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陽射しはあるけれど

涼しい風が吹いていて

セミでも鳴きだしたら

夏がこんなだったらいいよなあ


こんな季節にいいことがあれば

ダブルだね

でも

なぜだろう
　.... 出会ったばかりだから

いや、

付き合いはじめたばかりだから

いや、

裸になったあとのふたりだから

つぎいつ会えるのか、六月会議をする


そいつを消費したあとは
　.... おとうさんはきっと

こうやってきょうもかいしゃで

ひとをきずつけてきたんだろうな


帰宅しておそい飯を食う

おいしいからこれあげるよ

息子がこんにゃくゼリー青りんご味を　.... もつれつゆく

音楽

単一音色の

建築物

白が叩かれ

黒が圧される


重い雨が降っている

この世の一部が

叩かれ圧されている


もつれつゆく

音楽

単一音色の

建築物

白が　.... つつじは色彩と匂いで

五月の朝をノックアウトする

ひんやりと

ひかるのは

ひんやりひかる。季節の散乱


からだを通わす

きみをめくろう


つつじは色彩と匂いで

五月の朝をノックアウトす　.... ある、

といえるものは

ない、ともいえる

ない、

といえるものは

ある、ともいえる


ある、とも

ない、とも

いえないものは

ない、ということだ　.... 会いたい

会えない

会いたくない

みっつの気持ちあるんです

会ってどうなる

会ったらああなる

ああなるのはもういやだ


セックスしなきゃ

執着もしなか　.... きみは幾千万ぼんの花畑

おいらはそこに寝転がって

ぐるぐるぐるぐるしまくって

きっと泣いちゃうんだろうな


やっと会えたよって

会えなかったより

会えたほうがよか　.... みどりを

曇り空においた公園

そのよこで

昔の女からの着信を

押していた


しゃべることは

たくさんあるはずなのに

最近のことばかり

でも、変わらない　.... きのう友達のミクシィからログインして

昔の彼女をさがしてしまった

彼女の妹の日記に書きこまれた

文字のつらなりに

きっとじぶんをさがしていた


出張がえりの

車窓　.... ああ、冬の日に

ぼくはあなたと失いたかった

夜の海をゆく

フェリーの三等室

垢にまみれた

蛍光灯に照らされ


ああ、焦りのような

遠いこころを見つめている
　....
北大路京介さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト（431）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダブル- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-22
六月会議- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-19
かじかむこころ- 吉岡ペペ ...自由詩407-5-14
雨の重さ- 吉岡ペペ ...携帯写真＋ ...707-5-6
ひんやりひかる。- 吉岡ペペ ...携帯写真＋ ...407-5-2
バルサミコの春- 吉岡ペペ ...自由詩407-4-15
会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩107-4-10
花畑- 吉岡ペペ ...自由詩407-4-7
春のよこで- 吉岡ペペ ...自由詩307-4-1
車窓- 吉岡ペペ ...自由詩307-3-28
冬の日に- 吉岡ペペ ...自由詩7+07-2-16
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