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中芝でふたりすわってランチした

ハムとキュウリのサンドウィッチ

彼女のつくったサンドウィッチ

すずしくてさびしい味だった

紅茶が飲みたいといったから

正門まえのパン屋さん ....
物足りないじぶんでも

そこに懸けてゆくさまに

求心力が生まれるんだ

それが人生のからくりだ


あらゆる預言はただの確率論だ


物足りないじぶんでも

そこに懸けて ....
さびしい、

さびしいとは

どういう場所からやってくるのだろう

感謝が足りないから

さびしい、

感謝にみたされていても

さびしい、

感受性の問題で

さびし ....
ぼくたちはやっと

愛について話しはじめるのだった


ここまで逃げてきたけれど

観光地のように

あたりまえのように

ここには普通の日々がながれていた


ぼくはきみ ....
よく晴れた強い風の日だった

気がつけば雪が降っていた

ライスシャワーのような雪だった


人生という森のなかで

ふたりして

夕日について考えてた


よく晴れた強い ....
運命なんて

ないようなもんだと思うわ

別れてすぐは

たがいのこと心配だけど

あたし忘れてしまえるじゃない


風が吹くから

波があるのかしら

海流と波って
 ....
冬のホームはつめたくて

なんだかかたくてもこもことしている

しろい流線型がはいってくる

アナウンスとメロディがながれる

岡山から新神戸まで、さあ、約30分だ


ぼくはからだを車内にいれる

 ....
オレンジは青で汚れている

影絵のような駅舎をすぎる

夕暮れはだれかのカルテだ


西方の空が

光ではないもので

輝いている


オレンジは青で汚れている

影絵のような駅舎をすぎる

夕暮れは ....
アリバイづくりに

ドキドキと思考している夢をみた

そんとき思ったこと

?.時間帯別行動パターンってあるよなー。なかなかウソつき通すの大変だわ。

?.?をふまえて、どうせやるんな ....
翌日は温かだった

陽だまりは

哀しみのひかりだ


冬の夜が

音を立てています

雪のあと

月や星ひかります


翌日は温かだった

陽だまりは

哀し ....
俺を忘れてくれますか

ただ息がとまるのを

待つだけの身です

吹雪も永久ではありません

黄ばんだ夕日の

いずれ餌食になるわけですから


やさしく取り囲む

偽善 ....
スノーネットワーキングサービス

雪がふるふる雪がふる

さっきより大きな白片が

歩道をねっとりと濡らす

SNSが発動している

スノーネットワーキングサービス

 ....
一見まっすぐ直線のこいつらも

血管みたいに蛇行しているんだ

日本中にはりめぐらされた鉄路

きょうもこいつがおいらの轍だ


なんて地球的なんだ!

なんて運命的なんだ!


