すべてのおすすめ
銃を
彼女は手に取った
筆を
彼は手に取った
人差し指と筆先
どちらもが
せわしく動いて
どちらもが
同じことを叫んで
語りは美麗
語るは無粋
ボクらはお茶をわかして
お菓子の交換をしました
冬のある日
おねえさん達の
おしゃべりは
永遠の謎です
http://www2.bbweb-arena.com/banzawa/02 ....
私は死にました
私は死にました
私は死にました
何回も死にました
小さい頃、曾祖父の寝顔を見て
眠ることが死ぬことだと知りました
死んでもすべては無くならないことも知りました
死ぬと成長 ....
紅い林檎の入った籠を
受け取った日から始まった
幸せになりまた忘れてく
ありきたりな祈りだけれど
真紅の林檎に潜んだ毒を
誰も見つけはできないのなら
目を伏せそっとひれ伏しなさい。 ....
書いては消し、
書いては、
消し、
夜 、
に書いた手紙は朝にもういちど読みかえしてみよといいます、
雪は残らずとけてしまった、私は雑 ....
きみに語りかけるとき
には
きみに何を伝えたいかのかしか
必要ない
ぼくは
愛しているのだと
伝えるのに
ぼくのきみに対する愛の
大きさについて語る
どこまできみを愛していて ....
嫌なテスト
辛いマラソン大会
怖い孤独
そんな事を思っていた
僕の青春時代
逃げ場の無い辛さや、
行き場の無い恐怖
....
地下鉄のホーム
ベンチの下に
コロがる
アサヒスーパードライな時代
犬も猫もカメさえも
よっぱらう
そんな時代
誰もが皆
目に
毒をもり
も ....
何者にも代えられないもの
はじめて知った気持ち
ざわめく事ばかり
変化を求めてばかりいた
そんな僕に
平凡という退屈な束縛すら
愛しく思えるように
離したくないと縋る迄に
変えてし ....
神様を信じない俺が好きな女は仏教徒で
少し鳩胸の変な女だった
その女は金色のマルボロを吸っていて
根元まで吸わずに半分くらいで消してしまう女だった
その女は勢いでメイド服を買って
可愛い ....
また、この季節がきたよ
ながかったねぇ
ぼくたち
華やいで
きみ
咲いているよ
あの花は
すべてを忘れろっていうように
咲いて、風に流れているんだ
....
なんというか、お前らは美しい
どうしようもなく糞塗れーなお前らは
少なくとも私よりは!
素晴らしい生き物なのだ
虫けらだったころ私はぐちゃぐちゃに生きていたけど
あのぐちゃぐちゃは価値あ ....
大きく私が愛する人すべての人を包み込むような、
半円形の人になりたい
私が愛する人の助け声が聞こえたなら、
空のように見上げればいる
いつでもかけつけてくれる
そんなひとでいたい。
....
柔らかい風が春初め
青い芽が春初め
温かい空が春染め
もんしろちょうが春染め
春初めが春染め
季節の変わり目に
心だけ置いてきぼりにされた
そんな私のおなかは
春の夜風にさらされて
きりきりと痛む
手を当てると
こんなにも冷たい
夢の柱がぐらついて
今現実に引き戻された
....
詩をうたおうとして気づいた癖
「私」という言葉を使う癖
私は 私が 私の 私に
私の(ほら、また私)詩は「私」にまみれている
それはつまり 私は私のことしか好きじゃあない ということ
綺 ....
目が覚めると
お日さまが山の向こうから顔を出してた
ふいに
ランボーの詩の一節が
降ってきた
なんかいい日になりそう
朝日を浴びて
みかんみたいになりながら
ひとりにやけた ....
夕日のこもる部屋で
淀んだ空気が揺れる
窓際に立ったぼくは
ただ明日の空を眺めて
明日もぼくは此処にいるのか
明日も君は其処にいるのか
そこはかとなく
こみ上げる憂いが
....
ポキリと折れた
砂糖の向日葵
命がないから
元からないから
不死身と思っていたけれど
お日様
失い
折れてしまった
雨で溶けても
もう一度
心の熱に溶けても
もう ....
記念品の万年筆で
山脈なぞる
インク抜いたボールペンで
モンタージュ写真をトレース
ほころびがあるはずなんだけど
あるとおもう
線をつなげて 森林から指名手配
....
失うということ 失いたくないということ
はじめから知っている人なんて誰もいない
その手の中にあ ....
この世界では
もう
寄り添うことができないので
わたしは
新たな世界へ
あなた探しの旅に出る
指を鳴らすと
広がる世界
影絵遊びで
小さな世界
新たな世界は
多く ....
ピンクのシャドウは
煌めきと愛らしさを
ピンクのグロスは
潤いと艶やかさを
一瞬のわたしを創り出す
Jewelな空の下
ちりばめられた箱の中で
ピンクのグラスを傾ける
....
僕は生きているはずがない。
だけど、
いつもの朝焼けの色が、僕の心を負かすから。
生きているのかもしれない。
閉じた瞼に、浴びられるだけの赤を浴びる。
太陽からは血の匂いがする。
....
口を開いたとき、息より先に飛び出した単語が
のどにつかえてむせてしまった
日曜日だから、日はふだんより多くてもいいのに、光が少ない
西高東低でもないのに
仮設テントで、電気の回路を直列 ....
煙たい夜闇に迷いこんで
妖しげステップに魅せられちゃって
もう自分ではCAN HARDLY CONTROLな
このVERY VERY BEATING HEART LIKE YOUR HEART ....
あたしの大好きな雪がふってきて
あたしの大好きなあなたは、ここにも居ない
雪とあなたと白い街
雪とあたしと白い歌
歌ってた
あなた
聴いてた
あたし
....
外はまっしろで
外はまっしろで
外はまっしろで
ああそうか
きみの感情って
こんなのか
とけないゆき
ぼくのもとへ
舞い降りる
あ、いたいな
ちくり ....
ふたつの手のひらを
使いこなせない昼下がり
耳を澄ませてわたしは
しずかに風を
遮断する
すべては
それとなく遠い気がして
けれども確証はなくて
言えずに続いた
....
人生楽ありゃ苦もあるさ
ってのは実は負け犬の遠吠えであって
幸せなヤツの中には一生幸せなヤツがいて
不幸なヤツの中にもやっぱり一生不幸なヤツがいるわけで
でもその不幸を幸せ ....
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