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朝だと思ったらまだ夜中だった

漫画を二冊読んだ

雑誌を一冊読んであくびをした

傍観者たちに面白おかしく噂されては

おまえの名前をとなえて心をなぐさめていた

おまえを失いた ....
深海に生きる魚族のように自ら燃えなければ何処にも光はない

大島渚自筆の会葬者たちへのメッセージがこれだ

中学生のころビートたけしが出ているということであの映画を観に行った

当時の映画 ....
出張先で倒れた

会社のひとにわりと大きな病院に運んでもらった

その間にもお客様からクレームの電話が入っていた

その処理の指示を浅い息でおこなってそこへは明日行くことにした

問題が起こることは普 ....
生きている痛みや歓び

どっちが

刹那や永遠だろう

ほんとのことってなんだろう

僕は馬鹿だから

あたまで考えたことは

信じてももらえずに

密かな証にしかしてもら ....
どこから好きが始まっていたのだろうか

好きが終わることなんてあるのだろうか

始まりもなければ終わりもない

ぼくらがどんな容姿であろうと

ぼくらが生まれようと死んでしまおうと
 ....
木のうえから

あなたが見つめるぼくが帰る

あなたのもとにぼくが帰る


あなたは若葉に頬そめて

頬に若葉の影ゆれる

あなたが見つめてくれていた


その道たどり
 ....
奇跡のひと、

とはヘレンのことではない

奇跡のひと、

とはサリバン先生のことだ

私は奇跡のひとではなかった

奇跡を起こすまえに涙ぐむ

私はふるえる者だった


ヘレンは先生に7歳になるまえ ....
青い水いろの空

公園からはみ出たさくら木

電信柱と電線が

拮抗しながら騒がしかった


世界はじっとしていない

何通りもの風景を

何通りもの異世界を

僕らはただ

奇跡のなかに浮かんで

 ....
空や大地や山河には

草木やからだやひかりには

水の記憶がやどるだろう

水は変化のたとえではない

水は異世界の存在をたとえている


変化もそう

異世界の存在をたとえ ....
こちらは大雨です、

ぼくはこころでそうしたためた

未来は今と過去の連続地点にあるのではない

今と過去と未来はパラレルワールドで

そのパラレルワールドには無限の組み合わせがある
 ....
いいなあと羨む気持ち

誰にでもあるよ

いいなあと羨む気持ち

少し淋しくもなるよ

けど気にしなくていいよ


そうなりたいだけなんだ

ぼくらはただ

そうなりたい ....
なにがほんとうか分からなくなっていた

夢のなかで見たことなのか

現実に起こっていることなのか

ぼくはおかしくなっていた

たぶん夢のなかでの出来事だった

それを現実の出来事 ....
天高く馬肥ゆる秋の日

吹かれても踏まれても

見つけたひとを喜ばす

野に咲く花のような心

今日誕生せり誕生せり


じっとしているから澄んでいるような人生など望みはしない

揺らされてもなにされ ....
白い花が二輪

口をあけて

雛鳥のようだ

世界に命を震わせながら

何一つ邪なく生きている


あなたの掌に

載っている

その形が好き

なぜって僕の鍵穴だか ....
からっぽの溝に鳥が死んでいた

学校の帰り道

それだけでしょんぼり出来た

世界は知らないうちに壊れていた

世界はこころそのものだった


誰彼かまわず挨拶していた

た ....
東の空のしたで彼女が孫と祈っている

彼女は自分のために祈ったことがない

だからぼくが代わりに祈り守ってゆく


同じ時間よ

それだけが

欲しかった

同じ空間よ

 ....
秋のひかりと血潮の影に

私のゆびさきが染まっている

雲がきれいだ

貴女のようだ

秋と私は漢字が似ている

水色の匂いだ

貴女の匂いだ

秋のひかりと血潮の影に
 ....
浮かぶ白い半月

黄昏れいろをふくんで

風たなびく青空

金木犀の香が懐かしい


バケツに水を注ぐ

その音がこの世を映している

秋の墓参り日和だ


浮かぶ白い ....
星と飛行機がすれ違う

星も飛行機もそれを知らない

星も飛行機も

勝手に切実に在るだけなのだ


見つめていたのは

遥か地上でだった

寂しかっただけだ

丁度よか ....
先が明るいから

感謝するような人生ではなく

感謝に満ちているから

先が明るいと思える人生がいい

そうしたら後悔や嫉妬や疑念

そんなものもなくなるのだろう


秋の光 ....
床に虹が映っていた

それを掌に載せてみた

手相にまで入り込んで

虹は暴れるようだった


掌に虹が映っていた


それを床に戻してみた

吹けば飛ぶような模様

虹は静かに映っていた

床に虹が ....
ねむい頭で

カーナビのテレビを見つめている

仕事のことを考えている

うまくゆくには?

そう考えている時点で

うまくいかないイメージに囚われている


だけどぼくは
 ....
人が目で情況を把握するように

犬は鼻で情況を把握するのだそうだ

でも飼われた犬は人にならって

目で情況を把握し始めるのだそうだ

私はしばらく犬になってみよう


匂いで思 ....
屋上で寝転んでいる

