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 ぽろりと零した言葉に
 私は支配された

 カモシレナイ
 イイエ タブンソウナノヨ 
 アア ソウナンダワ

 自暴自棄と嘲笑され
 私の吐き出した言葉達は
 この体を縛り付 ....
落第してゆく大人たちを
進級してゆく子どもたちが
通り過ぎてゆく

落第する大人たちは
進級することは過去にしかないと
思いながら
冷えた体で下を向いて歩いてゆく
丸まった背中が小さく ....
誰もわかってくれないと
思っているのは
誰にでもわかっていることで
誰もがわかっていると
思っていることは
誰もがわかっていない

それでもどこかが
つながっているようで
そのつなが ....
おまえが
おまえの母の指を握りながら
泣いていたので
どうしたのか聞くと


おまえは
母の左手の薬指の
銀色の指環を
指ごと握りながら
これが欲しいと
言って




 ....
オート三輪は
とくにダイハツのオート三輪は
蝉の顔をしてますよね
というわけで
ヌケガラも
オート三輪選詩集の
タイトル候補になったのだけど
魂のないヌケガラ
ガラガラと廃墟の中で崩れ ....
少年ピエロがステージ終えて
一人夜道を歩いているよ
今日も上手く演じきった
問題なんて何もないのさ

商店街の裏道を抜ける
街灯の明かりさえ
闇に飲み込まれそうだ
道連れになってしまい ....
ロイド
何時になったら
巷に溢れたポップソングはなくなると思う?
ロイド
何時になったら
あんな空っぽのメッセージはなくなると思う?
ロイド
何時になったら
ねぇ
ロイド
赦せる日 ....
長い長い階段を
ずっと一人で上っていくと
大きな広場が
目の前に広がっている

そこでは言葉たちが
浮いたり飛んでいたり
大きかったり微かだったり

言葉と人が当たったり
言葉と言 ....
いくつものカーブを慣れたように
空港まで走るバス
世界をさえぎるような山に囲まれ
小さな集落を過ぎれば
また同じ景色が流れる

赤い絵の具をこぼしたような山
人はそれを美しいと言う
低 ....
幸せです
あなたがいて
私がいて
食事をできることが

幸せです
あなたが食す物と
同じ物を
私も胃の中に
入れている

本当はそれはとても好きだけど
あな ....
1025:イノシシが知事公邸の裏庭を駆け回る

{引用=あんたのために
かけずりまわって

がぁー っ ていって
ぐぉーん っ て終わった

やっぱりいつかは
止まってしまうもん ....
私は幸せに なれない

私は幸せに してあげれない・・・


私がいるから 私の周りにいる人は 不幸になる

私がいるから 大切なあの人も 辛くなる

私がいるから・・・私なんか ....
今よりずっと
空が遠くにあったとしても
心が近くにあれば
雲をつかめるかもしれない

今よりずっと
海が深かったとしても
心が近くにあれば
波を触れるかもしれない

今よりずっと
 ....
柵の外には自由が溢れているのに
何故か人は柵の中で生きる
ちょっと跨げば乗り越えられるのに
誰も跨ごうとはしない
自由の身になることを恐れ
しがらみから解き放たれることを拒絶し
狭い柵の中 ....
白い指輪は、アナタの指に。
どこの指でも、アナタの指に。

赤い指輪は、ボクの指に。
左手の中指に、付けてます。

青のイルミネーションと、
青の雲。

白い雪と、
白い吐息。
 ....
さびしんぼうは
自分にふたをして
こみあげる感情を殺し
涙を流さない
自分まで騙している事を
自分で知っている
本当はね


さびしんぼうは
今日も道端のあちこちに
一つ二つと落 ....
兄のように
慕ってもいいですか
あなたの気高さに
ひれ伏したいのです
青年のように目尻を光らせるあなたに
すべての世界を見せてほしくて
あなたの淋しさを癒す水になり
あなたに抱きしめられ ....
季節を告げる冬の風
小さな針が通り過ぎ
丘の上には枯れ草が
乾いた音を響かせる

季節を想う冬の風
微かな球がかすめ飛び
森の中には枯れ枝が
きしんだ声を届かせる

寂寞とした景色 ....
私の中の夢の泉は尽きることがない
いつでも私の中からあふれ出て
私を満たしてくれるだろう
そうしていつでも私を
夢の世界へ{ルビ誘=いざな}ってくれる

