一瞬で

車に乗りながら

だんだん消えて大きくなるセミの音も

やんやんやんに見えた

やんやんやんを止まって見るのは難しく、色んな情報が入ってくるやんやんやんは
音か 光か ....
たくさんの切り取られたハイビスカスを敷いてわたしは眠っているけれども
ハイビスカスの香りがわからないのできっと覚醒しているのでしょう
指先が何をつまんだのか
海の端、その波
泡だっ ....
蜃気楼を信じて
砂漠に打ち上げられた鯨

現実から逃げ出して
淡水の夢を見たけれど

安らぎは
もっとずっと
遠かった

求めたものと
与えられたものと

砂粒みたいに
隙 ....
隣に眠る君に内緒で
この小さな部屋の片隅を
そっと箱のようにして
宇宙から
切り取って
しまえないものかと

そのドリンクホルダー付きの特等席から
ブラックホールの絶景を望めないものか ....
ドレッシングがなくても
野菜はおいしかった

ファミレスのサラダバーから
野菜が消えたのは
失恋した女が
生で食べつくしたから

なみだの味が
このうえない調味料となり
すこしばか ....
骨だけになったさかなのように
あいつらはしんでる

疲れちゃって ねえ
なんもないの ねえ
気づいちゃったの?
わかってるの?

細胞が分裂
小刻みに震えるからだ
あたま 割れ ....
飲んだのかきみは何を飲んだのか
あれかあれを飲んだのか
このまま僕をおいていくようにあれを飲んだのか
僕しか知らないはずの肌を染めて
君はきっとあの蜜をすすった
「普通に生きていくのって思ったよりも難しいんだね」
ほんとうのまる、ほんとうの直線は、
人の手には描けないんだよ
太陽が揺らいで溶けそうになっている
輪郭線をごまかしている
 ....
誰も見えない丘の上で
声をだす
すっと、染みる


私しか居ない
きっと私しか生きてない


そう思って声を出す
芝生の緑の、その中の細胞まで届く


嗚呼きっと
私の手 ....
蜘蛛の糸に体重を預けるのは
不安のほうが少しだけ大きい
ここは薄暗くて
糸が切れる音が聞こえない
だから私は気づけない

誰かの巣を壊していること
私の腕を力無く動かす
絡み付いてきた ....
君は私の殺し方をよく心得ていて
いつもその手口で私をやるんだ
私はいつしかそれに快感を覚え始め
今ではうっとりと目を閉じて受け入れる

君がまるで半狂乱の夜には
それはたまに痛み ....
泳げ

泳げ

妨げるもの

異図も可笑しく

泳げ

泳げ。
バファリンの半分は罪悪感で出来ています。ついでに言うと、ケーキもピザも半分は罪悪感で出来ています。今ではもう、罪悪感の無いものはまれで、例えばミネラルウォーターや納豆、それでもある種の人々は、ペットボ ....       光がきれいだといいますが
      朝日が夕日がきれいだといいますが
      太陽で人は死ぬんだと思うわ
                            ....
雑草に毛が生えて
前の心臓はできた
頭を後ろにグンと反らす
自分で反らしたつもりが悪女の引っ張りであった

心臓が、前の男とセックスした
明日
50人死ぬ
あたし
 ....
なんか嫌な予感がして
目を覚ました。

ら、オッサンが枕元に正座しており。
めんどくさいけど突っ込んだら神様だって言う。

これ水木しげるの世界きたよ。
貧乏神か貧乏神だなと問い詰め ....
真っ白な切符が出てきた
何も書かれていない
小銭がなかったので一万円札を入れたのに
お釣りは出てこない

