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人恋し妖かし恋しカラスウリ
流れてく雲の先にも夏の空
炎天下無人の公園カンナ燃ゆ
土星環消失まっすぐ地球見てる
涼しさや蔑称幾つか引き受けて
スコールにはしゃいでる子ら ....
カタツムリ首すくめさせて白き風
虫の音の海ルルイエは秋の季語
サイドワインドする猫どこかかゆいのか
サイドワインドする猫どこがかゆいのか
セミがまだ鳴いてる秋の松林
満 ....
南南西この夏の初遠花火
風の中こちらへも来よ遠花火
風の中ビルの狭間に遠花火
風の中少し歪んで遠花火
いついつか今際の際にも遠花火
頑張って高く上がれよ遠花火
背伸 ....
コスモスがささやくコスコスサインサイン
トーラスなドーナツ揚げる霾る日
筍で円、放物線、双曲線
曲水の宴メビウスの帯締めて
死者互入生者の輪の中盆踊り
吊るし雛アルキメデスの立体で
....
あおいコーヒーミルが回す秋
青い薔薇の花の実は何色だろう
仙石原ノーストリリアの羊たち
東雲にオリオンと冬の大三角
夕焼けが夕映えを連れてやって来た
栗、クルミ、君らの双葉は分厚かろう
ウデ ....
空晴れて町に溢れた人消える
コチドリが呼びに来るチチチこっちだよ
午前五時オオカナダモはまだつぼみ
新しく朝日に光る蜘蛛の糸
降交点目掛けて月が駆け下る
大気圏光学現象コンテスト
薄雲をものともせず ....
白梅やふと仙人の声がする
自然との交感を俳句に読んでみました。
ブログ
http://miya-miya.at.webry.info/201107/article_2.html
バナナ羽ばたつかせおおそらに
秋風や中華人民共和国
蚊の腹の紅さや色の白い嫁
十一時蝉も鳴かずば詠まれまい
どれみふぁそら撃つ猟師かな
耳栓が耳掻きにつぶやく秋の穴
ノヴァジェットプラズマ爆発だらけの宇宙
太陽は実は脈動変光星
百万年前に生まれた光を浴びてる
百億年前に生まれた元素と生きてる
黒点は太陽の笑くぼ多いほどよし
リ ....
雪の白白猫の白違いたり
柿食えばガメラ飛ぶなりYoutube
朝顔や木星金星西東
朝顔や木星遥か西の空
朝顔や金星親しく明けの明星
オリオンは薄れ金星残り星
夏が去る立ち去り際にざりがにつぶやく
声高くその蜩の錬金術師
リラの ....
亀割れて路に転がる晩夏かな
蝉時雨たまねぎ小屋のポーンてなって
佐賀 白石弁
風鈴の肩に触れけり里帰り
立てば屁が座っても屁が夏の月
フラットの窓辺鮒釣りをする月明かり
磁力線リコネクションそら飛んで行け
百万年前の熱核遊戯今降る
太陽は五分周期の変光星
ニュートリノ質量あっての軽やかさ
光あれ暗闇もあれビッグバン
星間風ヘリオ坊主の天気予報
....
白玉や蔽ひに透けし日の高さ
雪ふって黒めだちたる景色かな
夕空の月白くって本閉じる
黒い石ではなく死んだ蝉でした
{ルビ蟷螂=かまきり}の貼りつく道の女かな
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