地球の影うつして

内臓の色をして

赤い月うかんでいる


みんな、幸福になりたい

そんなフォームを探している

やり方や考え方を探している

そんなものがあると信じてい ....
相承とは

そんなからだの現象だった

結ぶ印の

そんなからだはなかにいた


しずかな鳥肌が立ち

筋肉ではないなにかが

からだを膨らませた


相承とは

 ....
幼い子の背をひらくと

痩せた背骨の喉奥を渉る
薄ぼんやりとした虹が、


そして

拾うように弾き上げると
それからは早かった。


飛んでいく静かな底の
透明な成長が、
 ....
昨日の昨日の昨日の昨日
そのまた昨日
もっとも親しかった部下を
リストラにして

昨日の昨日の昨日の昨日
その日は小雨
たった一人のフリン相手に
バイバイされて

昨日の昨 ....
精神だってそうなんだから

いのちも病にかかる

見えないものだって

病にかかるに決まっている


立川駅南側の商店街が

藍色のなかだった

硬質の光を放っている

 ....
幸福の置き場所は
海のにおいのするところ
大事な言葉が生まれたところ

風がとおりすぎて
小さな駅におりると
細い道の向こうがわ
手に持った荷物の
不安定な重さが
私であることの証
 ....
切符を握った手が濡れてきたから
てのひらを上に向けて解放してやった
そうしたら切符は川になって
行き先はすっかり見えなくなっていた

川は
僕だけが感じる速度で流れ
薬指、から滝 ....
君を好きになって 嫉妬がオマケについてきた ずいぶんと、高いとこまで来てしまいました。

けれど、まだまだ続く山道。

後に引き返そうにも、辛い道です。

先へ進みましょう。

進みましょう。

何が在るか、無いか。

解らないですが。

美味 ....
当たり前の事が当たり前じゃなくなった時
頼りになるのは自分という存在。
そこに常識の入る余地は無い。

当たり前の事が当たり前じゃなくなった時
支えになるのは誰かの存在。
そこでのお金は役 ....
いつか
山の道をとぼとぼと
登ってゆく人影があった

あれは河童じゃ

そう言った父の
背中からもくもくと雲が立っていた

河童は
夏が終わると山へ帰る
そして勢子になったそうな ....
きみが眠っている間に、
きみをゆるめる。
きみは包帯に巻かれていて、
包帯はとてもきつく巻かれていて、
ぼくはいつもゆるめたくなる。
自分がきらいで、
自分 ....
 ああ、さむいな。
 「肩はちいさい虫にくわれていく。」

 .We i kudsab such for mind your sintyue.@?
さかなやさんがやさがししてる
やさしいおさしみつくるひと

やさいやさんがめさいやうたう
いざやいざなえやそのくに

ささらえおとこはきにさわる
ささゆりささやくささめごと

ささら ....
   子供は死んだ喜びを抱いて
   大人は生きた悲しむ大地に
   鳥が飛んだのはその三日後
   平安時代の山上憶良が和歌を読む
     「明日にでも助かる命ここにありあが泣いても山はく ....
ナイチンゲールの鳴く夜に
私はひとり詩を綴る
月明かりの射す窓辺で
せつなく悲しい恋の{ルビ詩=うた}を

ナイチンゲールの鳴く夜に
薔薇は色を赤く染め
残酷な結末を知らずに
今宵も甘 ....
野良犬が
片足を
引きずって歩く


 なあ、お前
 そんなに今日の
 月は重いのか


自分には感じられない
重力と引力に
足を引かれて
野良犬は
今日も
片足を
引 ....
それ以外に術を知らなくて

こうしてる

ほんとは教えてほしい

きっと 簡単なことなんだろうけど
関係ない人
一人

関係ない人
一人

ぽつぽつぽつぽつ
ぽつぽつぽつっつぐ


冗談はよせ

何事も
波風たたず
生きていこうと
行きます

冗談はよせ
 ....
夕方の終わりを見つめる

夜とはひとつの物質だ

夜とはたぶん雲のようなものだ


幼い頃を

洞窟のようなところから

覗いている



影とは雲のことだ

傍観 ....
   


