すべてのおすすめ
 時計の針がなくて困っていた
 数字が並んでいた過去を溶かして
 花咲いた空洞の黒蜜に
 楽しみにしていたパイと
 ビスケットで調和を取った
 残りあと数秒ということ
 それが ....
〔3月の風〕
風上に向い口を開ける
口の中を短い鼓動で回流する風は
粘膜を乾かすことをやめようとしない

〔幼少の頃、〕
「この子は他の子より唾液が多いみたいで」
母は決まっ ....
覚悟が
さざめく朝陽のまえの胸のシメツケから
僕の喉元に
つきあげている

愛している

コンビニの尽きること無い、
子供の頃には
なかった
変な灯り

愛している

歩く ....
 1
さすらう蜂の麦酒は
回転する樹の実三つの罪状
シガーで字がA!
反転する自慰-ラビのティースプーン
重力の降ルート10のsin緑の草の芯が
Re:した肺臓に夢魔を結わう
Uは兎を匿 ....
 少しだけのしあわせなら正解です
 屋上の端っこで見上げる夜空の月は
 名もなき白い花の花弁がめくれるほど
 唐突にこわいのです
 こわさの延長線上にすでに伏せ字になって
 しま ....
丸眼の天套が見守る6角形サーカスの宙還り
PaxSaxSarax!と逸れた矢は夜を引き連れていった
三千世界のセーターの燃焼 老いる春リッター
転倒したテントにパントな陽の雨 夢魔忌む
白昼に ....
1.プシュウ

プシュウと言った
聞き間違いではない
意味などわからないが
それは妻の口癖だったし
最近では
それしか口にしないほどだったから
それ自体は不思議でなかった
ただ目の色 ....
入廷
そして入廷
裁判官は右側のすべり台から降りてくる
大勢の人に傍聴券はなく
代用される馬券
代用される切符
代用される答案用紙
狭苦しい通路と
ひとつしかない出入り口を押し広げ
 ....
世界を
世界がひとの
近所に評判の
ボランティアの父

殺害の想いが
わたし
あふれながら
愛してるって
闇の山でうめき

大切な感じの
冬に凍えたうわ言を
父に
ぶつける ....
残念でした。もう少しだったんですけどね。ほら、あなたの回答にはひどくムラがあるのです」

市役所が募集した屠殺係の試験に落ちた
受験者はどれくらいいるだろう
市民グランドに学校机が6つ
その ....
陽光が煙のようだ。蛙がポストが風見鶏がプッシュ・ホンが。
日中の光はブラジル人のバケツに安穏と溜まった。

その度めくれ上がるカーテンにイとハの印を押して回った。

刈られぬ雑草はようやく郵 ....
 俺には何もわからない。
 水道の蛇口をひねる。おまえの体液が心地いい。
 ずっとたゆたっていたい。
 かるく海の匂いがするそこに、ずっといたい。
 ずっといたい。
 傾 ....
尖天を支えるナンテンに散る
赤い実は 10 の転入生が
天の乳霧を流す星と肢て
尖天の斜面に貼付けて1-9
と、10の転入生が遠くの下弦で
蒸発した!ただちに外科医を!
列席した幼子諸氏の ....
万象に放たれた天使、に放たれたロープfrom点seaの二枚貝
五回天使ら賛美歌を唇に、祝辞を首に巻きつK短調
長足を遺しep棲む天圃より点seaに向かって吊り上げられ
ている万象天使群の頭上から ....
いくたびの
こうやにつれられ
さいはての
まちかどで
われわれの
おにくをうって
たべましょう

ピーター人がやってきます
おれおれ
おにく くださいよ
ターバンの巻き方がちがい ....
 (その完成は世界の終わり、三度)

星をイル事3℃のポールに砂嵐のローブ
重なる円盤貫く鉄柱は予言の的中に微睡むhope
×3 重い円盤は下、軽いのは上 ウェイ?
はためく万象旗に彫塑の紫 ....
 
 聖地の方角へ向けて祈る
 巡礼者のような面持ちで
 私は此処に立っていた
 星たちの第五待合室


 そこにある伝言板に
 私が一行書き加えると
 誰かが四行詩で返信する
  ....
精神病院と刑務所

どっちが住みやすいか
どっかの哲学者は考えどちらも似たような
もんだ

考えたらしいが
精神病院にはなぜか
卓球台がある
将棋を首吊りかけたおじさんがやってる
 ....
わたしは言っているとき、そのものが悲しい。二回繰り返すことで否定する。思うときはそれが違う。繰り返すときはそれ以外のものではない。

