僕はなにをするだろう

大きな自然のなかで


いまの悩みをすべてちいさくして

僕はなにをするだろう。


愛したい 愛されたい
抱きしめたい 抱きしめられたい
生きたい  ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる

どうやら使えそうだな

アルミパイプの椅子まで組み立て ....
子供の頃のように
過去も未来も関係なく
無邪気に笑う事ができたなら



きっと君に
好きだって
伝える事ができたのに



君の桜色のその泪
はらはらと散る前に
七色の虹

雨上がり
ふうわり浮いて

ここまでおいで
って言っている


追い掛けるけど
触れなかった


七色の虹
全部合わせると光になるって聞いたから


クレヨンで光を作ろうか
白い画用紙の上 ....
いのちが灯る
こころが発する
ありがと
ありがとう

かれていっても
そこにあった
事実

見送るわたし
走るきみ
(または逆)
ことばよりもっと
かたりかけるもの
色も感 ....
穏やかな日々というものがある

一日一日に
棘があり沼地があるのは
ほんとうは知っている
ひとびとは
うまく避けながら果実を探して
今日の美食を味わう

それでも僕は
虹の掛か ....
眠りから覚めた繰り返される生き物のなだらかな営みの音を聞く

流される眼差しの辿り着くその先にぽつりぽつりと滴る雨だれが
森の入口から順番に整列する椎や楢 栗 椚に少しずつ吸収される
 ....
その涙
その歯ぎしり
その震え
向かうはいずこ

こいつを逮捕しろ

箱の中に移るひとかげ
お偉い人が指さすものの
指の一本で
そこは黒に
焼けてきたお肉を器用に裏返してくれる
横の物を縦にもしない性格だと思っていたのに
どうやらそうでも無さそうで

アルコールの度数は低いからと
ビールの飲めない私に勧めてくれた
甘くてとろり ....
ひとひら
  ふたひら


黒い水辺の
むこう岸


藍色の闇に
ふわりと浮かぶ


燈籠のような
花明かり


ひとひら
  ふたひら


うろこのような
 ....
首を落とした鶏が暴れるのは
別に不思議なことじゃないのに
暖炉が静寂を守っているのは
追いかけられない影があるからだ

その向こうの向こう側にある曲がり角を
右に折れてすぐの
鉄骨だけ組 ....
六月の空から降りしきる 
無数の梅雨のうたごえに 
色づいてゆく青の紫陽花 



  八月の日照りに 
  干乾びた姿晒す 
  {ルビ木乃伊=みいら}の紫陽花 



「生 ....
疎まれた鳥が飛ぶ。


三月。
ランゲンハーゲン。

いまさらどうにもなりはしないのに。


疎まれた鳥が飛ぶ。
横傾しながら。


冷気に翼を浸し、
思いつくままにかたち ....
からすは桜の枝に留まらない

花が落ちてくる
花びらではなく

雀たちが花を切り取り
蜜を吸い落としている
くるくると
くるくると

花は 回り 回る
 幾つも  幾つも

 ....
ねえ君は
どうしてそんなに喋り続けるんだい

何かから逃れるかのように
何かを一時でも忘れたいかのように

その身体を
いま/ここに繋ぎ止めるために喋り続ける

軽くなる言葉

 ....
耳をふさぐと
潮騒が聞こえる

その向こうから
誰かの悲しい
声が聞こえる

耳をふさいでいた
掌をあわせて
真実に触れてみる

変わらないことと
変わることは ....
あなたはいま、幸せですか?

