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    車道に向かい 身を傾けた

    コンクリートの猫

    雨あがりの光を狩る
    
    壁のほうに入口を向けた
    朽ちた小さな犬小屋


    墓標のように
    玄関の脇にある
    雨ふらす空が
    大きな水に映り
    空ふらす雨が
    大きな水にふる


    おちるのは雨
    おちるのは空
    おちるのは午後

 ....
    ただひとり ここに立って
    ほしいもの じっと待って



    陽と星が見たい
    雨と晴が見たい
    星を全部つないでできる
    ただひとつ ....
おもちゃをもらってうれしい (こども)


ある朝目覚めると


おもちゃをあげてうれしい (おとな)




        Kuri, Kipple : 2005.09.15
えほん や 
ずかん や
えいが や 
うた や
いろ や しゃしん を 
かきうつすだけの
ずるい ことば は 
いりません



あたまのなかも
あたまのそ ....
 




    子供たちが
    暗い建物のなかを
    走りまわっていた


    氷の根  淡い目の宝石


    つながらないふたつのものをつなげようと
 ....
    互いの姿を見ることもない

    闇のなかのふたつのかけら

    月の光を待っている
児童画
っていうジャンルがあるのだが
児童が描いていれば
それはそうなんだけど

最近の入選作をみていると
圧倒的にはみだしていることに
今日気付いた

浮き輪にのった女の子も
畑 ....
回るものの影が
回るものに映り
たくさんの満ち欠け
たくさんの季節をつくりだす


水たまりの空を歩むもの
変わりつづけ 歩むもの
ここに在るだけの世界の上に
足跡は ....
鏡台につもる
見えない髪の毛
ふさふさとこぼれ
足指に触れる


鏡のふところにあなたはいる
鏡の声に応えるあなたと
ほころぶような微笑みと
映ることのないわたしを見 ....
「はい、親方は仕事のできる人で信頼されていました。それに奥様思いの優しい方でした」
「3日も無断欠勤なんて絶対におかしいと…。電話を入れても留守電のままなんです」
「で、家に寄ってみたんです。チャ ....
    足元に散らばる光を
    ずっと数えていた


    胸元にひろがる光を
    ずっと数えていた


    目をそらしても 目を閉じても
     ....
    空が割れて

    大きく割れて

    なんという光のむだづかい

    小さな笑みを照らしている
    目の前に浮かぶ空気の穴に

    全身を押し込むようにして消えてゆく

    たくさんの鉄の踊り子たち

    かすかにふるえるゆがみを残して
今ちょうど音が途切れたので
ここをひらいています


何かが途切れなければ
ここをひらく気にはなれません


流れのなかに異物があります
見えたり見えなかったりします ....
    線引きされた空からあふれ出て
    黒雲は地へ
    黒雲は地へ
    つながるものがなにも無いところへ

    
    おまえには何でも話せそうだ
  ....
「実験を始めます」
「単一粒子シュレーディンガーの猫を用いた非仮想実験によるひとつの現実的解決」
「長いですね」
「さっさとふたを開けろ」
「おっ、死んでます」
「死んでニャイ!」
「えっ ....
    灰色のブリキとトタンでできたふたつの長屋にはさまれた一本道

    ところどころつぶれた家から見える海には朽ちた船が散らばり

    生きたかったのに生きられな ....
ぼくらのまちにほりえもんがやってきたよ。
いろんな冒険と計算を乗せて。
勝つためにやってくるんじゃなくて利用するためにやってくる。
それをわかってて加勢するやつ。
つまらない中傷でつぶ ....
ああ?
ああ、ああ。
あー。
ああ。

あっあーっ!
あーあ。
あーあー。

あ、ああ。
ああっ?

