090722



皆既食が終わると
なにもすることが無くなった(笑
散髪してから
魚屋で
鰺を2匹買う
豆腐屋でお豆腐を買い
帰宅して
鰺のフライと
 ....
目出帽 茂(めだしぼう しげる)
:今作の主人公。
県立握り込み高校一年生の男の子(?)布の塊から細長い手足が突き出しているという風貌のため社会的にアウトになりかけたが、ある日クラスメートのマユと ....
成年したてのきみは、
やっぱり煙草をすわなかった、
そのおおきなての、
骨のめだつ指のフォルムに、


{引用=白煙}

似合うとおもうんだけれどな、


{引用=で}

と ....
 

いつの日か届くと疑わなかった僕らの文明が崩壊していくのだとしたら、
今密かに繋いでいた手を解こう。
肌を寄せ合うだけで満足なら受理されない契約書を破ろう。
叡智を極めてもあの{ルビ巨= ....
私は学習塾を経営する44歳の独身男性です
先日、気心の知れた友人たちとの酒の席で
酔いに任せて自分の性癖を暴露したところ
その日以来友人たちとは連絡がとれなくなり
町内でも様々の蔑ろに遭うこと ....
責任は重大だが
昼寝
二度寝
/
/かなしい/おしらせ/です/
/あなた/を/この/あたま/から/しょうきょ/し/ます/
/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
 ....
雨の日。昨日は、曇りだったけれどそれでも瞼に十分な重たさが残っていて、それは私の目を臥しがちにするのに最適だったのです。オーディオから繊細なピアノのアルペジオ。涙腺とか汗腺とか、夏は何かと腺の緩む季節 ....  

 期待はするな、恥じる眼が行き来する、小さな火傷が少し痛いな。もう二度と会えないような気がしているのは何となくわかっていたのに、古びた喫茶店で呷る珈琲。シロップを探す僕は句読点で三分割、あ、 ....
 今まで書こう書こうと思いつつ、一向に書けない「日記(エッセイ?)」のひとつに、「 不良少年、例えばおれが右翼だった頃。 」という身も蓋もない題名のものがある。

 ....
 あたしは、たくさんの人に支えられていた。
それだけは今言えます、
Eさんの卒業証書が渡されなかったのが、ものすごく寂しかった、
たぶんEさんは、ちゃんとやっていくだろうね。

進路が決定し ....
もちろん全ての詩についての論と同じようにこれは、私にとっての詩の書き方に違いありません。全ての詩についての論と同じようにイデオロギーであることは否定できませんし、多分違う書き方もあるでしょう。

 ....
近くに住んでいる……たったそれだけの条件で、此処には全く関わりのない子供が集められる。
それが、公立小中学校、通称「文」である。(え、違う?)

地理的条件は、人間性とはほとんど関係がない。
 ....
 よい朗読は魔術。
 アンソロジーを目で読むだけでは分からないダイヤモンドのような立体感。
 よい朗読は詩人の感覚中心まで案内し、こっちの魂が揺さぶられる。

 十一月一日から二日、日本国内初 ....
一つひとつを確かめるようにして袋に詰め込んでいる。
違和感は突然その頭をもたげてくる。
目をそらすことだってできるけれど、そういう時に限って一番手に負えないのは自分だったりする。

創造し ....
 

 飛び込んでいいかい?圧死する芥虫は誰かの靴底で汚れない月を羨む。待ち焦がれるのには飽きたのだ、もう惑う時間すら残されていないなら高く飛ぶ方法を考えろ。砕けた硝子の消えてしまいそうな傷跡が残 ....
電車の中にはいろいろな人がいる。
私はよくそういう人たちを観察するのだけれど、よく目に付くのが、一昔前の格好をした人。そういう人たちは普通に乗車してきて普通に下車していく。
けれどたまに、ふと思っ ....
レンガのようなブラウンジャケットを着た老人が厳かに部屋へと入ってくる。眼鏡のレンズはトンボのようだ。頭は禿げて芋虫のようなフォルムをしている。彼が私たちの試験官だ。

「トウコウデハシケンチュウノ ....
  遠藤周作様 


 年末年始の神戸への旅を終えた今、あなたの故郷である地で過ごしたかけがえのない時間を無駄にすることの無いよう、僕は自らの弱い心にもう一度、これからの日々の決意をする ....
 初めて散文欄に投稿させていただくので、
まずは自己紹介から行きましょうか。
私はそらのとこという名前を自分で付けました。そうです、ハンドルネーム兼ペンネームであります。由来は端折ります。

 ....
ほとんど水平に近い角度で
やっとその星をとらえたことがありました
あと三日で見えなくなるという百武彗星
あれはアトランタオリンピックの年でした
宇宙にいくつも弧を描きながら
あなたの天体望遠 ....
廃校の探検隊だぼくたちは廊下がミシンと鳴るアンダンテ


イチゴにも砂糖をかけるアキちゃんが横目で見ているスターバックス


算数が誰より得意なユウくんは今日も釦を掛け違えている


 ....
十二月の近いような夕暮れも移ろおうとして、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁と言って景気よく人々に振舞われる様な頃、“ツキ”という名の男は綻びもせず転びもせずロビオーラの癖のつよい薫りを愛おしそうに嗅ぐのでし .... そしてボクはさかなになった


流線型にふちどられ
いつまで続くかわからないうねりを眺め
光の乱反射を遠くに感じながら


このまま泳げたらいいなって
明日も明後日も
ずうっとずう ....
なべの罅、天井の滲み、なにもかもに音色があるんだぜ、
昨日塩揉みしたり加熱されたりしてたお前や、これのあ
れもそれも然りだ。ぞっとするような山積みの椎茸の軸
で耳を閉じ、ろくでもない大きさの ....
 うそばなしが側にいる時はうそばなしについて書いてはいいが創作してはいけない。相手はあのうそばなしである、どんな嘘を吐かれているか解らない、潜入創作官たるものくれぐれも .... とてもしなやかに
折れ曲がる森があったので
そうではない多くの部分は昼と呼ぶことにしていた
迷い込めない、かくれられない、だからみんな怯えて
おびえるべきであって


きみが ....
 

 迎えたくない明日を拒む方法を知る由もなく、抗うように眠らない日々を愛することなど出来んのだ。昂ぶり尖った神経が針みたいになったら、悴んだ掌の毛細血管を紡いで瞼を縫い付ける。冬はいつだって僕 ....
「詩人不在証明」

不在を、証明せよ、と、書き殴られた、黒板、放課後、幾つめかの、チャイム、掃除用具入れの、造形美、誰もいない、教室の、大気。


足元から伸びる影を追いかける、ような、 ....
街の風景を愛しく想うのは
街が僕の延長であるからだろう
あらゆる物を僕は備えている
爪や血管、汚職や罰金の滞納ですら

何もかも僕に似ている
路地や神社や夕暮れの生殖器
傷跡を覆うように ....
榊 慧さんのおすすめリスト(607)
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「詩人不在証明」- rabbitfighte ...自由詩14*08-11-6
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