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キリンの夢はネコに預けてしまったので
眠りっぱなしのネコのせいで
キリンは今日も眠れない

腫れあがった両の目玉を
涙でぐしょぐしょの長いまつげで押さえている

細長い紫色の舌を伸ばして ....
長い冬も
もうすぐ
終わる

寒い寒い
雪の季節も
峠をこした

春は
巣立っていく者たちの季節
春は出会いと別れの季節だ

君の笑顔は
眩しいくらい
大人になった

 ....
幸せって何ですか?って
細木和子に聞いた時点で
お前の幸せTHE END

夢見てんじゃないよ
なんなら空でも飛びますか?
イヤならがんばれ
もっとがんばれ

あと朝飯はちゃんと食え ....
 ノンノン ノンノン お嬢ちゃん

 この世界が美しいんぢゃなくって

 この世界を映している

 お嬢ちゃんの瞳が 美しいんだよ


 綺麗なお嬢ちゃんの瞳は

 まだ ....
揺れるベッドから理性が零れ落ちた
神性を目指した船の軌道が僅かに逸れたが
荒れたシーツの波は誠実な舵を狂わせる
足早に落ちてくる星 激しく吹く風
互いの舌の先から 獰猛な動物が飛び出して
互 ....
私が わたしを愛するが故に


己の心の内を 限りなく素直に また麗しく


そして 透明で自然なものと化して 


音を 彩を 魂を導けたら・・・
その手紙には
「ムーミン谷の近くから見送ります」

書かれていた
さよならのつもりは無かった
けれどあなたは駅には来なかった
わたしは
ぺしゃんこになった
まだ雪の残る街を出て
雪 ....
中央図書館を出ると 
すでにとっぷり陽は暮れて 
人々が行き交う広場の真ん中には 
イルミネーションのまばらなさえないクリスマスツリーが 
それ以上でもそれ以下でもない素朴さで風に揺れていた  ....
ベッドの上で、2人転がっていた。

何をするでもなく、腕枕をして。

ぴったり、くっ付いて。

キスをした。

ちょっと、離れた。

彼女が口を開いた。

「   が好き。」
 ....
時は人に
偶然から必然を見つけ出し
破壊と建設を繰り返しながら
内容を形式へと変換させ
現実は理想を創り出す

同時にまた
現象と本質を見分けさせ
演繹と帰納を繰り返しながら
具体を ....
僕らの虹が逝った
二人で棺に入れると
弓型に過不足なく納まった
最後まで色たちは
混じることも濁ることもなかった
一緒に入れた物がはみ出ていたので
係の人が少し押し込み
蓋は閉め ....
夕焼けを背負い
黄昏に影を映して
今日を振り返らず
明日を思う事も無く

時に早足で
時に立ち止まり
ふと見上げると
涙が滲むのを知る

何を失ったか
何を拾ったか
時が背中を ....
お前らの 手に 触れる事が 出来ない
俺達の 異様な 美の様
感じる 祖父が 死んでいる
俺達の ありとあらゆる 死に場所は
絶対に お前らには 分かるまい
ああ 
絶望の 乾季は 般若を ....
机上に
紙を一枚立てたいのなら
紙を折ったり、丸めたりするといい
薄い紙ならなおのこと
いくども折ったり、丸めたりする

内側に書かれた文字が
外から見えなくなっても
強さを優先するな ....
私は光がほしいんじゃない
光は掴みに行くものなの
決して、もらうものじゃない


透き通る水
すくえどすくえど、指の間から零れていく


馬鹿に、されてる
そう思った



 ....
 蛾は、何故あの月を目指さないか

 あの燦々と煌く夜空の星を愛でないか


 愚かか

 人の造った軽薄な灯にたかり

 一箇所に吹き溜まる


 昔、お前らはもっと美し ....
 

あしどり たんたらら、た


あさって 泣いてしまったら
よぎって つばさが抜け落ちる


たらた らたた たら、たた、たた


ねむりは あさく とてもまぶしい
ひつ ....
恥知らずならよかった
恥知らずなら
人の目なんか気にしなかった
恥知らずなら
後のことなんて考えなかった
恥知らずなら
暗がりをさがしはしなかった
恥知らずなら
後ろからじゃなく正面か ....
愛してる

 愛してる



   あいしてる




陳家な言葉だと、笑わないで
そんな事、誰にだって言えると
逃げてしまわないで


あなたならわかるかもしれない
 ....
身長、体重、性格、なにもかも違う人間ではあるけれど



人間が好きな人間でいたいね



文化、歴史、背景、なかなか分かり合えない人間ではあるけれど



人間が好き ....
何の明かりから順番に消していけば
少しのためらいもなく、眠れるのだろう
どんなに光の射す部屋に迷い込んでも
最後の明かりを消すのはあたしだ


肌寒いこたつの中で眼を閉じても
 ....
君の口から吐かれる息は
さぞ幸せだろう

美しき
粘った
結晶の
綿がしのような
甘い、甘い
白息

僕もあなたの
綿となり
また
食べられたい

 ....
集束する世界を抱いて

繋がりを絶った夜

自閉する扉を止めず

手に入れた覚悟


偽物でもいい

進めるのなら


収縮する世界を抱いて

一粒の涙で鍵を造る
 ....
喋られなくなっても。

見えなくなっても。

歩けなくなっても。

キスが出来なくなっても。

唄が聞こえなくなるのだけは、イヤだ。
     一日中降り止まない 冬の霧雨
       窓からながめる 庭の裸木
その梢は 水玉をつくっては幹から根へと
         ネクターを注いでいる
           そして そ ....
       1

十二月の眠れる月が、遅れてきた訃報に、
こわばった笑顔を見せて、
倣った白い手で、ぬれた黒髪を
乾いた空に、かきあげる。
見えるものが、切り分けられて――。
伏せられ ....
 
 
プリンタから大仰なオノマトペとともに
吐きだされた紙は
わたしのこころの化身の化身


余白がもう白すぎて
わたしは震えてしまう 指先 くちびる


間のぬけた音がきかい ....
{引用=しん
と張りつめた空気の隙間から小さく 雪ふるる}

 氷点下の朝
 白樺の並木道
 枝の間から差し込むあたたかさ
 昨日の凍てつきなんて
 思い出すことなく
 鳥たちのさえず ....
銀杏の葉が
真夜中のイリュミネイション

誰もいない夜
風が銀杏の樹を抱く夜に


流れ星を見上げていたら
それは空から舞い落ちた


数限りなく降り注ぐ
優しい言葉の欠片のよ ....
花はいつ咲くのか
花に聞いてみなければ
わからないけれど
心の花は
自分で咲かすものだから
自分に聞いてみれば
きっとわかるはず

星はいつ流れるのか
星に聞いて見なければ
わから ....
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