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チョコレート
どれにしようかな
って
贅沢な悩み
未来も
どれにしようかな
って
選べれば
それは
とても素敵な
贅沢な悩み
お願い
わたしを
あきらめないでね
わたしがどんなに
悪いことしても
わたしがどんなに
自分を傷つけても
お願い
わたしを
あきらめないで
こわい顔しててもいいから
ときには忘れてもいい ....
朝から
さりげない
スマイル
テーブルの上に
残された
スマイル
ありがと
朝から
元気でたよ
もう
笑顔で
好きって言っても
いいのかな
堕ちてくか
あがっていくか
本人しだい
だけど
あなたを
たすけたくて
ゆっくり出来る朝には
ふたりでモーニング
白い息でも
ふたり歩いていく
しあわせな時間
待っているのは
あたたかなカフェ・オレ
お砂糖入れる?
香ばしい
トーストには
シナモンを振って
茹で ....
どんな水たまりも
空を映していて
鏡がたくさん
地面に
木々や
家や
電信柱や
飛び去る鳥たち
ときには
女子高生の
スカートのなかも
鏡は映しだして
わたし
あなたの瞳が好き
あなたの見て ....
日陰はもう
寒いね
ベンチに座って
そんなこと言いながら
ふたり
未来を喋りあった
小鳥がちゅんちゅん
邪魔したけど
冷たい微風も
ふたりを追い立てようとしたけど
....
堂々としてて
あたりまえね
だって
秋だもの
けれど
すすきは囁く
もうすぐ引退だよ、って
いちめんの
すすきの野原
冬には
枯れてしまうけど
今は主役
すすきの晴れ舞台
秋が冬に
封じ込められてる
パリンって
薄氷を割ったら
きっとまた
秋が顔を出すけど
赤いきれいな秋が
短かった秋
また来年会えるまで
コンビニで
新製品は必ずチェック
電車のなかでも
いいひといないか
必ずチェック
でも
やっぱり
あのひと以上のひとはいなくて
哀れに焼け落ちた
オートバイ
きっと
恋も
焼け落ちたら
芯だけが
残るんだろうな
どうしても
残ってしまう
残骸が
青いそらも
白い雲も
あなたも
ぜんぶ
いっぺんに
抱きしめられたなら
眩しすぎて
見えない
光
この光が
この暖かさが
わたしたちを
導いてくれるかもしれない
光を受けて
歩こう
とりあえずは
花を抱いて
あのひとに
会いに行こう
哀しみも
噴りも
喜びも
なにもかも
ぜんぶ
あのひとに
手渡そう
七色の夢を
虹色の想いを
少し震えながら
だから ....
食べかけたクッキー
呼ばれて
振り返って
そのまま
テーブルに置いて2時間
続きのクッキーは
甘い甘い味がした
あの森のむこうに
あのひとがいるなら
わたしは森を抜けて
あのひとに会いに行こう
きっと途中で出会う
たぬきやうさぎを引き連れて
バスケットにはサンドイッチ
あのひとの家に着いたら
熱々の紅茶 ....
ふたり帰り道
一緒に見たね
寒くて
息が白くて
体を寄せ合った
ほのかな暖かさ
いつか
一緒にみた夕陽
今は
ひとりで見てる
霙がふって
風の強い昼に
やっと起き上がって
窓の外を見ることができた
覚えてるのは
何ヶ所も
縫いあわされた痛みと
胃洗浄の苦しみだけ
でも
虹を見たよ
ほんの晴れ間に
くっきりと大きな虹が ....
暗闇の中
天使が羽を広げて
きらきら粉を降らせた
あのひとの上に
見えないエンジェル・ダスト
あのひとはかがやいて
わたしは追いつけなくて
そして
わたしは
路上で
売 ....
もう秋は
色づいて
一枚の葉でさえ
何色にも
わたしのきもちは
あのひと一色
あのひとのこころは
何色にわかれて
ベッドの柵は
覗けば
底が見える
こころの底は
どこに
っておもうことが
まだ忘れてない証拠。
もう忘れちゃいたいのにな。
私はあなたを
見つけられるよ
いっぱい
似たひとがいてもね
巻き戻して
巻き戻して
いつか
あの日に
還れるなら
二人乗りして
どっかいこうよ
秋風を切って
田舎の散歩道を
きっとそのまま
違う世界に行けるかもしれないね
丸い月が
見下ろすこの街を
わたしは
愛する
あのひとの
生まれ育った街だから
あのひとを探して
森の中を歩いた
暗い枝から見下ろす鳥たち
夜陰のなかで
ひそひそ囁く
動物たち
時々
ざわめく木々
あの家の中に
あのひとがいる?
月はな ....
夕と
夜とのはざま
ラベンダーの空に
すいこまれないように
ちゃんとわたしを
つかまえてて
そのコスモスは
あくまでも
白く白く
汚濁されない
透明な白さ
どんな色にも
染まらず
白いままで
凛として
強い
いかに儚げでも
月がのぼるころ
あたたかな屋根の下で
ふたりすごしたい
言葉なんて
いらないの
ただ寄り添って
手をつないで
眠るまで一緒に
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