....
 
調律が合わなくて
ピアノが港を発ってゆく

小さな港で
すばらしい音楽を奏でていた
そんなピアノが

指先から音がした
触れてはいけなかった
白と黒の鍵盤に
わたしの小さな罪 ....
ひこうきが雲にとけてゆく

ひこうきの中
人が座っているのね
お茶をのんでいるのね
テレビをみてるのね
家の中のわたしとおんなじね

わたしは
まいにちまいにち
しっぱいや
べん ....
胸の隙間に悪魔は住まう

銀色の透いた髪をなびかせて

くるりとした眼を緩ませて

ただたおやかに笑っている


狡猾な悪魔は隙を狙う

優しさを振りまいて

甘 ....
寒い寒い しんと冷えるね 今夜は雨か霙(みぞれ)になるらしいよ

肩が冷えて 体がカチカチだよ まいったな つま先はチリチリしているよ

だけどマッチの火みたいに私の心臓は燃えているよ 

 ....
雲まで黒くて
月にはみえない

霧の畑に古いデミオが
案山子の山を見てまして
ワイパーもまあ静かです

株価がどうとかラジオが煩い
国道横の欅ちかく
電信柱がくすんでる

そろそ ....
一昨日の朝食で
僕の耳に
ピーナツバターを
こびりつかせたまま
サニーレタスと一緒に
皿の隅っこに追いやったのは
誰だ

昨日の朝食で
僕の耳を
ホットミルクに
浸しこんだま ....
風に乗り運ばれる香りに
鈍感なわたしは気付かず
考えているようなフリをしながら
本当は何も考えていなかった


下校している小学生が
ランドセルをかたかたと鳴らしながら
跳ねるように歩 ....
 ほこりをかぶったA4の紙に
 メールの文章が綴られている。

 もう十年も前のもので
 「たーいへんそーう」
 と書かれている。

 同じ所を繰り返し
 何度も読んでいる。
 当時 ....
黒い淀みが溢れている川に
銀、色の 腹が ぴちぴちと打たされている
もはや人として生きていこうー、と
河原の木ではなく、枝にされ

「平面」、だ
パネルのようになめされて
空は やけに水 ....
終電を逃したサラリーマンが
「人生お先真っ暗だ」っつーから
「修正液で直せるし書き込めるじゃねぇか」ったら
鼻で笑って寝ちまいやがった
仕方なしにイヤフォンで音楽聞いてたら
いつの間にか起き ....
服を脱ぐと
地獄絵図の中の悪人みたいな身体
わたしは
ずっといい人間だと思ってきたけれど
強くなろうとしているうちに
身体はすっかり老人になってしまった

いつ死んだって
いいとは言え ....
タンポポ種のラブレター



タンポポの種を飛ばして
君に伝えよう
僕の気持ちを
いくつもいくつも
気持ちを乗せて
種を飛ばせば
きっと遠く離れた
君の家まで飛んでいくだろう
 ....
色があったのはいつなのだろう
なにもかもがないのだろう
なにもかもが楽しまれ
すべてがここちよさなっていく

さえぎられていることもなく流れていく
すべてがどこかへ裁たれていくように
す ....
罪を償う
というコトは、
『自分を責める』
というコトじゃねェよ。


それはアンタの
自己満足だよ。

責めても何も
イイことなんか
ねェんだからさぁ。


 ....
化粧水をたっぷりふくませたコットンを3枚ご用意下さい

それを

おでこ 右ほほ 左ほほ

に 1枚づつ

丁寧に重ねて

15分ほど

お待ち下さい

ほほを触ってみて
 ....
始まりに全てが生き絶えることで

ようやく中身に潤いが満ちてくる

雪が蒲公英(たんぽぽ)の種子のように

大地一面に真白に根づく


かつてのたぎりを冷まして

それらが大 ....
キーボードの手を止めて
受話器を上げる

懐かしい声が僕に呼びかける
同じ社宅に住んでいた近所の小母さん

親父にきた年賀状の返礼に
僕が出した寒中見舞いを見て
驚いて電話をしてきたら ....
湖の底へ
放たれた奇跡の魚
あれは
わたしたちの祈りの具現化

世界から
あらゆる災いが
あらゆる争いが
あらゆる飢えが
なくなりますように

 *

盲目のやさしさを
温 ....
私のことを決して
忘れないでいてくれるあなた
毎年、毎月、決まった日には必ず
連絡をよこす、あなた

振り払っても、振り払っても
いなくなりはせず

大切? 
そうね、たぶん。
 ....
しとしと、ざわり

雨音の狭間で風が唸る


濡れそぼった大地に
孤高を持するように
どうだ、と
唸りをあげる




自信と威信が綯い交ぜになった
誇り高い生き ....
刻一刻、過ぎ行くとき、
諦めの吐息を吐く。

鮮やかな、滲むような
赤色のセーターを見つめる。

あの飴色の日々を
脳裏に蘇らす。

戻ることはできない。
もはや空白のページを繰る ....
もしも会社から連絡が来たら
死んだということにしておいてください


まじめに言ったら
笑われてしまいました

わたしが見た中で
いちばんのあなたの笑顔でした

死んだということ ....
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