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今夜
あの曲がり角の向こうには
たくさん星が落ちていた
親切な人が手を引くから
もつれそうになる足を
必死に動かして
自転車や空き缶
硬いゴミが浮かぶ
汚れた川の隣
破れたフェンスの ....
花を
花を摘みます
何度経ても
懐かしいと思う
春先
まだ小雪がちらつく
今
柔らかい
萌黄をすり潰した指先を
ほんの少しだけ
口に入れ
ほろ苦い
顔を
思い出しまし ....
緑色の手足に
金属の目玉
アナタを愛すると薄っぺらに誓うのは
この長い
長い
舌
熱い
むしむし
むし熱い
アナタの寝顔を舐めて
溶かす
私を呼ぶ声がする
常に ....
曖昧だ
曖昧だ
あーいまーいーだ
私の位置がそもそも
曖昧って
いうの
と
喉に焼け付く
胃液の味を堪能し
駅のトイレの水を流す
涙
うずうずと流れ
あの星
美しいわ ....
わたしをのがしてください
なつのよはあつくて
そのままわたしをとろかしてしまいます
わたしをのがしてください
ならないけいたいをさしこんで
せめてみたしたいからだのいちぶ
あなたは ....