すべてのおすすめ
そんなこともあったっけ…
あれは息子と歩んだ道
四谷大塚の教本や模試の受験票が
ジグゾーパズルのように
断片となってパラパラこぼれていく


うまくつながらないのは
終わってしまったも ....
伝えたいことは
何を言っても
何を書いても
伝わらなかった

伝わったのかもしれないけれど
わからなかった

幸せは文字の中にはひとつもなくて
生活の中に
ぽっと膨らむ湯気みたいで ....
  かなしくてもしあわせでも
  かぜはいつかあめになってしまう

僕の知らないところでも
発電風車をすり抜け
ロウソク工場の煙をながし
ビルの隙間で口笛を響かせ
千切れた段ボールを蹴飛 ....
例えばわたしは赤信号しかしりません

博士はそれに腹を立てたのです
それから幾つもの工具を取り出して来たかと思うと
脳内チップを取り出しました

例えばわたしは赤信号をしってします
例え ....
まだ、飛ぶには早すぎる

わたしは
滑走路を駆け抜けるほどの
強い言葉を知らない

まだ、飛ぶには早すぎる

わたしは
助走のために散らかした言葉を
犠牲にしすぎたから

まだ ....
わたしは生きて、息をしているだけだ

わたしの周りはガラスの破片でいっぱいだ、水浸しだ

真実というコップは落ちてくる

これだと強く掴んでしまえば割れてしまうし、
少しでも遅いと床に落 ....
雨が屋根をたたいている
夜は
この街の夜は いつも雨
世界を願う歌や 戦う人の歌を聴いた
胸焼けがするほどに湧いてくる
愛する人を失って家を無くしたら
私が家になればいいの きっと
わか ....
        かなしみを
        おもいだすために
        すぼめられる
        唇から 
        洩れる 
        外国の うた、
       ....
「はじめまして。」君の口からその言葉が紡がれるのが

怖かった

君を見つめていた時間がすべて
君を包んでいた空間がすべて
君を中心にしてまわっていた
僕の幻想が

壊れてしまう ....
必要 必要じゃない

大切 大切じゃない

好き 好きじゃない


君と僕の接続エラー
日常茶飯事接続エラー


「原因は不明です」


だって説明書には載ってない
それ ....
耳元に
汽笛がなにか告げている

窓には
楽団の景色や音色が
時折やってきて
後方へと過ぎてゆく

傍らの隣人が唄い

足元を
夜の水が辺りを
青く燃やしていた

楽しい音 ....
魂ヶ崎 


たましいがさきで会いましょう 

希望の岬で会いましょう 


あなたが飲んだ、その泥までも
あなたが裂いた、その腹までも 

すべてを洗い流した場所へ
 ....
悲しい時
少し
休んで
空を見てた

そしたら
自然と
悲しみから
すっと
解放できた

悲しい時
死にそうなとき
つらい時
空を見てごらん

勇気がわいてくるから
 ....
陽のあたらない

暗い道を

ポツン ポツンと

とぼとぼと

ただ一人で

歩いて行った ――。

やがて むこうから 青い快晴のもとに

真っ黄色の向 ....
なぜ、と
疑問を投げかけていたらきりが無いのですが
それでも脳内に渦巻いているそれらを
抑えておくのもどうも滑稽のような気がして
連絡帳を出すときにそおっと、
母の書いた言葉の後に慣れないボ ....
無機質な玄関で
蝉が震えていた

柔らかく透明な
命の中心を捕まえて
僕は木の根元で蝉を放した
けれどその木に蝉は止まらず
僕の掌を蹴って飛び立った

まるで七日間の全てを振り絞るよ ....
夢で見た
赤く透き通った海の中
銀色に光る魚


深みへ行くのを追いかけて
たどり着いたはカップの底



深茶色の積み荷の残骸
檸檬の種

皆何も言わずに
私を見てる ....
携帯をいじる人

周囲を気にせず大声で話す人

化粧をして顔を変える人

音楽に耳を澄ます人

集中して本を読む人


そこには「電車に乗っている」という佇まいをしている人はいな ....
境界の打ち水、
風が死んだ下町の昼下がり
狭い裏路地を通りすぎる
黒い日傘を差した女

夜に咲く花が匂う、
鉢植えの月下美人が
錆びた郵便受けの真下に
只ひとつ置かれていた

よう ....
{画像=080717222534.jpg}

         心
         静か
        に、耳を
       傾けよう。遠
      くに聞こえて来る
      ....
何かにつけても
茫洋として寄る辺のない
暗い淵が見えるにもかかわらず
湿りを含まない
重さのない空気を吸い
吸うばかりでそのために
くらり
反転した写真のような明るさと笑顔の中
街を歩 ....
紅い月が
ウインクしている