あー。
ああ、ああ。

あーあああああああ!
あ。
ああ〜!!
 ....
「食べ過ぎじゃないの、健太」
    「座敷ぼっこって知っとるけぇ」
「パパはそろそろビール」
    「座敷ぼっこっちゅうてのぉ」
「あー、それ、みぃのなのにぃ!」
    「4人のはずな ....
白馬に行った
気圧の変化で耳痛い
トンネルをくぐったらすごい雨
またトンネルをくぐったらすごい晴れ

白馬についた
涼しい〜
湿気もないし
空気もうまい

早速ニジマスつかみどり
 ....
母は時折話して聞かせてくれた
その 夏の日のことを
まるで 昔話を物語るように
淡々と淡々と
話して聞かせてくれた



どこへ行った帰りだったかしら
小さな弟を連れて
畑の中の一 ....
 



   見えると言ったら うそになるもの
   見えないと言ったら うそになるもの


   目の前にある
   ほんとうの花を忘れて
   二人はずっと話しつづけていた
 ....
   広く浅い湖で
   互いの影を揺らしあうふたり
   幼い遊びを繰りかえすふたり



   太陽が一度も出ないまま
   午後がすぎ
   夜の蒼が来て
   ....
 
   水に映る自分を
   かきまぜてもかきまぜても
   自分にもどる
   短い季節の
   深い水底に手が届きそうな気がする日には
   凶龍よ
   おまえの翼に触れるものも
   いるかもしれない
 



二つの言葉の義眼をはずし

二つの穴にたまった雨水に

羽根が沈んでゆくのを見る
 


けだものの心に近づいてはいけない
けだものに喰われてしまうから
けだものの心を知ってはいけない
けだものになってしまうから

けだものの心は
晴れわたる心

恣(ほしいま ....
砂木さんの未詩・独白おすすめリスト(288)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(37Y・9.24)- 木立 悟未詩・独白405-9-19
ノート(35Y・12.5)- 木立 悟未詩・独白605-9-18
ノート(37Y・12.6)- 木立 悟未詩・独白805-9-17
ノート(38Y・10.5)- 木立 悟未詩・独白305-9-16
寓話_変身- クリ未詩・独白2*05-9-15
ノート(そのまま)- 木立 悟未詩・独白4*05-9-14
ノート(37Y・3.6)- 木立 悟未詩・独白505-9-14
ノート(38Y・3〜5.某日)- 木立 悟未詩・独白205-9-14
児童画の正体- umineko未詩・独白6*05-9-13
ノート(歩む)- 木立 悟未詩・独白605-9-13
ノート(鏡)- 木立 悟未詩・独白705-9-12
寓話_不可解な死_39- クリ未詩・独白3*05-9-9
ノート(38Y・11.4)- 木立 悟未詩・独白305-9-8
ノート(38Y・9.13)- 木立 悟未詩・独白305-9-6
ノート(35Y・8.23)- 木立 悟未詩・独白205-9-3
ノート(42Y.8・30)- 木立 悟未詩・独白105-8-31
独りのノート(38Y・9.18)- 木立 悟未詩・独白305-8-30
寓話_不可解な死_35- クリ未詩・独白6*05-8-28
ノート(28Y・8.31)- 木立 悟未詩・独白305-8-25
ほりえもんがやってくる- umineko未詩・独白9*05-8-23
びっくりあいうえお- ふるる未詩・独白3*05-8-9
寓話_座敷ぼっこは誰?- クリ未詩・独白2*05-8-7
白馬に行った- ふるる未詩・独白7*05-8-3
母の物語- さち未詩・独白12*05-7-27
ノート(37Y・10.26)- 木立 悟未詩・独白405-7-17
ノート(37Y.12・26)- 木立 悟未詩・独白405-7-14
ノート(35Y・12.3)- 木立 悟未詩・独白405-7-11
ノート(35Y.7・20)- 木立 悟未詩・独白205-7-11
ノート(35Y・10.25)- 木立 悟未詩・独白205-7-10
ノート(35Y・12.8)- 木立 悟未詩・独白205-7-9

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