すべてのおすすめ
まるで
白と黒だけの世界で
僕らは
どう生きていけば
いいのだろう
自問自答しながら
雪が降り積もるのを見てる
真っ白に
塗りつぶされていく
この繭の中の世界で
冬はやっぱり
おこたがいいな
みんなが自然に集まって
他愛のない話をして
ねこもこたつで
丸くなるし
真っ白な雪を
ずっと見ている
雪は
わたしの中にも
降り積もり
あのひとへの想いも鎮めてくれそうで
だから
雪の日は
カーテンを閉めるのが
惜しくて
遠い母から
チョコレートが
届いた
もう
若くはない母が
人混みの嫌いな母が
まだ
風邪だって
治りきってないのに
無理をして
女同士であげるなんて
変だけど、
お見舞いかわりにね、
と
久し ....
さよならも
すきじゃないも
ごめんねも
結局は
同じことで
柔らかなことばに包んで(くるんで)
食べてしまえばいい
きっとおなかの中ではじけて
永遠に消えない傷を残すんだろ ....
粉雪の真っ白な世界を
雨が彩っていく
枯れ草が顔を出し
屋根の色が冴え渡る
雪は雨と一緒に
流れて
このこころの
真っ白な絶望も
涙とともに
流れて
この急な坂道をあがったら
あなたがいるっていうんなら
わたしは
全力疾走で駆け上がろう
転んでも
擦りむいても
泣かない
そして
颯爽として
あなたのまえに立つんだ
も ....
膝を抱えて
太陽が昇るのを
見ている
手もふれない
恋の終わりと
今日これからに
絶望しながら
地球の裏側では
真っ暗な中
少女が泣いてるんだろう
今は泣けない
わたしの代わりに
打ちのめす
あなたの言葉聴いている
知らん顔して
咲いてる白梅
ムーミンといわれれば
確かにそうだけど
クロネコが
座ってるようにも
見えない?
あなたは笑って
あたたかいうちに
召し上がれ、と
砂糖を差し出した
では
頂きます
形
壊れないように
そっと ....
あなたは
そんなもの
ないって笑ったけど
ほら
あったでしょ
なないろのばら
悲しみのいろ
憎しみのいろ
そんないろしか
思いつかない
自分がきらい
そう言ったら
ほら
これは
喜びのいろ
....
ここのライターは
鎖に繋がれている
誰も持っていかないように
そして
誰もよそで火をつけないように
そういえば
ハートに火をつけて、
って曲が
あったな
確か
放火 ....
クッキーの詰め合わせみたいに
色とりどりの
ステキな気持ちだけ
味わえたらいいのにな
批評祭開催、というのを読んで
「いいな、」と思った。
でも自分には知識も理論もない。
語るべき言葉を持たない。
第一批評したいものがない。
辞書によると
「「批評」は良い点も悪い点 ....
枯れ木が
寒空を
支えている
この曇り空が
落ちてこないように
このセカイが
水浸しにならないように
枯れ木が
寒空を
もっと
ぎゅっと
挟まなくちゃね
アナタとワタシ
あ 痛って
いうくらい
もっと
ぎゅっと
いつか
この瞬間を
忘れてしまうかもしれない
レースのカーテン
夕暮れの曇り空
ふたりで聴いてる
スローバラード
救いようのない
暗いニュース
置いてきた夢
忘れてしまった欲望
流されたり
抗ったりして
でも
僕らの青い世界も
まだまだ
真っ白だと
信じたい
朝
目を覚まして
妖精のなみだ
見つけた
しん、と
凍って
夢で流した
わたしのなみだが
ここに
寒い寒い
冬の朝
木のなみだが
凍ってて
それに比べたら
あたしのなみだは
あたたかくて
汚い
ボクにとって
いちばん愛しいのは
キミだけど
キミにとって
いちばんなのは
ボクじゃなかったんだ
ときどき
コンビニでおにぎりを買っては
思ってた
おかあさんのおむすび
食べたいな、って。
久しぶりの外泊で
おかあさんのおむすびを食べた
それは
ほんのりあたたかくて
....
美味しそう
でも
偽物なの
あなたの気持ちも
そんなものかな
母に貰った十字架
久しぶりに
つけてみようか
誰もが信者であるわけでもないけど
背負わされた十字架
身につけてる
でも
明日へとcrossするかも
しれないのだから
北風吹き荒ぶ
真冬のさなか
小さく可憐に咲く
色とりどりのバラ
あまりにも
眩しくて
あまりにも
輝いてて
切り取って
ごめんね
でも
ずっと見ていたかった ....
このまま
情熱の波に
乗って
それとも
あなたに会いたい
深い深い
紫色の夢
あなたは
夢にさえ
出てこない
ねえ
もうちょっと
ゆっくり
もうちょっと
待って
あの雲は
あなたとわたしみたい
この先
止まれ、
の
境界線を
少しでも
近づけて
いけるように
ゆっくり
ゆっくり
若草いろが
大地を覆う
もうすぐ春
待つ春の
やわらかな命の上を
そろりそろりと歩く
とてつもない不安
根拠なき恐怖
底なしの悲しみ
精神病棟の閉鎖部屋にいても
あたしを支えてくれたのは
音楽だった
縋りついて
それこそ命綱
なければ死んでいただろう
....
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