太陽が熱いとカミュの異邦人読んでニヤつくもうひとりの僕


古本屋カフカの森に迷い込みレジのあなたを見れば毒虫


アンデルセンマッチを擦って飛び移る絵本に踊る炎の人魚


スウィフ ....
不条理と言ふには俺の若すぎて 八月の雨、雨具に染みる

ボサノバの流るる街区後にして いしだたみ踏むはやはらかき夜ぞ
真夜中の高速道路に背をむけて 密やかになく窓辺の {ルビ椋鳥=むくどり}  



晴天は、たくさん好きな人がいて、その人が死ぬと大声で泣く。




抜歯したあとでミスドの店員と腑抜けな笑顔を見せ合っている




関われる話題がないのでROM ....
試みて 小さな揺れる 白く塗れた あなたの唇に 触れてああ、あ 飛行船はるか下方に点となり僕らふたりは帰れないまま


「ふらわぁ」と君がひとこと呟けば辺り一面芽吹きだす花


明け方に鏡の部屋に迷い込み乱れ咲いてるきみの朝顔


花園で追いかけ ....
読みかけの詩集を逆さまにすると
文字の列たちは
不ぞろいのビルディングになりました
そして
下のほうにあった余白は
広い空に
しばらくその様子に見とれていましたが
何かが足りない気が ....
ハエの手のこする音が聞こえるぐらい静かな夜だった
ぼくらは見つめあっていた
なにもごまかしようのない
左右がふとそろってしまった鏡のようなぼくらだった
まばたきの一回で世界が変わってしまいそう ....
奥座敷すまし顔の風鈴を君に着ければみだれ鳴るなり ウルトラマンは公園のベンチに座っている
子供たちのいない公園でひとり
ペンキのはげたブランコへとうつった

ウルトラマンは地球防衛軍をクビになっていた
肝心なときに、いつもいなくなるのだから ....
降る雪は空から戻る天主堂

記念像花火に涙をかざりけり
週末に運ばれてくる
人参くん
牛乳くんに
ラーメンくんは
せまくて ぎゅうぎゅう
さむくて かちかち
みんな凍りつきそうだ
あいつもあの子も
たちまちあばよ

ぼくがスキマから
 ....
駅前のパチンコ屋は新装開店です CRフィーバー「穂村弘」

慎重に「穂村弘」の臍の穴狙って「弘」をまわしてください

「リーチ!」って「穂村弘」の声がしてまみ群出たらチャンス拡大!

ま ....
アメンボが連れて来た
空の暑さ 夏の魔法
白い翼で 飛び立て!
憧れの空 目指して

今 私はこわいもの知らず
若い雲に勝負をいどもう!
嵐は
少しだけ自然を叱って
少しだけ人間を叱って
雲を連れ去ってしまった

そこに残ったのは
私に残酷な色
パレットの絵の具では描けない
雲ひとつない青い空
手でたどる円は
加速すればコースアウトしそうで
気づいたら
ただそこには器があった

底は見えてる
それほど深くもないのに
真っ白で曖昧になる

もしここに
入れるものが存在しても ....
ふたつの半分につづることばは
ぎりぎりのところでするつなひきのようで

 果てのない隔たりは存在する

ふたつの半分につづることばは
ぎりぎりのところで見たゆうわくのようだ
ここにあるのは夏の地図
宝島への出航 間近!
冒険の仲間を呼び集め
飛び出そうよ
夏の国へ!!

憧れをつかまえに
雲の船に乗って
さぁ 夏 本番!!
ゆらゆら陽炎
ゆらゆら風鈴
遠くに見える あなた
だあれ?

ゆらゆら潮騒
ゆらゆら風音
もう見えない あなた
もぉ いいかい?
音符のように揺れる花は
ビロードの四面ソ歌
色と音とがマチアワセ
白い夢を真っ赤に染めて
花になれなかった
けれど似てしまった
ゆえに{ルビ永遠=とわ}をゆく
四面ソ歌
廃校の壊れた椅子に腰かけてひとり君待つ四学期かな


朝礼で神を失う君を見てはるか昔のあの地を思う


漆黒の絶縁テープ巻きつけてアルバム燃やす十月の夜


体育館裏の壁際いつまでも ....
昼が終れば
必然と夜がやってくる
誰もが眠り休む時の
とばりがおりてくる
枯れることを知らない
泉のような夢たちを
今も見つめて 明日を待っている

Good night おやすみ
 ....
泣いていたのは
誰だったろう
涙はコロコロ
微笑みにかわり
たんぽぽに
揺れている
おひさまに似た黄色に
揺れている
「ワレワレは」って言うたび君に叱られる(ひょっとしてこれチャームポイント?)

カフェラテもいいけど今日はトコロテン(甲子園が見たいって言えない)

自転車で渋谷まで一時間半かけてぼく ....
傘もささず 雨の中の少年
そうっと
傘と琥珀を手渡して微笑む

ベンチで座り続ける老人
そうっと
煙草と指輪を手渡して微笑む

そんな野郎になりてぇな
少しでも誰かが笑ってくれりゃ良 ....
つぶやくように
こみあげて
ながれて は
いかない

さからいなさい と
て をにぎりしめる

つけっぱなし の
けいこうとう 

うすい かげり

たたまれ ....
生きていくことに休みの日などない
僕たちは精一杯呼吸しながら
いつも何かを犠牲にしていく

手を翳す
その行為が
そこにある空間を削いでいく
僕たちは何も生み出してはいない
そ ....
お菓子の家は
どこにあるの。


雲ひとつ見つからない
青く平べったい空が広がった
あの日

雲だけでなく
あの人までも
見つからなくなった

心からあの人を
信じてきってい ....
こういう無駄なことに労力を捧げる人たちって素敵です。
私も参加してみようとやってみたけど、無駄でした。鬼教官。

「ジョジョの奇妙な冒険・決めポーズ教室」
http://homepage2.n ....
静かな夜にいざなわれた
私はそのまま往ってもよいと思った
いざないは何度か尋ねてきたが
気付かぬ間に帰っていった

私は空ろな骨だった
呼び合うものたちの声に気付かなんだ

今夜月明か ....
折釘さんのおすすめリスト(174)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
name- 本木はじ ...短歌4*04-8-23
八月の雨- 霧笛短歌1*04-8-22
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童話(詩)- たもつ自由詩45*04-7-28
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ぽか_ぞうこの独白- ソラノツ ...自由詩404-7-2
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台風一過- 春日野佐 ...自由詩304-6-23
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ふたつの半分- ソラノツ ...未詩・独白3*04-6-20
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ゆらゆら- 春日野佐 ...自由詩204-6-19
造花- 春日野佐 ...自由詩7*04-6-19
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たんぽぽ丘にて- 春日野佐 ...自由詩504-5-27
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