すべてのおすすめ
ひとがすべてを運んで来る

花を咲かせるいつかその日に

すべてはあとからついて来る

ひとがすべてを運んで来る


強がったり

じぶんを信じたり

トラックの助手席で

風を受けながら

おまえの ....
雲が湧く

あの水分はかつてどこでなにをしていた

洗顔の水

水溜まりの水



せせらぎ



こぼしたジュース

幸福というものもそういったものなのだ

幸福というものも

あの優しさやあた ....
どんなひかりになにを見つめていたのだろう

彼女をさいごこの世で彩ったひかりたちに

なんどもなんども

ありがとう言いながらぼくは震えている


髪の毛の生えていない頭にかぶってい ....
あなたの発見を

ぼくは言葉にできる


そうやってふたりは積み重ねてきたんだ

ぼくに言葉にしてもらえなかった発見は

これからふたりで暮らす何十年のうちに

一つ一つかならず ....
オレンジの月が

まっぷたつになって浮かんでいる

はんぶんの月が

悲しくもないのににじんでいる

だからなんだというような景色が

あらわれてはビルに隠れている


子犬 ....
孤独じゃないと感じてる

孤独じゃないと案じてる

二人でぐっすり眠りたい

月あかりだけ浴びながら

青いツラの皮うかんでる


きのうの戦争銀メダル

世界で何位なら満足 ....
浴衣で待ってて

言えなかった

散歩するため

浴衣で待ってて


愛するひととのすれ違い

こどもの肌に三角の目

暗闇には光などなかった


浴衣で待ってて

 ....
そうか痛いか胸のうち

ひとは過去で今を見る

そうかおまえか

初めて会うのは

あのときぼくは

どんな過去でおまえを

見つめていたんだろう


夏の夜の紙袋

 ....
運転席に座り冷房を浴びながら

北の空の夕焼けをしばらく見つめていた

疲れのあくびに目を濡らしながら

きょうはなんの日だったかと考えていた


北の空が夕焼けに染まっていた

ぼんやりと蒸した夏の ....
船が一隻造られるたび

進水式が行われている

時代が変われど文化が違えど

いまも世界中で

船が一隻造られるたび

進水式が行われている


三好達治の詩を思い出す

海、遠い海よ!と私は紙にした ....
広島と山口を旅した春

26年まえの薄曇りの駅

初めて泊まったビジネスホテル

飲み慣れないスーパードライ

吸い慣れたマイルドセブンライト

深夜番組見つめながら

予定などないあしたをぼんやりと ....
森を見つめていると宇宙に見えてくる

宇宙を見つめているとそれが湖に見えてくる

そして湖を見つめていると

やっぱりそれは緑の木々に見えてくる

そんなところからこの詩ははじまる
 ....
ヒッグス粒子の

その存在を

つかまえようと研究しているひとがいる

証拠とアリバイを突き合わせてゆく

その仮説は

書きはじめられたミステリー小説のようだ

動機なき殺人 ....
海岸沿いをレンタカーで走った

波しぶきが空にあがってゆくのが見える

それが雲になって風を待ちかまえている


すべての雲が

そんなメカニズムでできている訳ではない

でも二 ....
振り子が振れる

おおきく振れる

ぐわんぐわん振れる

ちから強く

太くおおきく振り子を振ることが

生きてゆく俺の活力だ


幸せなんかない

俺はきっと幸せになれ ....
そんなに長いあいだ

怒らないでください

あなたには遊びや友達がいるでしょう

でもわたしには

あなたしかいないのです


銭湯の脱衣所に

犬の十戒と題されたポスターが ....
ことしは少ないような気がする

旅の途中や旅先で

なんかあったのだろうか

それともこの国が

嫌になってしまったのだろうか


なにを感じて渡り鳥

どっちがふるさと渡り ....
飛び降りる

頭を強くうつ

あっ、死んだ

灯を終わらせた日


晴れていましたか

雨でしたか

灯を終わらせた日

影は引き継がれた

それが僕に

ながれ ....
身ひとつで悩んでいる

可憐な花が逡巡している

体の調子を整えようか

発信音、着信音

花を喜ぶ顔を見ようか

可憐な花が逡巡している

身ひとつで悩んでいる


疲 ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
予備校にはリフレッシュにとテニスコートがあった

そこで僕らはほぼ一日中ダブルスをした

コートの周りの新緑は日々その影を濃くしていった

予備校に似つかわしくない汗まみれの僕ら

6 ....
深夜のファミレスで会社批判に饒舌な若者をチラ見する

なんであいつがリーダーやねん?

