セミの抜け殻パズル
あおば
オート三輪は
とくにダイハツのオート三輪は
蝉の顔をしてますよね
というわけで
ヌケガラも
オート三輪選詩集の
タイトル候補になったのだけど
魂のないヌケガラ
ガラガラと廃墟の中で崩れてる
いや、
ヌケガラのなにもない空間にこそ
真理が存在して
平たくいうと
詩の世界があって
詩集が殻を構成し
ヌケガラの
蝉の姿はスタイルは
オート三輪を彷彿とさせる
飛んでいった蝉のヌケガラは
セピア色したまま
未来永劫
何時までも詩としてのオート三輪を走らせる
でもね
なんかちょっと現代詩すぎる解釈じゃありませんかと
凡人のあおばはごねて
分かり易い
車輪人間にしてもらいました。
生まれつき
難しいパズルは
苦手なのです。
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