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雨だれに 頷く露草 いとをかし
君への言葉を 語るともなし
雨蛙 あちらこちらで 鳴く声は
紫陽花に咲く 花の夢々
黒すぐり ....
夕暮れに降り出した雨は
いつしかわた飴に変わっていた
本日の降水確率は夏祭りです
割り箸を持ち歩きましょう
町を歩くと
大人も子供もみんな
甘く優しい色に包まれながら
頭の上で割 ....
僕の足跡に小さな花が咲いた
靴の裏に花の種があったのだろう
その花は音もなくあっという間に散った
そうして気がつくと小さな実が成っていた
次の春が待ち遠しいものである
空は青く赤い実がきらき ....
太陽が沈み世界が透明になる頃
アルコールランプを消した
吸い出される琥珀は僕の記憶
人目を憚る様に
そっと吸い出されていく
吐き出す息は世界にあわせ
透明に消えていく
僕は酷 ....
言葉の中に
小さな石を見つけた
それはとても赤く
とても美しい色で
鳥を打ち落とした
足元にあるほこりを摘んで
ふぅっと空まで吹き飛ばした
空には大きな雲が浮かんでいて
あっという間に溶けて混ざった
背中を伸ばし
両手を伸ばし
僕は
空を飛んだ。
苺のつぶつぶいくつある
1、2、3、4、5、6、たくさん
白菜、葉脈、町模様
あの丘越えてあの町がいい
わたしはお城に住みたいの
銀色鱗の屋根瓦
町に住むのはまんまる子猫
だけれ ....
魚になって泳いでみたら
ちいさなあの子がすくってくれた
あんまり優しくするもんだから
優しくガラスにキスをした。
小鳥になってちゅんちゅんしたら
おっきなあの手で優しく抱いた
あんまり ....
線路の砂利で小人を遊ばせていたら
石のすき間から雑草がかわいらしく
風がちりり、とふくので
小人達の草原はきらきらとゆれる
あぁ、世界はもう
やわらかな
夕方に無性に悲しくなったので
人参と玉葱とジャガ芋と
それから少し高いお肉を買った
湯気で前が見えなくて良かった
テレビがひとり
笑い声をあげている
ねぇ、キャロライン
僕らは何の為に物を作っているのかな
僕らが作ったものたちは
いつか消えて
見えなくなってしまうのかな
ねぇ、キャロライン
僕らが作った物たちをいつか
次の時代 ....
雨の匂い
やわらかな思考
霞んだ記憶
眠い風景
もうじき雨が降る
遠くの山が白金に染まる
絡み合った雲との領線の
なんと美しいことか
仕事の帰り
寒くって走りだしたらさ
どこからかシチューの
少し
焦げた匂いがしてさ
暖かい部屋と
スープと
それから
それから
いろいろ
いろいろ
伸びた髪が邪魔だけど
足 ....
つくしの帽子は何色帽子
何を夢見て冬に編む
きのこの襟巻き何ガラ襟巻き
何処に繋がるその首の先
木の芽 木の又 何の殻
硬い木の皮なぜ避ける
今日は日差しの射すがまま
明日は春が来るかし ....
はらだまさるさんのプル式さんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
花歌_恋歌
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プル式
短歌
5*
07-6-23
わた飴前線
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プル式
未詩・独白
11*
07-6-14
夕暮れの輝きは短くそして美しい
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プル式
自由詩
3*
07-5-24
琥珀の月は静かに笑う
-
プル式
自由詩
6*
07-5-20
プロテナリア
-
プル式
自由詩
6*
07-5-18
木炭のある街
-
プル式
自由詩
6*
07-4-11
あのこへの詩(うた)
-
プル式
自由詩
6*
07-4-10
スケッチブック
-
プル式
自由詩
15*
07-4-5
春だ!
-
プル式
自由詩
5*
07-3-14
僕はカレーを食べる
-
プル式
自由詩
6*
07-3-7
キャロライン
-
プル式
自由詩
2*
07-2-21
呼吸
-
プル式
自由詩
8*
07-2-17
シチューとパンとそれから
-
プル式
自由詩
9*
07-2-10
春の足音、雪のさよなら
-
プル式
自由詩
8*
07-1-30
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