おれたちの夢が
海をわたってゆく
{引用=
1. カスタネット

紫陽花の花という花がてっぺんまで匂いたち、その色目も日に
日に濃くなっていく有様を窓から見ている。雨粒がはらはらと
落ちて窓ガラスにもかかる。風があるのだ。 ....
突然放りこまれてしまった


病院の待合室にすわらされ
時計の針が無表情にすすむのを
昼メロのデジャ・ヴのようにながめる


「ママ ごめんね」
かすれた声の一言で
キミは幕開けを ....
 *
優しく風が吹く、
僕はそれを背に受けて、走り出す、
追い風を受けながら
加速して行く

風を感じなくなる迄
加速して、
風と並んだら、
風を孕んだら、

今度は一気に、
向かい風を生み出す位に ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
さよならより速く
季節が訪れたら
離ればなれになんか
ならなかったかもしれない

さよならより速く
奇跡が訪れたら
僕は君について
涙を流すことはなかったのに

さよならより速 ....
光の中を走っていたら

太陽が消え闇の中

暗闇を宛てもなく歩いてみたけれど

いつまでも続く闇の中

女はいつしか闇に慣れ

もっと痛みを、と闇の中を突き進もうとした

突き ....
噛み合うことのない歯車のように
孤独は在り続ける

カラカラと輪っかの中を駆けている
小さな身体を懸命に動かしても
輪っかは空回りするだけで

前に進むこともなく
ただ同じところを回り ....
あなたが見上げている
タクシーの水面、を過ぎていく雨のスピードに
わたしたちは削り取られている
飛び去ってゆく、見知らぬパーティー
灯に濡れたアスファルトの急流
きらきら、きらき ....
BOOKENDさんの自由詩おすすめリスト(972)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
リフレイン_ー十二歳の受難ー- 渡 ひろ ...自由詩16*08-9-3
てんごく- さだあい ...自由詩408-9-1
僕は世界に旗を掲げる- たりぽん ...自由詩9*08-9-1
わたし、ロボット- 笹子ゆら自由詩4*08-8-30
まだ、飛ぶには早すぎる- タマムシ自由詩4*08-8-28
くやしい- 猫のひた ...自由詩308-8-25
home_2- たちばな ...自由詩13*08-8-24
函_館_2- るか自由詩8*08-8-21
「はじめまして。」と言う前に- もこもこ ...自由詩6*08-8-21
接続エラー- 三奈自由詩6*08-8-21
夜河のほとり- 夜恋自由詩208-8-16
たましいがさき- わら自由詩20*08-8-14
悲しい時- 妖刀紅桜自由詩5*08-8-12
旅の途中- 長谷川智 ...自由詩7*08-8-11
先生、質問があります。- 笹子ゆら自由詩14*08-8-6
善いものに似ていた- 自由詩5+*08-8-5
紅茶色の海と晴天- 長谷川智 ...自由詩4*08-7-30
電車- 知恵自由詩208-7-19
夜に咲く花_☆- atsuchan69自由詩15+*08-7-18
心の雫- beebee自由詩19*08-7-17
こんな堤防の上をあるいている- 水町綜助自由詩1108-7-14
紅い月Ⅱ- 草野大悟自由詩208-7-7
雨だれ- mizu K自由詩12*08-7-7
ミスキャスト- 渡 ひろ ...自由詩18*08-7-7
スプリンター- 遊佐自由詩7*08-7-3
潮騒が撃つ- Rin.自由詩36*08-7-3
さよならより速く- ゆうと自由詩2*08-6-29
痛み- 知恵自由詩408-6-27
「ハムスターと僕と」- ベンジャ ...自由詩7*08-6-27
雨のスピード- A道化自由詩408-6-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33