そいつが文句言わんと会社続けてるから、会社もそいつにリーダーやって欲しいねん、給料もろて欲しいねん、
 ....
なんにもいらない

もうなんにもいらない

なんにもいらない


記憶にものこらなくていい

あなたが望む証が来るなら

ぼくは存在しなくてもいい


なんにもいらない

もうなんにもいらない

なん ....
母の日にクッションカバーを贈った

母とはなんだろう

産み落としたひと

育てようとしたひと

いろんな種をまくひと

必要とされて欲しいひと

おもしろいひと

そのひとつひとつを私がやっている
ツツジの花は散らずに朽ちてしまう

桜の花は朽ちるまえに散ってしまう

どちらにも言えることは

ずっと咲いている花などないということだ

それが自然の原理原則なのだ


それに逆らう生き方を

ぼく ....
井上雄彦のスマイルを見つめていると

それがぜんぶあなたの顔に見えたのです

みんな笑いたかったんだ

できれば一緒に

みんな笑いたかったんだ

できれば何処かで


老若 ....
ぼくはこれからも誤解され

ひとから見れば

損をして生きて行くだろう

でもそんな人生が気に入っているのだ


もうぼくの精神はひとりなのだから

それが選んだ道なのだから

同じようなひとのそばに ....
塩谷瞬のことなら

みんな正しいことを言えるのに

これからの日本のこととなると

そうでもなくなる


この国のデザインがしっかりしていなきゃ

産業やエネルギー、災害や人口減 ....
木よ

おまえは忍耐の結晶だ

じっと季節に身を任せていて

こんな異国に

新緑を散りばめていて


だれもいないだれもいない

こんな愛にありがとうだなんて

もっと ....
街全体がさみどりの煙のなかにあるようだった。

煙が目にしみる。

街道に木々がつらなっている。

そこには生まれたばかりの新緑が散らばっている。

この柔らかな色彩。

時間がま ....
北大路京介さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
弱い俺だから- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-8-21
幸福- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-8-17
さいごこの世で- 吉岡ペペ ...自由詩1512-8-16
あなたの発見- 吉岡ペペ ...自由詩912-8-14
はんぶんの月- 吉岡ペペ ...自由詩512-8-11
ねむれない夜- 吉岡ペペ ...自由詩1112-8-7
浴衣で待ってて- 吉岡ペペ ...自由詩712-8-4
そうか痛いか- 吉岡ペペ ...自由詩712-8-1
北の空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-7-22
進水式- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-7-22
遥か空のした- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...812-7-15
貧しき想い出- 吉岡ペペ ...自由詩1412-7-13
素粒子たちの夏- 吉岡ペペ ...自由詩1012-7-11
海からの雲- 吉岡ペペ ...自由詩1212-7-4
振り子を振る- 吉岡ペペ ...自由詩7+12-6-25
犬の十戒- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-24
ツバメ倶楽部- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-24
灯を終わらせた日- 吉岡ペペ ...自由詩312-6-21
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-12
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
浪人探偵団- 吉岡ペペ ...自由詩1012-5-28
深夜のファミレス- 吉岡ペペ ...自由詩1112-5-20
だから大丈夫- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-5-15
母の日- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-5-14
花の教え- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-5-12
スマイル- 吉岡ペペ ...自由詩812-5-11
讃歌- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-5-10
この国のデザイン- 吉岡ペペ ...自由詩712-5-6
木よ- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-2
煙が目にしみる- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-30

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