私の中のファンタジー
愛しい世界 ....
新幹線の方が楽だろうに
母はいつも
鈍行列車にゆられてやってくる
孫娘の成長のたびに
少ないけど
と、袋を差し出す指先は
黄色く乾いている

風邪ひいてないか、とか
おまえは季節の変 ....
残りの生の
カウントダウンが始まった朝に
目覚めるとそこには無限がいた

大きな黒い影が
部屋を重い色にしたけれど
今の私にはそんなことはどうでもよかった

ただ側に誰かい ....
時が動いているから
飲みかけのコーヒーの熱は
どんどん放れてゆく

時が動いているから
人を愛する気持ちが
どんどん高まってゆく

時が止まってしまったら
花は散らない

時が止 ....
 透き通るような白い手に
 青い細い血管がすっと通っている
 つっと傷をつければすらりと
 赤い血はまだ流れ落ちるのでしょうか
 いいえこの白い手は萎んで干からび
 このまま大地に溶け込むの ....
たとえば
あたしがこうしてパソコンに向かっている間
森林がものすごい勢いで消えていって
いくつもの種類の生き物が絶滅していたり

たとえば
あたしがタバコを一本吸っている間
死を決意する ....
生まれたばかりの言葉は
まだ何も見えなくて
朝の光と音だけを
感じるままに反応する

言葉は意識を持ちはじめ
ようやく言葉は
言葉として目覚める

言葉は
見えるところへと
届く ....
      1

ホームの後ろに錆びた茶色の線路があります。
線路の枕木は腐りかけ、
雑草が点々と生えています。
線路は使われなくなってどれくらいがたつのでしょう。
わたしは線路に耳を当て ....
床に線を引いて、
彼女は国境を決める。
彼女はとても怒っているので、
とっても横暴に決める。

彼女は地図を作ったので、
ぼくらの部屋は地図になった。
彼 ....
好き
縛られて 一生懸命
好き
言葉を信じて
好き
ずっとあなたを信じて
好き
やっと気がついたの

好き 
なんて簡単に言える言葉
私が欲しかったのは
言葉 違う 

 ....
遥か遠い昔
この海は空だった
雲の上を魚が泳いでいた
魚たちはいつも
海を見下ろしていた

遥か遠い昔
この空は海だった
水の中を鳥が飛んでいた
鳥たちはいつも
空を見上げていた
 ....
ここは田舎町だから
電車の中はいつもの様子
ポツンポツンと
どこに座れば良いのか
迷ってしまう
どうせ辿り着いてしまう

ガタンゴトン
揺れる
窓の外には
見慣れているという
さ ....
杉菜 晃さんの自由詩おすすめリスト(973)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私を縛る- 茉莉香自由詩306-11-19
落第する大人たち- ぽえむ君自由詩14*06-11-19
誰もわかってくれない- ぽえむ君自由詩13*06-11-18
家族指環- 自由詩26*06-11-18
セミの抜け殻パズル- あおば自由詩5*06-11-18
少年ピエロⅡ- 青山スイ自由詩1806-11-18
ロイド- 虹村 凌自由詩3*06-11-18
言葉の広場- ぽえむ君自由詩10*06-11-18
空港バス- ku-mi自由詩7*06-11-18
幸福な食卓- なかがわ ...自由詩4*06-11-18
fromAB_1025-1118- AB(な ...自由詩606-11-18
要らない。- 心愛自由詩5*06-11-17
今よりずっと- ぽえむ君自由詩9*06-11-17
どうしようもないこと- 恋月 ぴ ...自由詩37*06-11-17
Christmas_Ring。- 狠志自由詩6*06-11-17
さびしんぼう- さくらほ自由詩12*06-11-17
兄のように- 石瀬琳々自由詩15*06-11-17
季節を想う冬の風- ぽえむ君自由詩11*06-11-17
ファンタジー- 未有花自由詩8*06-11-17
おつり- 佐野権太自由詩28*06-11-17
有限者と無限- なかがわ ...自由詩5*06-11-17
時が動いているから- ぽえむ君自由詩15*06-11-16
_彼岸花- 茉莉香自由詩406-11-16
たとえば- ごまたれ自由詩12*06-11-16
言葉は朝に生まれ夜に翔け上がる- ぽえむ君自由詩11*06-11-16
忘却の深層より—東京- 前田ふむ ...自由詩22*06-11-16
「_まっぷす。_」- PULL.自由詩23*06-11-16
好き- 茉莉香自由詩3*06-11-15
いつしか人は道具になった- ぽえむ君自由詩13*06-11-15
車窓- 青山スイ自由詩6906-11-15

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