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流星 流星
おまえのしっぽを
わたしの窓辺にたらしておくれ

そうして
わたしを月までつれてって

ロケットやUFOより
おまえのしっぽがお気に入り

蒼い 蒼い
おまえのしっぽ ....
最近冷蔵庫に
レモンを一匹
飼っていたら

今朝
絞られていた

何か飲むときにいつも
瞬きを忘れるおまえは
俺をじっと見つめながら

こくこく
ちいさ ....
秋の絵を描こうと思って
外に出たら
筆を忘れたことに気がついた
これでは紅葉が描けない
真っ赤な葉の中にも
黄色があることを
描きたかったのだけれども

秋の心情を書こうと思って
シ ....
頭のいい人は頭を使わない
頭を使わないから
頭を使わないことを考える

みんなが考えて
悩んでもできないことを
頭のいい人は
簡単にできてしまう

頭のいい人は
みんなが考えて
 ....
 0 つるべ井戸は出自を探索する

さやさや と
つたう
銀 の
くさり
脊髄を滑り落ち
深淵から香りたつ
気配を辿ると
響くことのない海が
瑠璃に まどろんでいる
そこは
予 ....
「パリーへ二人で行こう」
あの頃は佐伯祐三に焦がれていて
寝物語に囁いた僕の言葉を
君は黙って受けとめてくれた
僕に離婚歴があることを
君は問わないでいてくれた
僕が夢見たパリーの空は
 ....
早朝眼が覚めて

飢餓感と不安感で

まだ熟れていない

バナナを

貪り食う感覚

けして美味くは無いのだ

ただ胃袋を満たすだけの

空虚な感じ
真理に辿り着くには
真直ぐ進んで
横に曲がって
上ったり下がったり
時には間違えて
そこで道を確認して

大切なのは
一度には一つのことしか
できないこと

真直ぐ進みながら
 ....
ひかりの意志は、古い細密画の粗野を洗い、
陰影の微動を深めて、写実を濃厚にめぐらせる。
信仰の果てしない夢を、
高貴な光彩の眩しさのうえに、
振るい落として――。
古典はイスパニアの春を謳う ....
雨が降っていたので
花を買わずに
帰ってきました
色が鮮やかだったことだけ
覚えています

雨が降っていたので
コンビニのお弁当を
食べました
ラップを取るときだけ
なぜかわくわく ....
ブループードルを飼うことにした

青い物しか食べない
難儀だ

試しに、青い折り紙を置いてみたら
見向きもされなかった

旅に出た
ブループードルを連れて
青いものを探す旅

 ....
深い悲しみの色だわ
胸に漂う紺碧の思い出たち
今でも夢に見ているの
あなたと出会った嵐の夜を
もう一度愛がよみがえるなら
私のすべてを捧げてもいいわ
あなたの腕の中で生きられたら
何もい ....
急に寒くなった秋の雨
道の脇に山から下りた
小さな紅葉の葉が
流れてくる
赤や黄色に光沢が施され
艶やかなるも
どこか悲しく重々しい
どこへ流れどこへ溜まるのか
行く末知らぬその姿を
 ....
秋を彩る木々の中
野鳥の声の閑けさに
癒す心に色染めて
見上げる空に空はなく
紅葉の玉の中にいる

聞こえる音は微かのみ
落ちる紅葉がはらはらと
なびく梢がゆらゆらと
分け行く道に道 ....
仮面


産まれたての
あの頃に
戻りたくて人は被る








他人を欺きとおせても
おのれの顔だけは

欺けない





頭蓋骨


そ ....
* 波の花 *

この旅路は来世への道
涙はいらぬ
微笑と
小さな夢と
持ってゆく
私たちは来世では一つの船に乗る
その先に咲く
波の花
消えて


* 夜の波 *

あ ....
詩人は自分のことを
詩人とは思わない
詩人とは詩人以外の人が
勝手につけた便宜的な呼び名に過ぎない

詩人とは詩人以外の人が
詩を書きたいと願うときの
理想の人間
この世には存在しない ....
ぐるっと回ったら国道だ

しばらく走れば森がある

色なんか聞くな緑だ
緑に決まってんだろう


緑ばっかだ

なんだっけあれ
あの変な車で行けよ
あの変な車の変な色
な ....
朝の光がやさしくて
今日という一日が
光で始まることを
わかるうれしさがある

朝の風がやわらかく
活動する一日が
風で始まることを
感じる喜びがある

秋は今
努力の実を結び
 ....
吹き抜ける{ルビ時間=とき}を感じて
思い出映し出したあの時
私の心に炎が燃えた
言いようも無い淋しさに
翼を広げようとしても
あの頃の青空はもうない
ただ風に吹かれて
心の嵐を鎮めるだ ....
秋の中にも秋があり
気がつく時がうれしくて
秋を問わず
季節を愛させる

