すべてのおすすめ
買いものしようと街までのーブラでサザエさんみたいにでかけたい。
ありがとう不快指数と呪文をとなえのーブラのまま街にでる。
ブラをした彼を見てママの寝室をのぞ ....
皮膚の下ふえる傷がいとおしくまたひとり肉を咬んで夜。
肉袋の中ひとつちいさくふるえる眼に皮を縫い付け朝。
剥き出しの肉にあなたの名と眼を付けて飼 ....
おとこらしい彼にぴったりのブラジャー選びリボンをかけてカーニバル。
おんならしくおとこらしく殻に閉じこもりつまらない交尾ばかり。
重なりあわないからだゆ ....
あてもなく書き滴ることばはいつもあなた宛てなのに届かない。
産んだ憶えもないおとこずっとおっぱいに吸いついて離れない夜。
空き家にしのび込むようにあたし ....
今まで書こう書こうと思いつつ、一向に書けない「日記(エッセイ?)」のひとつに、「 不良少年、例えばおれが右翼だった頃。 」という身も蓋もない題名のものがある。
....
うそばなしが側にいる時はうそばなしについて書いてはいいが創作してはいけない。相手はあのうそばなしである、どんな嘘を吐かれているか解らない、潜入創作官たるものくれぐれも ....
被害者としてのキーボードは加害者としての指に噛みつくので。
取れたての句点のあなに指をいれなまあたたかい意味にじみ出す。
膨らませた乳房がはじける前 ....
ことばを見つめているとそれだけで、わたしは誘拐されてしまう、こともある。誘拐は融解で、ことばの意味はどろりと解け出して、わたしの内に流れ込んでくる。眼といわず鼻といわ ....