駅員さんに文句を言おうと切符を見せると
カチッとスタンプを押して
改札を通して
 ....
七月の海が三日月たべている
平和な孤独をつかんではなして


猫だけに見える景色があるという
二足歩行の失敗例です


席を立とうとしてつま先を踏んづける
また僕 また僕 また僕なん ....
ねぇきみ、今何してる

ぼくはそうだな、陽が落ちるのを横目で見てるよ

ねぇきみ、今何を考えてる

ぼくはそうだ、きみのことを考えてたかも


だってほら、ぼくのてが、きみと話し ....
なんでまた
そんな細い枝に
とまっているの

スリリングな生き方を
求めるタイプ?
使い古したような
ソファーに沈みながら
ゆっくりと
足をばたつかせる
 
水中散歩でもしようか
その、一言が
恥ずかしくて言えないまま
そっぽを向いている
 
 
君はきっと
 ....
あいが死ぬ

また

そこで

あそこで

小さな息はいて

誰にも見えないから

簡単に

あいが

しぬ


息を吸って
大声で泣いて
 ....
くちづけを おいしく味わう 恋の頂き  死んだんだってさ
 この辺りで一人の年寄りが死んだらしい
 それまで興味など無かった筈が
 急にその人の家の前を通るたびに
 死んだんだってさ
 という 主婦達の声を思い出す
 垣根 ....
もう誰も興味がねーなら 俺達にその台風貸してくれ
倒壊した三味線屋 その瓦礫の下で共鳴中

泣らそう 泣らそう ベベンベン ベベン
泣らそう 泣らそう ニャニャーン ワォーン 

その音は ....
ぺらりきゅる ぽと

めぴゃち こぬぷ
ぴょつぴひ ぺさぱけ

ぱちぱぐききり

そうだね
お前の言うとおりだよ

こんなに長く生きると
後は腹が減るだけで

一心に朝焼けの ....
良く頑張っているよね

そんなふうに
自分を褒めてみるのは
なんだか
むなしい気がする

お馬鹿さんだからなあ

そんなふうに
自分を卑下してみるのは
どうしてなんだろう
ふぅ ....
こんな夜、
一人浅い夢から目覚めて
窓外を揺れる葉擦れのざわめきに
わずかに明るむ緩やかな月光に
胸に満ちて来る何ものか
心を澄ますと潮騒の響きに似て
耐えきれなくなる 抑えきれなくなる
 ....
三半規管が爪弾かれる
静寂の
そっと指先が触れない
おだやかな震えない

涙と休符
はれぼったい目とゆうひ

またしばらく
涙は出ない

しんぞう
はい

ちょう
なみ ....
泣かない女は強いの

でもね
泣けない女は強くなんてないの

とっても弱い生き物なんだよ
とっても哀しい生き物なんだよ

だから
そっとあつかってね
優しくあつかってあげて ....
フクロネヅミさんのおすすめリスト(359)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やんやんやんは- 自由詩2*07-8-31
ハイビスカス・ドリーム/- 友里納自由詩107-8-29
創書日和「砂」__ないものねだり- 士狼(銀)自由詩17*07-8-29
プラネタリウム- アズアミ自由詩407-8-29
菜食主義- 小川 葉自由詩3*07-8-28
水葬- ゆうと自由詩10*07-8-26
あれ- 暗闇れも ...自由詩107-8-26
生活- ________自由詩5*07-8-25
柔らかに硬く。- ぴぴぷる ...自由詩207-8-21
浮遊する糸。- ぴぴぷる ...自由詩2*07-8-18
黄色い星- 快晴自由詩2*07-8-17
頬白鮫。- モチヅキ自由詩107-8-14
エルデ/地球のLD50- rabbitfighte ...自由詩607-8-13
太陽- 水在らあ ...自由詩36+07-8-11
心臓に輸血- 山内緋呂 ...未詩・独白5*07-8-6
神様が来た!- 菊池ナン ...自由詩1407-8-1
白い切符- なかがわ ...自由詩6*07-8-1
七月の海- しろいろ短歌8*07-7-30
携帯を握り締めてもうわの空- リュウセ ...自由詩307-7-30
セミ- weed & s ...携帯写真+ ...1*07-7-28
メルティ- 山中 烏 ...自由詩12*07-7-25
さよなら- shu自由詩1007-7-24
いただきます。- 結川菜青川柳807-7-23
三千円でごめんなさい- doon自由詩3*07-7-19
犬の膨らみ_猫の窪み_- サールー ...自由詩207-7-17
会話- ロカニク ...自由詩307-7-16
- 恋月 ぴ ...自由詩35*07-7-15
玻璃の海から- 石瀬琳々自由詩20*07-7-13
静寂- ふるる自由詩1007-7-7
- 優飛自由詩7*07-7-5

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