虹を見せて人集めして
一山あてようと
考えて
みた

山師は鉱脈を探すのが本職だが
人件費の高い日本国では
金脈意外は採算ベースに乗りにくく
海に出て
石油探索する ....
彼女は、いつ。

彼氏を、諦めたのだろうか。

彼氏は、そんなこと気付かずに。

彼女は、新しい抱き枕を抱きしめた。

そんな彼氏は、いつ。

彼女を、忘れられるのだろうか。

 ....
空がパッと閃いて
少しあとで雷が鳴った
昨日も今日もたおれそうに暑くて
夕立でもあれば少しは何かを思い出すかしら、と思った
この邪魔なおくれ毛は刈りあげるべきじゃないかしら、と思っ ....
UFOニサラワレテミタイ
そんな事を考えながら
グジグジと鼻の脂をティッシュでふき取り
ぼんやりとした
雨に霞んだ夜の街に手を伸ばしながら
ああ、雨
なんて当たり前の見て判るような反応しか ....
タワレコの
 袋にキムチ
  詰め込んで
   何食わぬ顔で
    電車乗る
*
澄んでいく記憶の端から
水色の汽車が走り出します
ため息や欠伸といった
水によく似たものたちを
揺れる貨車に詰め込んで
透きとおる空の下
滑らかなレールの上
どこまでも
どこまで ....
雨上がりのアスファルト。

濡れた僕と世界。

温かい日差しに照らされて。

蒸発してしまうんだろう。

そのまま消えてしまえば。

空と同化して気持ち良いんじゃないかな。
オ のスベ を イジョ  たい
 レのスベ をハイ ョされ い
 レ ス テ ハ ジ さ た 
オレ スベテ ハ ジョ れたい
明け闇に稲妻
白い栞のように

風は慌ててページをめくる
朝を探している


井戸につるべは落とされて
鏡が割れるように
宝石が生まれるように
しぶきは上がる

あたたかい頬 ....
きゅっ きゅっ きゅっ きゅっ
涙腺きゅっきゅっと締め付けて
涙がほろーりほろほろこぼれてく
一口食べたらきゅっ
二口食べたらきゅっきゅっ
三口も食べたら そりゃ あなた
涙も出ますわ 催 ....
フクロネヅミさんのおすすめリスト(359)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤い月- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-19
相承- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-19
ずっと何かに埋まっている- 石田 圭 ...自由詩1807-9-19
普通の椅子- ネ々コ自由詩307-9-18
藍色のなかだった- 吉岡ペペ ...自由詩607-9-18
幸福の置き場所- 西尾自由詩707-9-17
夕立の語源- Rin K自由詩29*07-9-17
もれなく- 北大路京 ...自由詩6*07-9-15
道の途中。- 狠志携帯写真+ ...207-9-14
心臓部- 美琴自由詩307-9-14
山の季節- yo-yo自由詩5*07-9-14
「_ゆル。_」- PULL.自由詩14*07-9-13
___いくらの嘆き_resdazv_is_rtwntuy,- 紅山「そ ...自由詩107-9-13
おさしみ- 小池房枝自由詩12*07-9-12
___山の上のおくら- 紅山「そ ...自由詩107-9-12
ナイチンゲールの鳴く夜に- 未有花自由詩9*07-9-11
野良犬- 亜樹自由詩107-9-10
がむしゃらに- ユウ自由詩207-9-10
霧切りの闇を駆け抜けるおれの暴力的なサンディカリズム- アプリオ ...自由詩207-9-9
傍観者- 吉岡ペペ ...自由詩607-9-8
うどん二百円から- あおば自由詩2*07-9-8
涙だけ。- 狠志自由詩307-9-7
閃光- 久遠薫子自由詩10*07-9-7
1_g_の_マトンにかける夢- プル式自由詩3*07-9-6
ノーキムチ・ノーライフ- 快晴短歌6*07-9-4
水色について- Tsu-Yo自由詩1407-9-3
きか。- 狠志携帯写真+ ...307-9-2
オ_の_べテ__イ_ョさ__い- たけ い ...自由詩207-9-2
彼女は一冊の詩集を抱えて- ふるる自由詩26*07-9-1
催涙バナナ- 明楽自由詩1*07-8-31

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