君の単純な問いかけに
イエスともノーとも言えなかった僕は
不断桜の幹に身体をあずけ
枝先の小さな葉を気にしていた

こいつも光合成してるんだなあ
陽ざ ....
打ち寄せる波が
群青色の夜に輝く頃
誰かが届けた二枚貝


時を刻み

異国の景色を

映し出す
シャチのショーを見ました。ショーが始まる前、久しぶりに会ったオスカーが水槽のヘリに寄って来て、私の顔をまじまじと見ています。「おまえ、もう海に帰りたいのね?」と話しかけてみたら、オスカーが頷いたように .... 桜 咲く
華やかに 仄かに
震え出る 花 花
たおやかな 季節に

あの桜並木の六本目
防水シートに包まれた 嬰児
古木の幹色のような ピストル眠る

言葉は実弾 黄金色に輝く
命 ....
はじめまして うさぎ
大きなうさぎ
隠れ家のうたげまで
丸いしっぽを振ってさ
顔と変わらないでかさのヘッドフォンなんかが
かつて愛を共に真似た
Northって名まえのしろくまに似ている
 ....
ふれるめがねが社会を科学
  まるでおっきな象さんみたい

腹ばいになって日々開拓
  土を分けても退屈ばかり



くらげ踊る海の中で話したい
  そしたら心は今夜旅に出る ....
魚を丸ごと
皮も内臓もぜんぶ食べた
それは
ゆうべのことだ


目覚めると
私の骨が泳いでいる


なんたるこった
私を食べてしまったのは私だろうか


どこをどうやって
 ....
                080328



グライダーのように
空中ブランコのように
限りある人生を
ぶらぶらふらふらしていると
フラスコの悪魔に喰われてしまいます

化学 ....
古の国際マンガミュージアム

紙芝居師の拍子木が鳴る
背もたれが
椅子を飲み込んでいく
水槽の言葉で人は話す

たとえ古くても
あなたが好きだ
いつも日なたに
消えてなくならないから

またひとつ閉めらる
ガラスの窓がある
そして代 ....
人んちの猫を
眺めるのはいいな

溜息で吹き飛ぶ薄給だというのに
ある日袋がずっしり重くて
慌ただしくぶちまけて
猫がキョトンと転がったら
がっかりしてもいいな

孤独という状態を
 ....
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む

そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる

ひとの弱 ....
ピアノ伴奏のある

昔の洋楽を聴きながら

朝の街道をドライブする

ニッポンのビジネスマン

街路樹の子宮のなかをゆく


きょうもハードな商談がいくつかある

じぶんたち ....
庭に咲く
一輪の
紅い花

見ていると
笑っている
ようだ
人の優しい
笑顔のようだ

誇らしく
きれいに
咲いている

紅い花を
誰かの部屋の
片隅に
そっと
飾 ....
calehaさんのおすすめリスト(497)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宿り木に腰掛けて- 短角牛自由詩208-4-6
気の早いひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*08-4-5
桜散る- Honesty自由詩6*08-4-5
- 舞狐携帯写真+ ...6*08-4-5
り、ぼーん- 唐草フウ自由詩6*08-4-4
陽光- 乱太郎自由詩26*08-4-3
あーかいぶ- 川口 掌自由詩5*08-4-2
狭く_細く_尖り- FUBAR自由詩7*08-4-2
まっこりなひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-4-1
夜桜- 渡 ひろ ...自由詩20*08-3-31
鳥居- 士狼(銀)自由詩5*08-3-31
硝子の紫陽花_- 服部 剛自由詩408-3-31
創書日和【鳥】_凶鳥- 大村 浩 ...自由詩8*08-3-31
雀たちの期間限定- よしおか ...自由詩4*08-3-31
かるいからだ- kauz ...自由詩8+*08-3-31
潮騒- 小川 葉自由詩3*08-3-31
leaf-Rain- Rin K自由詩24*08-3-30
異国の貝- こゆり自由詩10*08-3-30
海辺の町にて- 西日 茜散文(批評 ...5+*08-3-29
桜花とピストル- アハウ自由詩3*08-3-29
うさぎ- たちばな ...自由詩11*08-3-28
くらげ眠るまで- 日月自由詩1*08-3-28
しおざい- yo-yo自由詩15*08-3-28
春のブランコ- あおば自由詩14*08-3-28
平安ブルー_22- 北大路京 ...短歌2*08-3-27
古事記- たもつ自由詩1208-3-27
T字路- 佐々木妖 ...自由詩28*08-3-27
騙されるひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-3-26
ニッポンのビジネスマン- 吉岡ペペ ...自由詩708-3-25
紅い花- 妖刀紅桜自由詩10*08-3-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17