プラットフォームのうえで
学生が夕焼けにさよならしてる
桜色の空の真ん中では
ぐるぐるトンビが廻ってる


ぼくは君がくれた
読みかけの詩集を閉じて
琵琶湖と比 ....
?.

木曜日に最後の晩餐をして

金曜日に くちづけられて
磔にされて 血を流して 死んで

三日後に もう一度生まれる

手のひらには穴が開いたままで ....
閉じかけて
影はすぎ
片目だけの
花が咲くほどの
遅いまばたき


まぶたの裏に葉音があり
色のかたちをくちずさんでいる
散る花 咲く花の響きがあり
手のひらを隠し
 ....
悠々と二羽の鳥が、碧い空を裂いてゆく、
       鮮やかな傷口を、
銃弾のような眼差しで、わたしは、追想する。
  その切立つ空を、あなたの白い胸に、捧げたい。
  
     ・・・・ ....
背中の星が重いから
飛翔しても
飛翔しても落ちる
てんとう虫の
ちいさな宇宙

野の草のように
持ち上げたものの重みに
ひとも耐えているが

あまりにも大きなものの中で
あま ....
はるのおなかが
ぷっくりふくらんでいるのは

ぼくがそのなかで
ぐうぐうねむっているから

だけど
はるのおなかは
とってもひろい

だからみんなで
ねむりにくる

たくさん ....
木の枝が重ならずに生きていくことを
描き言葉と伝え言葉が生まれる
それぞれの心の在処を

まるでひとり言でも呟くように静かに
少し楽しげに君は教えてくれる

大きな木の根元に寝転んで
 ....
一人の部屋で
彼等はがやがやとしてしまっている。
思い出も一緒くたにしてしまうから
部屋がごみごみしてしまっている。
 
とうの昔に成ってしまったんだな、と少年野球用のグラブが寂しさを醸し出 ....
僕は泣かない誰に誓うはずもなく

ただ自分自身に誓った

なんの損も得もないのに何でだろうね?

でもスグ誓いは解かれ僕は今この物語を書きながら泣いている

なんで泣いてるかかって?
 ....
 二番目の故郷の街を君の死で飛び出して 神父か詩人になるかで悩みながら 各地を放浪し この街に流れ着き 答えが出ないまま この街の神学校に通い 僕はミスター・ドーナツで働きながら詩を書いている
 詩 ....
君を信じた瞬間に
 僕は極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望の中へ突き落とされる
 僕は身を縮め吹雪に耐えながら
 誰が来るわけでもないのに襲われる妄想を胸に抱き 狭苦しい空間がぴったりと全身にく ....
片目をつむり
寒くなり
あたりの粉が
見えてくるとき


こだま
いたわり
うつわ
さかさま


ひとつの穂の手に
ふりそそぐとき


ほどかれつづける水の ....
すべてのラブソングは

「うるせー、ブス!」の裏返しだと仮定してみる
決まりきった道を進んでいたけど

僕は気がついてしまった

こんなどこにでも落ちてあるようなクソ物語なんて

誰も見るはずなくこのノンフィクションストーリー

をぶち壊してオリジナルフ ....
こんな道端に立つきれいなひと
ひとりぼっちで寂しくはないの

でもあなたは何も答えず
風にゆれながら笑っている
膝小僧よ
なんだか久しぶりだね
そんなにきれいな顔をして
おまえもすっかり
年をとったか

崖の上や
崖の下や
いたるところ
赤い実をさがして
赤い血を流した

傷をなぞる ....
恋は、、、

 ときに 凡人を天才にする。 

恋は、、、

 ときに 天才を凡人にする。
先日 運命さんにお会いしました
真夜中 いつものようにベッドの中でまるまってると
例のミッキーマウスが私の頭を ポカスカ叩くので
仕方なく目を覚ますと 凄い勢いで手をひかれ
私はミッキーマウス ....
ぽちむは家を出ました
モスクワに行きました
それで売春婦に会いました
自分もなろうと思いました
その売春婦にいくらって言えばいいのって聞きました
売春婦ははっきりしたことは何 ....
桜風にさらわれ春が来ました