一見まっすぐ直線のこ ....
のっぺりとした入江だった

寒風にやられながら

煙草に火をつけるがうまくいかない

生活をまえにして

異邦人の俺はカチャカチャやっていた


目的がでっかすぎると

手段が目的になってしまう

反 ....
満月のしたで

とぼとぼとメールを見やる

いま妹と一緒にいるんだ、

月を見ていると、

顕微鏡をのぞいている気がした、

そんなことが綴られていた

月以外は夜の空だった
 ....
鋭角な影を

こころに差し込む

きみを写す

痛みを押しのけて


あの光のなかに

ぼくらはいない

あの影のなかに

ぼくらはいない


鋭角な影を

こころに差し込む

きみを写す

痛みを押 ....
コンビニで子供たちが

小島よしおの話をしていた

小島よしおが好きだと

言いあって外に出ていった

それがなんともかわいらしかった


べつになんにも変わりやしない

一 ....
そんなこと思いながら

連れ立って歩いている

うきうきをちょーだい


会社のために起きるのだから

反社会的行動のブレーキは家族

若さは肉にもうないのだから


そん ....
きみと過ごして朝、家にかえる

駐車場にはうっすらと雪

子供たちがクリスマスプレゼントをあけていた


きみのこころを

コピーして

オレの胸に貼る


きみと過ごして ....
五十五年前の

六月十三日に

タイムスリップ

ぼくはそこに

命を籠めにゆくんだ


この命を使うんだ


五十五年後の

六月十三日に

タイムスリップ

 ....
ゆきつもどりつ戻り橋

雨にかすかの影うつす

きいてもらえぬ声千歳

まどうこころに戻り橋


ゆうべのけがれ

あなたの声か

からだを濡らす

あなたの声か

 ....
新幹線で夜を抜ける

街の明かりはゆっくりと

夜は星のようなところだ


見落としてもいいよ

きみにおかまいなし

生活がそこにはある


新幹線で夜を抜ける

街 ....
あしたはおれの誕生日だ

そんなもんが夜に浮いてら!

空間というものは

時間に輪切りされていて

微妙のあいだに姿を変えたりする

ひとつき前喧嘩ばかりしていた

彼女すら ....
感謝なんてきれいごと

ひとから言われたくない

いのちは永遠だなんて

おまえから言われたくない

未送信

近頃の紅葉がうつくしくないなんて

勝手なこと言わないでください ....
闇にうまれた水滴

   。

 。
      


   。


  。


音階があるならば

   。

 。
      


   。


 ....
あんな色の宝石を買ってやったよ、

連れの中国人は奥さんと違う名前を言った

おまえも買ってやれよ、

そんな金も暇もないよ、とは言わなかった

それは本心ではないと思ったからだ


蔵王山頂からカル ....
木犀が息をする

星が散らばる

中天に傾く

オリオンを探す

あっちが南か

僕は独りだ


夜はとめどなく

秋の透明な孤独を

人はとめどなく

見えない ....
線路にはひかり

ホームには

風鈴がなびいて

夏の音をたてている


春のような夏の幻視

影だけしずかに

夏をだまらせている


線路にはひかり

ホームに ....
歌うような朗読を

独白のような朗読を

破壊しなければならない

たたみかけるようなものを

積み重ねてゆくようなものを

破壊しなければならない

薄皮を剥げ

じぶん ....
雨が降る

傘をさす

そのときだけは

携帯をさわらないで

ひとりごとを

熟成させていた


接待でつかれたからだ

ぎこちないあしどりで

曳いてゆくわたした ....
北大路京介さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
1989年- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-28
人生のからくり- 吉岡ペペ ...自由詩508-2-26
さびしい- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-25
天国- 吉岡ペペ ...自由詩708-2-24
人生という森のなかで- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-17
運命なんて- 吉岡ペペ ...自由詩508-2-16
これがぼくらの- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...108-2-14
夕暮れを通りすぎる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...608-2-14
アリバイづくり- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-14
陽だまり- 吉岡ペペ ...自由詩708-2-12
王国- 吉岡ペペ ...自由詩608-2-11
SNS- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-9
きょうもこいつが- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-2-8
異邦人- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...308-2-7
満月のしたで- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-2
光影- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...308-2-2
小島よしお- 吉岡ペペ ...自由詩208-1-29
うきうきをちょーだい- 吉岡ペペ ...自由詩207-12-23
ごめんよ、愛- 吉岡ペペ ...自由詩407-12-23
そこに命を籠めにゆく- 吉岡ペペ ...自由詩107-12-21
戻り橋- 吉岡ペペ ...自由詩407-12-20
夜は星のようなところ- 吉岡ペペ ...自由詩307-12-12
誕生日、夜に浮く- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-29
とことん疲れれば- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-27
水滴- 吉岡ペペ ...自由詩707-11-16
いつかの宝石- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...307-11-3
木犀の息- 吉岡ペペ ...自由詩307-10-18
越後湯沢にて- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-28
朗読を破壊せよ- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-22
傘をひらいて- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-14

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