すべてのおすすめ
ここは、天体の住む街だ

足音

いるのか

誰か

ここは、天体の住む街だ


ひとり

夜中になぜ

鳴くの

僕らは

たぶん絶対

コスモ

起き ....
桜島だ

さっきホームはすこし肌寒かったのに

動き出した電車から桜島をながめていると

ぼくはひかりの温度に右側を押されている

ぼんやりとした鈍痛を感じながら湾をながめる

あ ....
泣いてごらん

言われなくても泣いている

目薬みたいにだらだらだらと

泣き止むことも忘れてもう

鎮まれ鎮まる


ビフォーアフターの音楽ながれる

ぼくはいまから死刑に ....
溶け込むなら今のうちだから

それが精いっぱいのアウトだから

これまでの志とあとなにかと

こぼれそうなサヨナラが騒いでる

時間が未来に進んでいくなら

過去はパラレル世界を進 ....
空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風立ちぬ


天高く馬肥ゆる



をのこ生まれる


空に舎に

秋光り

ほの暗き

回廊に

風 ....
初めてってなんだろう。
わたしの父は、父を初めてしているような感じのひとだった。人生を初めて経験しているようなひとだった。
わたしだってそうだ。小学校の頃、いつもふしぎに思っていた。放課後はまいに ....
なにやってんだダイアナ

志の高さは本物なのに

おまえのその

渡り鳥のような真剣さは

安っぽくて人間的すぎた

おまえはダイアナなのに

おまえのその

志の高さは本 ....
秋空には

はぐれ雲が多い

悠々と明るい

残骸のようでもある

切られても切りつけられても

青空があるからこそはぐれ雲


約束をしてもはぐれ雲

予定を告げてもは ....
デジタルに深呼吸して

目には見えない空を

本能でちょっとのぞいたら

そう、恋をきめたら

大丈夫をふるまうんだ

逃げないで

体幹で

ゆびさきで

忍者みたい ....
月がふくらむ

まってる間に

青いまどべに

光ってばかり

雲がわれてる


かなしい足音

駅の路

つっと立って

揺れる

振り向いてよ


月が ....
負けられない

負けられない

立ち向かう

立ち向かう

めんどくさいけど

立ち向かう

それで終わる訳でもないけれど


お腹の底に貼り付いた

それは意地のよ ....
いちばん高次なものに

寄り添った

同化した

手をあわせた

ゆびさきをあわせた

スロープ

地滑り

自分の都合を消した

闇へ

光へ

感謝できない ....
秋の雲が天女の羽衣

颯爽と自由に

五色を浴びて

あなたの未来永劫だ


豊かな風が乾いている

花の薫りなどもして

喉には懐かしい甘さだ


秋の雲が天女の羽 ....
おまえのまわりをふみにじれば

おれはおまえをけがしてしまう

おまえをいさぎよくたちきれば

ひとりひかりのかなしみになる

おれはそうなれるほど強くない


くるしくてかなし ....
もう金木犀の匂いがする

どこにいるのか探している

まだ都会の星空ていどの花

写真には写らないていどの花をみつける


それがどれだけ本当でも

欲張りすぎたらダメなんだ
 ....
はがれないように思いを

必死になって押さえていた

ぺろんぺろん、ぺろんぺろん、それはもう

いつはがれてもおかしくはなかった


時はただ過ぎていく

育まれては

壊れ ....
草ぼうぼうが美しい

荒れ放題の草むらは公園だった

ベンチに座ると膝まで草に隠れる

ゴミが見当たらない

草に隠れているのだろう

遊具に涼やかな日が当たる

ぼくはそこで ....
こころが減っていく

とめられない

思い出や

今起きていることが

それを加速してやまない

こころが減っていく

しずかに減っていく


夏が終わるように

遠 ....
いくつもの川が

ひとつの海にそそぐ

ぼくたちは

いくつもの川のようなものだ

ひとつの海にそそぐのだ

そこは罪

そこは花

罪はつぐなわれる

花はかれてしま ....
入院しようが今日もいい日だ

雨の日と木曜日

檻のなかだろうが今日もいい日だ


人差し指と親指をそっとあわせる

親指をうえにむける

意識できるかぎりの力をぬく

それ ....
街の血をすって雲がひかっていた

電話をしても

電車にのっても

まるいものを意味もわからず探していた


からだのちからを抜け

悔しくても

みじめでも

焼け石に ....
アリスの部屋にはたくさん引き出しがありました

引き出しにはお菓子の家の入ってる引き出しや風邪をひいたときの気持ちが入ってるのやあじさい畑が入ってるのや牛乳瓶のどんよりした透明が入ってるのや走って ....
ひとひとりずつ風に消えてゆく

