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ハエの手のこする音が聞こえるぐらい静かな夜だった
ぼくらは見つめあっていた
なにもごまかしようのない
左右がふとそろってしまった鏡のようなぼくらだった
まばたきの一回で世界が変わってしまいそう ....
ウルトラマンは公園のベンチに座っている
子供たちのいない公園でひとり
ペンキのはげたブランコへとうつった
ウルトラマンは地球防衛軍をクビになっていた
肝心なときに、いつもいなくなるのだから ....
折釘さんの辻野克己さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
20万年目の浮気
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辻野克己
自由詩
5
04-7-15
公園のウルトラマン
-
辻野克己
自由詩
6
04-7-12
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