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少女だった私が 紡いでいた唄は
大人になる私に 届かないで消える

全てをもう何もかも 過去にしてしまいたくて
あの頃握り締めていた 嘘を嘘に返し
踏みしめていたはずの 現実は未だ見えず
 ....
奇跡を起こす
魔法はなくて

過去のあらゆる
自分を恨む

泣いても唄っても
呪文にはならない


けれど
嘆くわたしは
詩を作り、また
思い出を自分の
世界に閉じ込めて
 ....
魚の眼はにこごりの眼である
滓々の溜まり水である
魚の眼はあらゆる向こう岸を
私より先に見に行ったのである

白色の食卓で対峙したそれに
容赦なく朱塗りの箸を突き刺して
ぺろりと平らげた ....
ツさんの曳舟さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春色の死- 曳舟自由詩211-4-19
魔法が消えた日- 曳舟自由詩208-6-14
眼底検査- 曳舟自由詩1107-1-29

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