なま涼しい風が吹いている

こんなところなのに

どこからか虫が鳴いている


とてつもないほど風が吹き

またたく星がつくられてゆく

星はあんまり見 ....
虚無に振れるとそれはまぼろしとなり

ひととの繋がりを

ただひとつの解のように抱きしめるのだった

そんな心癖は小六の頃からで

中一、中ニ、中三と、ぼくの人生は暗かった

胸にはずっと痺れがあって ....
虫が鳴いている

秋の音させて

虫が鳴いている


遠く宇宙で星が瞬いている

遠くからだと瞬いて見えるのだ

遠く宇宙で星が瞬いている


何かが落ち着き

何かが ....
ぼくは馬鹿だった

ぼくは天才だった

感じていたのは無力さではなかった

じぶんの有害性を感じていたのだった

ひととはうまく交われなかった

それがぼくを

強くもしていた ....
のどかな黄色いひかりに

白い雲がぱっぱっぱっと

目印のように浮かんでいます

ひかりの圧が緩んでいます

ぼくは指を震わせながら

考えたことを打っています


夏が逝き ....
クーラーのよく効いた車内にいると

景色はもう秋のひかりに満ちていた

ぼくがひとに恵まれているだなんて

たぶんおまえしか言ってくれないよ


失ってはいけない誇りがある

ときどき忘れてしまいそう ....
息の吸いかたも

息の吐きかたも

忘れてしまった

私は愛しき敗残兵

顔の作りかたも

その戻しかたも

忘れてしまった


夏が逝きます

今度こそ

言葉 ....
北大路京介さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こんな孤独- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-27
戦場のメリークリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩1013-1-22
病院にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...20*13-1-21
ハッピーバースデー- 吉岡ペペ ...自由詩913-1-12
奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-8
ぼくが帰る- 吉岡ペペ ...自由詩713-1-8
奇跡のひと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-1-6
騒がしい秋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-11-20
水の記憶- 吉岡ペペ ...自由詩812-11-16
ぼくはあなたに- 吉岡ペペ ...自由詩912-11-12
いいなあ- 吉岡ペペ ...自由詩712-11-3
午前2時33分- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-23
今日誕生せり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-10-20
80歳まで- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-17
少年世界- 吉岡ペペ ...自由詩1812-10-12
彼女が孫と- 吉岡ペペ ...自由詩1212-10-10
雲がきれいだ- 吉岡ペペ ...自由詩1412-10-9
秋の日和- 吉岡ペペ ...自由詩912-10-8
星と飛行機- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-27
天高く馬肥ゆる秋- 吉岡ペペ ...自由詩1412-9-25
掌の虹- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-9-19
孤独じゃないのに- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-17
犬になってみよう- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-15
虫が鳴いている- 吉岡ペペ ...自由詩812-9-15
ずっとかなしかった- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-9-11
秋の音- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-5
だれにも心配かけたくなかった- 吉岡ペペ ...自由詩1112-9-1
八月の秋のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩912-8-28
秋のひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-25
私の愛しき敗残兵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-23

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