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そよ風が揺れる
新緑の公園
きらめいて
サッカーに興じる
少年たち
ヘイ!こっち!
ナイス!今の
ヘディングしたんだよ!
そよ風が揺れて
きらめいて
藤棚のベンチに ....
ただ
春風のなか
悲しい言葉だけが
過ぎゆく
夕暮れの風は
ひんやりと
こころを冷たくする
春
この
哀しき季節
梅が咲いたことも
桃が咲いたことも
桜が咲いたことさえ皆が忘れ
春が
例え
泣こうとしようとも
今
春は
一枚の絵
雨にかすむ
はなみずき
だんだん
あたりも暗くなって
今なら
泣ける
気がするの
それは
川面に映る
夜桜のような
儚い恋だった
瞼裏に残る
桜を
胸にやきつけて
夜桜、
もうすぐ散る
さくら 咲いて
遥か山の頂には
あんなに
雪が
残ってるというのに
さくら 咲いて
胸には
こんなに
悲しみが
残ってるというのに
さくら 咲いて
雲の上で
誰か泣いている
その
降り注ぐ雨の下
泣いている人もいるだろう
雲の上で
誰か泣いている
誰にも気づかれることなく
誰にもなぐさめられることなく
窓の外を
旅人が通った
新しい風が
吹いたから
わたしは
窓のなか
憧れと
少しの妬みで
彼を
見送る
さまよい続ける
旅人は
どこか颯爽として
窓の ....
この空を
あなたにあげる
だから
最後に
ぎゅっと
してね
それから
お互い
忘れっこしようよ
それは春だったから
わたしは
疑うことを
知らずに
透明な水に
ゆるり、と入って
冷たい水のなか
人魚を探した
水中から
見上げる空は
鱗粉がきらきら光って
わた ....
その雷は
曇天を引き裂き
暴風雨を引き連れて
街は
次の雷を
静かに待っている
悲しみ
悲鳴を伴って
わたしは
それがくるのを
あきらめて待っている
こんな
青空の下でも
泣いているひとが
たくさん
いるんだろう
白い雲が
空を支えたとしても
支えようもなく
孤独に苛まれるひとが
きっと
たくさんいる
開かない窓
患者たちの
絶望や
やるせなさ
狂おしいまで
窓を全開にしたい
でも
10cmしか開かない窓
もうすぐ
さよなら
時々
無性に
ラーメンが食べたくなる
蛍光灯を映して
きらきら光る油
立ち昇る湯気
スープを引き連れて
手繰り寄せられる麺
あぁ
ラーメンが食べたい
カウ・ボーイがあたしに言った
「忘れ物だよ」
あたしは
忘れたんじゃない
わざと置いていったのだ
もう
いらないから
「よかったら
あげ ....
雨の音と
エアコンの音が
重なりあう
夢の汀
目を閉じると
海が見える
砕け散る
水晶の波
泡立った
真珠の泡
深い深い
青に吸いこまれて
夢か
現か
深い夜の
反対側では
きっと
誰 ....
俯いて歩くのも
悪くないよ
ほら、
ハートの石、
見つけた。
永遠に議論になりそうで深刻な問題、
「卵かけごはんに何を入れるか?」
・揉み海苔は絶対外せない
・ちりめんじゃこを入れたい
・しょうゆのみ!
・味の素、入れていい?
・鰹節がなきゃ
....
ひとりでも
淋しくないよ
だって
素敵な
カレシを待ってるの
とりあえずは
こんな風に
生きてみようかな
雪から
顔を出す
白いたんぽぽのよに
あたしは
どこにでも
行ける
背中に
羽根だってついてる
足りないのは
あと一歩の勇気だけよ
空が
開いた
梯子が降りて
天使たちが
行き交う
その梯子
少しだけ
昇らせて欲しいの
会いたいひとが
いるから
花束持って
訪ねたいの
空が開いた
....
あたしの気持ち
もういらないから
全部あげる
甘いか
苦いか
わかんないけど
もういらないから
あたしは
新しい世界に
旅立つ
あたしの気持ちあげる
もういらないから
見上げれば
青い空
白い雲
飛行機が白い軌跡を残して
バトミントンなんかしちゃったりして
出来すぎた木曜日
よく晴れた木曜日
ちょっとはずかしくて
でも
こん ....
待ち望んだ
朝がきた
何回泣いても
何回夢みても
夜が
また来るのなら
いっそ
朝に
おはようって
待ち望んだ
朝なのだから
開けるまでが
どきどきして
なかなか
開けられないの
えいって
気合いを
込めなきゃね
贈ってくれたひとの
気持ちが飛び出すから
ありがと
ありがと
何かあったの?
そんなこと
忘れて
笑って…
笑お!
冷たく
凍えたこころが
だんだん
とけてゆく
雪を割る
新芽のように
あたたかい気持ちが
芽生えて
なんだかんだ
言ってみても
誰かのこころに
足跡
刻みたいだけなの
深く
深く
すれ違う キミにあげれぬ チョコレート
冷蔵庫の中 ひとり冷えつつ
チョコレート ほろ苦き想い 抱きつつ
戻れぬ想いで 自分の口にす
あたたかな あなたの笑顔で ....
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