暦でわかる秋よりも
手に触れる
目に見える
やわらかい秋があることを

自分の中にも自分がいて
気がつく ....
おいどの大きな者が
持てはやされた遠い昔の
おんなは血を繋いだ。
夜毎
亭主とまぐわって
子を産み
子を育てた。
おいどの小さな者が
持てはやされる今どきの
おんなは血を乱す。
し ....
人生はめぐりあわせ
かたちあるものは必ずいつかはこわれてゆき
同時に精神の壁も崩落してしまわぬように
ぼくたちは両手首をコンクリートの中にぬりこめる
押し戻そうとしてもできっこないのに
 ....
壁に{ルビ掛=か}けられた 
一枚の絵の中の蒼い部屋で 
涙を流すひとりの女  

窓からそそがれる 
黄昏の陽射しにうつむいて 
耳を澄ましている 

姿の無い誰かが 
そっと語り ....
お前の髪
蚕の繭だったらなあ

白くて細くてふわんとしてて
綺麗だろうなあ

俺はお前を紡ぐんだ
糸車を
カラカラ言わせて

それから織って
お前は美しいすべらかな生地になり
 ....
ぼくは詩人

その季節にはその季節でしかなく
その人にはその人でしかない

今日もまた

夜の散歩をしていると
秋風に出会いました

その風は
暑くもなく寒くもない
夏でもなく ....
まだしっかり帽子をかぶった黄緑の
君の大切なたからもの
やわらかい手が両方ふくらんで
哀しそうに助けを求める
ひとつも手放したくないんだね

小さなポッケを教えると
手の隙間から零れない ....
深閑とした梨畑で
ひとり 蜂の羽音を聞いていた
風は足音もせず忍び寄り
あれは少女だったろうか
黒い瞳の きらめく星の


かすかにふるえるのは
僕の胸の鼓動なんだ
こんなにもうるさ ....
二年前にお前が泣きながら
眼を真っ赤にしながら
瞼を腫れさせながら
喉を枯らせながら
スクリーンを滲ませて
キーボードを叩いていたのを
今でも覚えている
彼氏に振られたばかりのお前は
 ....
昨日の夜
ちゃんと確認すればよかった
空っぽのランドセル
学校に着いてから
気がついた
空っぽのランドセル

歩いている途中でも
軽いとわかっていたけれど
今日は体育の授業が多いから ....
杉菜 晃さんの自由詩おすすめリスト(973)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしを月までつれてって- 未有花自由詩6*06-9-29
レモン水- 水在らあ ...自由詩21*06-9-29
秋をなくしてしまった秋- ぽえむ君自由詩9*06-9-28
頭のいい人は頭を使わない- ぽえむ君自由詩9*06-9-28
眩_暈_(0〜3)- 水無瀬  ...自由詩5*06-9-28
パリーの空と街と- 恋月 ぴ ...自由詩19*06-9-28
過食- たかよし自由詩2*06-9-28
真理までの近道- ぽえむ君自由詩10*06-9-27
ひかりの憧憬- 前田ふむ ...自由詩16*06-9-27
雨が降っていたので- ぽえむ君自由詩17*06-9-27
ブループードル- ふるる自由詩14*06-9-27
海の夢- 未有花自由詩15*06-9-27
秋の雨の二つの紅葉- ぽえむ君自由詩8*06-9-26
紅葉の玉- ぽえむ君自由詩11*06-9-26
顔_その4- 恋月 ぴ ...自由詩20*06-9-26
Mと私と波の歌三つ- さくらほ自由詩15*06-9-25
三分間の詩人生活- ぽえむ君自由詩10*06-9-25
COLOR- ふるる自由詩12*06-9-25
光と風がそこにある- ぽえむ君自由詩5*06-9-25
野分- 未有花自由詩7*06-9-25
秋の中にも秋がある- ぽえむ君自由詩10*06-9-24
おいど- 恋月 ぴ ...自由詩15*06-9-24
ちょっと一服しよう- 七尾きよ ...自由詩8*06-9-24
絵の中の部屋_〜姿なき人〜- 服部 剛自由詩14*06-9-23
紡ぐ- ふるる自由詩33*06-9-23
ぽえむ君−秋風−- ぽえむ君自由詩11*06-9-22
ドングリ拾い- 佐野権太自由詩28*06-9-22
梨の真昼- 石瀬琳々自由詩11+*06-9-22
火、つけてやるから- 虹村 凌自由詩4*06-9-22
空っぽのランドセル- ぽえむ君自由詩9*06-9-22

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