ひとひとりずつ風にかき消されてゆく

縁も運命も永遠も

風のまえでは軽い砂みたいなもんだ

韓流スターブームみたいなもんだ


ぼくらを繋ぎとめ ....
ドラえもん

おまえにスモールライト借りて

あいつらに照射したい

めっちゃくちゃちいさくしてやって

どんだけ死ぬほど歩いたって30センチの刑

そうしてやりたい


風 ....
お母さんは学生時代の友達の家に遊びにいくと必ず寝込んでしまった。
それはいつも二、三週間続いた。
そうなると私が弟の面倒をみて夕飯や朝ごはんを作るのだった。
私がそれを受け入れればお父さんとその ....
夏のばくだん

硝煙???

息がすくなくなる

かかとが上がらない

光と蒸気のなかをゆく

やがて

やがて秋のけむり

熱がほどける

うすら冷たい大気

拍 ....
あたしは女のゲイなんじゃないか

あたしは性同一障害でほんとは男で

しかもゲイなんじゃないか

そんなことをあるときハッと思って

それ以来ぼんやりそう思っている

あたしの脳が ....
秋の妖精が街道をつつんでいる

9月の雷が遠くむこうにひかっている

ぬるい風に冷たいもんがまじっている

秋の妖精が街道をつつんでいる


地球はだれのもんでもない

だれとは ....
最後の最後の陽射したち

熱暑がほどけていた

夏から秋へのちぎれ雲

それが交響曲を奏でていた


なんでもない外国を旅する

豊かな悲しみ

なんでもない時間を旅する

暖かな悲しみ

空間時間の ....
荷物をとり検疫をパスし

出口を出てバスに乗った

暗い大阪の海を見ながら西宮まで揺られた

もう誰とも話したくなかった

神様とも話したくなかった

自問自答もしたくなかった
 ....
北大路京介さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コスモ- 吉岡ペペ ...自由詩515-12-12
ひかりの温度- 吉岡ペペ ...自由詩715-12-4
目薬みたいに- 吉岡ペペ ...自由詩515-11-28
パラレル世界- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-31
風立ちぬ- 吉岡ペペ ...自由詩12+15-10-28
放課後の家族- 吉岡ペペ ...自由詩815-10-22
なにやってんだダイアナ- 吉岡ペペ ...自由詩315-10-17
はぐれ雲- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-7
だれにもできない、霊呼吸っ!- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-4
振り向いてよ- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-28
負けられない- 吉岡ペペ ...自由詩415-9-27
神々への距離- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-22
秋の雲- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-20
ひとりひかりの- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-19
金木犀- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-17
はがれそうな思い- 吉岡ペペ ...自由詩615-9-13
公園- 吉岡ペペ ...自由詩615-9-5
こころが減っていく- 吉岡ペペ ...自由詩715-9-1
Many_Rivers,_One_Ocean.- 吉岡ペペ ...自由詩915-8-24
雨の日と木曜日- 吉岡ペペ ...自由詩615-6-18
この街の説話- 吉岡ペペ ...自由詩415-6-17
アリスの引き出し- 吉岡ペペ ...自由詩515-6-6
雪だるまの唄- 吉岡ペペ ...自由詩315-1-27
ドラえもん- 吉岡ペペ ...自由詩715-1-23
帰り道- 吉岡ペペ ...自由詩1415-1-16
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩814-9-10
女のゲイ- 吉岡ペペ ...自由詩614-9-9
秋の妖精- 吉岡ペペ ...自由詩714-9-2
ちぎれ雲の交響曲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...614-8-31
生の周辺- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する