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荒野だと思えば

ここはそんなところだ

悲しみは哀しみに

それが営みというものだ

ひとりではないのに

ひとりに酔いしれ

それが生身であるということだ


七月の ....
おまえがまっすぐまえをむく

なみだこらえてつよいかおをしている

わかれのくるまのなかでおまえはないた

おれもはじめて

おまえにきづかいもせずにないた

さいごのひ

さ ....
尾崎豊を聴くと

すこしだけど荒れた

胸のぐぅの跡が

すこしだけど餓えた


日本語圏の

かつての少年たちに

あいつはまだ

まっすぐに吠えている


尾崎 ....
あめふれば

ひやしたクルマ

からでれば


しかいは白く

しめりました


あるけない位

あめのち白り


あめふれば

ひやしたクルマ

からでれば ....
アイツのこと好きだったのは

別れても好きだったのは

アイツがおれのこといちばんだと

そうだと思ってたからなんだ


選挙のたびに

電話をよこすようになって

もう三年 ....
湿った人なみ

地下鉄の改札

灰いろをためこんでいる

風が海流のようだ


おんなは

おんなを操縦している

おとこは

おとこをごまかすのだ


湿った人な ....
誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実の背中、その一群


ピアノ

トレモロ

おんなのからだ


誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実 ....
このまえ

車のなかでなにかを食べてて

ふっと、じぶんが生きている

ということが愛しくなった


あれはなにを食べてたのだろう

こんなふうにしていれば

思い出せるので ....
さかさまな夕日のあと

街は裏切るように

鏡の星を浮かべている

環境破壊のキーワードは

未来

それをみんなのまえで

話せる時代だから

悲しみは暇つぶし

焼 ....
死によって別れるいがい

ひとと別れるとは

公共と自我の

ぶつかりあいいがいない


別れたひとからメールがくる

手術まえの胸を

目で、指で、記憶しに来てくれ

 ....
打ちっぱなしのうえの空

油いろした月にじむ

骨のいろした光たち

ビジネスホテルの暗い壁


さてどうだろう怒鳴るだろう

うだる蒸気のむらさき色がな

でぐちいりぐち踏 ....
埃くさい

骨組みだけの

濃いひかり

会いたくなった

確かめたくなった


現実にはピンとこない

でもいつも

イメージだけを

感光紙に翻訳しなおす

 ....
夜を歩く

夜を軽く

ひとりで歩く

ふたりは軽く

外灯は真っ白

雲は虹色

月は金色

あたまは薔薇


恋人の息子を

殴る

そんなじぶんを

 ....
アキコの場合も

どんな言葉言っても

すべて受け入れて

よけいに気持ち強くなっていった

おなじものを感じます


あれっていったいなんだろうね

正しいことがどうのこう ....
みんな記憶の再現だ

サービスも

愛も

期待も

あやまちも何もかも


青く割れた

西の方角

夜が割れた


みんな記憶の再現だ

サービスも

 ....
なにをしているかって

卑怯なことをしています

傷つく準備をしています


お客さんを見送ったら

おぼろな月は三日月です

未来なしのあたしです


なにをしているかっ ....
見知らぬ駅を

見知らぬ時間に

月が夜を

青い海にしている


ひとりでは癒やせぬ

傷をかかえて

うろうろとしている


見知らぬ駅を

見知らぬ時間に
 ....
未来なしの今だから

今を生きている私です

まいにちの

ちいさな喜び

見つけることが得意です


過去の泥ぬま怖いです

こんどの手術はお断りです


未来なしの ....
あなたのすべての瞬間が

たのしいものであったらと

祈ってみてもいいですか


きのう

またとおくへ

ふたりで

べつべつに漕ぎだした


あなたのすべての瞬間が ....
幸福になりたい

そして、はっとする

幸福ってなんだ

いまは幸福じゃないのか

だれもがよく思う

そんなことを思い歩いている


夜も

涼しくはなくなった

 ....
いろんな人生のベストセレクション

そんなものを読みとばすみたいに

生きてゆけないのが感情なんだよね


化学工場の煙突からは

ちいさな火があがっていた

夜の宙空をちろちろ ....
行ったことはたぶんない

空のうえならあるかも知れない

かわいたゆたかな光

人間と同質な植物たちの陰


テキサス

テキサステキサス

英語にも

言霊なんてものが ....
ほんとうにあるのだろうか

この身ひとつでゆけるところなんて

そんなところあるのだろうか

肉や骨やで出来ているこの身ひとつだけで


おたがいの

純な気持ちの正当化が

 ....
ひとり心に住むひとを

ひとり遊びに横たえて

想いのうちは哀れです


せわしく濡れて

しんと見つめる

とがるかなたに

吐息、はじける


ひとり心に住むひとを ....
きみの胸に掌をあてる

肌をあわせて

聞こえてくるもの

体温はいつも懐かしくて

ふたりはさいごの息を吐く


たましいが

どこかの宇宙の片隅で

ふれあう。


きみの胸に掌をあてる

肌 ....
この世は

不完全なところだ

だが、不完全なものを

うつくしいと思えるこころを

ぼくらは持っている
絶滅にひんする

動物として生まれてくるとは

いったいどういう因果なのだろう

またそれを

思考する資格が僕にあるのか


深夜、酒場で

ナイトサファリ

湿気と音 ....
城のようにも

愛より孤独な

恋のようにも

異国の月は

寂寥をつのらさせる


大きなものに

支配されてる


城のようにも

愛より孤独な

恋のようにも

異国の月は

寂寥をつのらさせる
梅ちゃんに、また会いたいなあ、

そうつぶやくと

また三郎に、あの風が吹いてきた

三郎は

ふいにじぶんに吹いてくるその風を

虚無の風、と呼んでいた


風に吹かれて幾 ....
夕方のあと現れた群青に

三郎はじぶんのからだじゅうの

すべての毛穴が開ききってゆくような感覚をおぼえた

そして

宇宙にひとり

ぽつねんと浮かんでいるような気になった

 ....
北大路京介さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(431)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩807-7-12
なみだがわいてくる- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-10
尾崎豊- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-10
あめのち白り- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-9
さがしていた絵本- 吉岡ペペ ...自由詩407-7-8
地下の海流- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-7
くずれる誓い- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-7
あれはなにを- 吉岡ペペ ...自由詩407-7-5
計算機たたかれて- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-4
別れたひとから- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-1
油いろの月- 吉岡ペペ ...自由詩507-6-30
色彩の翻訳- 吉岡ペペ ...自由詩707-6-28
夜を歩く- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-25
転送- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-24
記憶の再現- 吉岡ペペ ...自由詩507-6-21
傷つく準備- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-21
青い夜- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-20
未来なし- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-20
きのうとおくに- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-17
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-14
他人が書いた詩を読むように- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-11
テキサステキサス- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-9
この身ひとつで- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-9
吐息、はじける- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-5
どこかの宇宙の片隅で- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...307-6-5
幸福- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...707-6-4
ナイトサファリ- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-2
異国の月- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...707-6-2
虚無の風- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-28
精神のカルテ- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-28

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