小刻みに震える世界

ほとんど嘘みたいな青空にのびていった

飛行機雲のお絵描き

駆ける疾走鼓動

ブラックライトは光って光って輝いて
 ....
あなたが中にいる時は
わたしはずっと外にいて
見下ろしている、。心臓
二つ((十五度ずれて
地球が振り向く
その音に
カーテンは揺れ
隠れた場所を明かしてしまう

鳥が
 ....
君が読みたいって云ふのなら

 書かないことはない。 

  書けないこともない。


愛は 込めておこうか?
四人の自分に
花を放ると
一人は喰い
一人は呑み
一人は吸い
一人は花だった



自分はまだ
ひとりだった













 ....
猫になりたい
と思った
近所の公園に行った
が、逃げられた
ので不採用
 
魚になりたい
と思った
海に潜った
が、溺れた
ので不採用
 
学歴はあった
求人雑誌ひろげれば
 ....
墓の無い終わりを告げる水の羽




{ルビ弥生=やよい}より流れ落ちたる{ルビ卯月=うづき}かな




とどまらずただこぼれゆく冬の雲




傷を抱 ....
行かないで、お願い

そう言って小さな女の子が俺の手を引いた
夕暮れ 海に落ちてゆく日は
どうしていつもあんなに決定的に
強烈に 
美しいのか

海辺の教会から ....
青い電球が砂漠に落ちたころ
水筒の中にらくだのチーズができていた
生家の窓の外にはスニーカーが干されている



チーズが波形に切られた

ぼくにも一切れ
ときみは言うが
切り取 ....
東京に来て八ヵ月が終わろうとしてる。
その実感が少しづつ沸いてきて、博多に帰る。
未来は確実に迫っている。
東京を総括する。なんて大げさなモンじゃあないが、いつも、九州代表の気分だったから、東京 ....
神社で
英文おみくじを見つけたので引いてみた
ときには外人になって
日本の文化を外から眺めてみる
青い目でみれば
大凶が出たからってアイドンノーだ
開いてみたら
おもてが英文 うらが ....
長い年月を波に洗われて打ち上げられた
流木のように古びた椅子に座っている
おまえがいるだけだった

正午の青空のした 影もなく

呼吸さえ 受動で
降りかかる陽射しに ....
モーヌ。さんのおすすめリスト(591)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湖西線- はらだま ...自由詩20*07-4-8
SEMANA・SANTA- 水在らあ ...自由詩2707-4-7
水と眠り- 木立 悟自由詩507-4-6
春のひかり- 前田ふむ ...自由詩28*07-4-6
てんとう虫- yo-yo自由詩10*07-4-6
はるのおなか- 松本 涼自由詩1307-4-5
さくらの日- 松本 涼自由詩1207-4-3
捨てられない症候群- 黒子 恭自由詩4*07-3-29
僕は泣かないと誓ったはずなのに・・・・・・・・・・・・・・- こめ自由詩707-3-26
ツー・スリー…- はじめ自由詩6+*07-3-25
極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望- はじめ自由詩4*07-3-25
ひとつ_こぼれて- 木立 悟自由詩607-3-24
ラブソング- 北大路京 ...自由詩7*07-3-23
クソ物語ノンフィクションストーリー- こめ自由詩707-3-23
きれいなひと- weed & s ...携帯写真+ ...3*07-3-23
膝小僧(ひざこぞう)- yo-yo自由詩8*07-3-23
恋する- 北大路京 ...自由詩13*07-3-23
運命さん<18のprose-16->- ウデラコ ...自由詩6*07-3-22
ぽちむ- 水在らあ ...自由詩33*07-3-22
嗚呼わかんねぇよ世界なんか- こめ自由詩10*07-3-21
鳥籠日和- 焼石二水自由詩15*07-3-21
お望みとあらば- 北大路京 ...自由詩12*07-3-21
ノート(四人)- 木立 悟未詩・独白907-3-21
就職活動- 倉持 雛自由詩1207-3-20
浪洞- 木立 悟俳句807-3-19
ジプシー- 水在らあ ...自由詩38*07-3-19
日曜日- 水町綜助自由詩10*07-3-19
東京_八ヵ月- soft_machine散文(批評 ...21*07-3-18
ときには外人になってみる- yo-yo自由詩2*07-3-16
キス- 水在らあ ...自由詩32*07-3-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20