力石の


アッパーカット


 ....
いいお天気の春
耳の中には明るい青空しか聞こえない
天使たちが散歩している
こんな日は
ルーブルへ行きたい
レンブランドと決闘しなきゃ
そう思いながら、ぼくはコンクリートの天井にかかってい ....
特に忘れることができないのは、私がこれらの作品のうちの多くを、決して冗談でなく、遺書と考えて書いたということだ。そして純粋に自分一人のために、私というただ一人の読者のために、力を尽して書いたということ .... ビニール袋がカサリカサリと音をたて
わたしの太ももに纏わりつく
金木犀が香る夕暮れ
むかしの街を思い出す

指に食い込む白い紐を
引っ張っているのは牛乳だろうか
夕空に張り付く十三夜
 ....
 
 海に流されたカワウソは、サメでも良いから会いに来てはくれないかと思います。こうして唯々諾々と漂っているよりも、サメの血肉になって他(た)の生命を生かす要因となる方が、まだしも有意義な存在ではな ....
0.はじめに

 例えば外を歩くという行為を考えてみよう。その際私は歩く場所として歩道を選択し、車道は歩かないだろう。そのとき、歩き方は「人間は歩道を歩くべきだ」という一定の社会的な規範に従ってい ....
廃園なんてない
庭はいつもそこにある

木の国
虫の国
蟻の国

幾つにも幾重にもひとつに
空のもと
風の中
ひとがいなくても
いなくなっても

おかえりという言葉が
時々 ....
鏡って動画なんだ
鏡って生中継なんだ
鏡って真実なんだ
テレビを鏡に映して見れば
真実が見えるのかな
あおいコーヒーミルが回す秋 どうか
俺が殺したネズミが
来世でミッキーマウスになれますように
ナムアミダブツ ナムアミダブツ
  
青い薔薇の花の実は何色だろう

仙石原ノーストリリアの羊たち

東雲にオリオンと冬の大三角

夕焼けが夕映えを連れてやって来た

栗、クルミ、君らの双葉は分厚かろう

ウデ ....
空晴れて町に溢れた人消える  ポストモダニズムの興隆以降の目的論の否定の論調の弊害は
実に大きなものである。宗教批判の歴史的な核心は、ここにこ
そ存するとさえいいうるかも知れない。感動、という精神的・
身体的現象は、瞬時的 ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、
六月生まれの題名たち六年分から抜粋。
もしも、お使いになりたい方は基本的にはご自由にどうぞ。
言葉たち、ここに囲い込んでいるつもりはないので、
題名として ....
コチドリが呼びに来るチチチこっちだよ

午前五時オオカナダモはまだつぼみ

新しく朝日に光る蜘蛛の糸

降交点目掛けて月が駆け下る

大気圏光学現象コンテスト

薄雲をものともせず ....
白梅やふと仙人の声がする


自然との交感を俳句に読んでみました。
ブログ
http://miya-miya.at.webry.info/201107/article_2.html
ムカデさん 昨日お部屋に やってきた 箱で掬って 逃がしてやった
ムカデさん 今日もお部屋に やってきた そんなに俺の 部屋が好きかね
ムカデさん 明日は来なくて 良いからね 女房子供を 大事にし ....
嘘しかついたことがない少年の
嘘をつく顔のまま
ずっと走り続けていた
地球がだめになって
火星も金星もだめになって
木星にようやく足跡をつけたとき
ぼくは笑っていた
光は遅すぎて話になら ....
{引用=はみだし題名だけの詩のスレッド、2005年から2009年の四月の分。
「元ネタは無数にあります。」
主には本を、長短軽重ここ七、八年、年に二百冊余読んでましたから。
書き手は自分が今まで ....
少女だった私が 紡いでいた唄は
大人になる私に 届かないで消える

全てをもう何もかも 過去にしてしまいたくて
あの頃握り締めていた 嘘を嘘に返し
踏みしめていたはずの 現実は未だ見えず
 ....
半月の間に二度の葬儀あり一人は身内一人は知り合い

葬礼の献花を貰い帰った日花瓶にはまだ先日の献花

二度の香二辺の念仏沁みたまま一張羅の喪服洗濯屋に出す

念仏も御香も花も間に合わぬ世界 ....
単純な足し算もできないのか、と言われることは多い。まぁすくなくとも
小学生のころからずっと算数は苦手だったし、ある程度克服したなと思える
現在であれ十数たす十数の計算を即決で間違えない人間に比較す ....
皆が悲しい時
感情が感情に嘘を付かせる時がある
「私は大丈夫だから」と言わせる
「そちらを先に」と言わせる
高齢者も子供も男も女も
誰もがそれが誠の嘘だと分かっていて
そして世界で一番短い ....
プゥーン
ETCゲート通過
いけない
忘れ物思い出した
帰らなきゃ
ウバメガシなぎ倒し
反対車線にシフト

流れに逆らわず
バックで走ります
ハイウェイスター
悲鳴あげるエンジン ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、
二○○四〜二○一○年の二月分から百五十前後抜粋。
多分、途中で数え間違えていなければ。}

「シュークリームのアップリケ」

「自然と歌と適者並存」
 ....
バナナ羽ばたつかせおおそらに どんよりとした空
気分が優れない
早くワイパックスを飲んで
寝てしまいたいけれど
まだ仕事中なのでそれも叶わない

無個性なビルに囲まれた
谷川のような道を
僕の乗る営業車が
押し流 ....
 以下、私の友人である故中川路良和君の処女作品集でもある『頭變木』所収の全詩篇です。
 初対面より間もないころ、人には見せたことがないのだが、と中高生時代に書き溜めた作品をなぜかひそかに読ませてくれ ....
でっきゃな海の荒波にね
ちっこな鋼鉄の船一隻放り投げるね
きゃんきゃん
きゃきゃん
女の子の鳴き声ね
犬と間違え大家さんも半狂乱のね
動物園アパートでね
よよよよヨットが5,6お出迎えか ....
僕らはもっと仮定して行動すべきだと思う。
例えばこの文章を980円の特価キーボードでものすごいローファイな音を立てながら打ち込んでいる僕がもし、もしですよ、あなたの本当のお母さんだったらどうですか? ....
ツさんのおすすめリスト(521)
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