(つくえつくえ「つくえ」)
 つくえ つくえ「つくえつくえ」 ....
僕の魂は
半分焼け焦げている

弟は半分でも大丈夫
と云った
なつかしい声がした


腎臓だって、ひとつだけでもいけるし、片まひの人の介護したけど街までいけたしね

僕は少し冗談を ....
美味しい美味しいブブンヤキソバを君は作っている
キッチンは甲状腺のような白い匂いに包まれ
外の方はきっともっと広い世界が連綿と続き
幾多の人々が美味しい美味しいゼンブヤキソバを
美 ....
冬の病院の
日曜日には車の少ない駐車場の
荒々しいアスファルトの
理由も何もない黒いところに
石灰を撒き散らす
何処から引用した余白なのか
誰も見透かさないからこそ
安心して引用 ....
 わたしはシャッターの降りた酒屋の前で人を待っていた。夜だ。幸いにしてベンチはあったが、なければ凍り付いていたかも知れない。木で出来たベンチは冷たく、しかし体温は冷たくなく、わたしはすぐに暖かくなるだ .... 14歳の冬
生理が1ヶ月近く
止まらなかったことがあった
わたしは学校で倒れ
保健室に運ばれた
どうしたのと先生に
やさしく聞かれても
上手く話せない
自分でもわからない
母親に病院 ....
朝には
テーブルの余白から
夜に吐いたお伽噺は消えていて
お伽噺の糧として要した液体の缶や瓶は
テーブルの余白にて
死に惚けた口腔のような
得体の知れない黒い空虚に成り果てて ....
                  「メリーゴーラウンド」 15

  ぼくは

散髪屋さんなんて行きたくない
って拒絶していた自分がおかしい
喉にタオルを巻こうとして
気管切開のカ ....
りんごの花咲くゆうべのこと。

蛇は指環をくれた。
言葉の代わりに指環をくれた。

指環をはめると、
ぐじゅぐじゅといやな音がした。

左手は灰色に変色し、
潰瘍だらけになり、
皮 ....
沢山の肌があって、沢山の息があって
電車の水疱まみれの窓硝子は、耐え切れず、つつ、と、壊れた
そしてまた、つつ、と、何度でも壊れた
沢山の肌があって、沢山の息があった
私わかってい ....
1:連詩 六咲×金魚

      金韻行を羅列すsickを疾駆す夜
  LOCK鎖桔梗透ける蓮肢 ケエキROCK裂き、狂
 オルゴールedな水棲inkに惹かれて疑似飼育す6time
 酔う ....
尖塔×2の教会へ続くSoLatesな二列縦隊
say!同音異義語と聖堂での大合唱!3bee
花から運ぶ蜜で球薬聖書に白紙の聖歌を貼
り付けテイルと神託はお話しの尻尾の文字
尖塔間に見当違いなビ ....
鏡文字さんの自由詩おすすめリスト(442)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
数秒- カンチェ ...自由詩304-12-7
風だった- たもつ自由詩1804-12-6
まったなしに流れて朝- 石川和広自由詩4*04-12-5
サルビア- 六崎杏介自由詩204-12-4
- カンチェ ...自由詩804-12-3
狂歩2- 六崎杏介自由詩1*04-12-3
プシュウ- 佐々宝砂自由詩304-12-2
黄色い貴婦人- 黒川排除 ...自由詩304-12-1
いにしえの笑み- 石川和広自由詩1*04-12-1
屠殺係大募集- 初代ドリ ...自由詩21*04-11-29
事故- 黒川排除 ...自由詩104-11-28
責任逃れの太陽- カンチェ ...自由詩504-11-25
shortFilm- 六崎杏介自由詩1*04-11-25
球体-2x- 六崎杏介自由詩1*04-11-25
- 山内緋呂 ...自由詩504-11-24
円錐3- 六崎杏介自由詩1*04-11-24
待合室にて_(2004.11.22)- 和泉 輪自由詩1804-11-23
怪鳥哲学ならず割れ- 石川和広自由詩3*04-11-23
わたしは不特定多数(です)- 黒川排除 ...自由詩304-11-23
半身- 石川和広自由詩2*04-11-22
ブブンヤキソバ- たもつ自由詩1104-11-20
余白の引用- A道化自由詩704-11-19
スチール- 黒川排除 ...自由詩204-11-16
子宮の大きさ- チアーヌ自由詩5104-11-15
テーブルクロス- A道化自由詩504-11-14
ぼくは- アンテ自由詩504-11-14
誘惑以前- 佐々宝砂自由詩304-11-13
重々しい諦め- A道化自由詩804-11-12
金魚2編- 六崎杏介自由詩204-11-12
球体-4- 六崎杏介自由詩2*04-11-12

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