刻むビートの中で

すれ違った人の思いを切り刻む

夏の日じっとしてられなくてパジャマのまま

夏の風のなかをはしりぬける

繋いでとぎれない笑い声

手をのばしてつかみ ....
痛いとかかゆいとか
間抜けな人は嘘でもいいやと
マルをつけた
早く治るといいね

ピンクが好きだと言ったのね
そんなのもう
鳴り響かない
ずっと弾いてないから
静電気を放った
早く ....
(でっかいのが、死んだ。)

風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
えんえん泣いてるときより

はにかんで大笑いしてる方が可愛いよ

なにげなくふれあう瞬間

電撃が体内をいっそうに駆け抜ける

消えかかる心の奥底に

沈み損ねていた思い ....
風のなかを
水がそよいでいる
遠い水
互いに見えない ふたつの水


濃い影 薄い影の重なり
音は溜まり
低く連なり
夜の道を速くする


やわらかな菓子
指 ....
この雨はもう止まないかもしれない
街も道路も車も人も水浸しになっている
ほんとに誰かがバケツの水をぶちまけているのだろうか
梅雨の終わりには
雨の神さまがバケツを空っぽにして騒ぐの ....
思い出せない人
どうやって

思い出せない人
思い出せる?

思い出せない人
目を伏せたまま

思い出せない人
わたしに話した


つねって
振り回せば?
からっぽの体で ....
黒色の雪がヒラヒラ舞い落ちる

それに合わせてリズムをとるぼく

ブランコにのりながら遠くまで飛ばした

靴は雲の中に突き刺さり落ちてこないよ

ぼんやり光っている電灯に夜蝶が ....
雨あがりの道を母と歩いていた

虹だ
おかあさん
虹だよ

ふりむくと母はいなかった

手の感触も覚えていない
母はよく左の胸をおさえていた
あれは母の癖だとばかり
思ってい ....
光る
ざわめく
お前を
連れ出す


打たれる
二人で
稲妻
はぜる


当たるぜ
俺たち
そんな
ひどい


あたった
ためしが
ないのよ
宝くじ
 ....
星と星をつないでゆく
あなたの指の先で
翼をひろげた白鳥が生まれる

古いギリシャの名前が覚えられない

翼は夜のかたち
それなのに星と星との距離を
越えることはできな ....
豊かなだけの想像力なんか俺はいらない
そう思いながら自転車専用の真っ赤な道を歩いていたら
後ろから
すけぼーで
いかついリーゼントのお姉さんが
ざっ
と通り過ぎた
首筋には漢字で ....
マンホールが電球として天使の子宮に灯り
その穴から華やぐ声音の子守唄が
怖い夜の為のドアノブを金具ごと剥がす
トランプの13の幼年期をあやしていた!
手入れされたお墓や遊園地や庭園が
アルフ ....
空耳のどしゃぶり
ガード下にこだまする

立ち止まる黒猫の
瞳はブラックホール

目が合えば僕は
吸い込まれていく


夜を開く赤のカーテン
その向こうへ黒猫は走り出す

加 ....
朝が来て目覚めはじめる痛みかな



自分より愚かなものを知らぬ朝



頭から頭をどけて朝を見る



我が願い次の朝陽は含まれず



誰も来ぬ分か ....
走馬灯がまわり終わったので
私は森に行きたいと言う
彼はちからづよい腕で
私を針のように持ち上げる

空はぬあーと曇っている
森の中に広場があり
むかし私たちが戯れたベンチがある
彼が ....
   しみ光って
         しみ染みる

    しみちぎれて
           しみ染み出す


消せずにきっと朝まで

しぼんだ風船どこまで
わたしを探して遥か彼方 ....
ドングリを3個
ぼくの手のひらの上にのせて
3円ですと娘が言った
ぼくはナンキンハゼの葉っぱを3枚
娘の手のひらの上にのせる

ひとりといっぴきと
ひと粒のために
こ ....
もう聞こえないノイズのような工事の音

もう聞こえない野良猫の喧嘩

もう聞こえないあのとき歌った詩

もう聞こえない信号が変わるときのうた

もう聞こえない悪魔のささやき

もう ....
 蛍の乱舞も終わり
 蛙の鳴き声が
 闇に響く 里山
 闇の向こうは
 華やかな都会の光が
 人々を惑わす

 未来が視えにくい 今
 なにかにすがりたくても
 それさえ 見出せず
 ....
戯詩作法に関するメモ

1:音を持たない韻(ライム)に即いて
韻とは同音・類音異文法での母音乃至子音による、語をまたいだ音の相似及びそれによってもたらされる音声的エクスタシー
の事であると考え ....
近くに小さな森がある
魔女も赤ずきんちゃんもいない
妖精も小人もいない
むろん南方熊楠もいない

サワグルミの木がある
トチの木がある
両手をまっ黄色にしながら
固くて苦いトチ ....
森は沈む
銀の花に
残響に
緋の笑みに
秋を穿つ泥まみれの羽に
森は沈む



鏡の乗りものに映る青空
死が飾られた街の隙間に
冬の色の海が見える
その鳥はとどろき ....
ハロー・グッバi.イ・ク燐バリー.iii Luluる
(没ッ主r・ボッシュ!may,ソープ-泥ィッ朱シた!)

今晩.der-スイた蝙蝠架さヲ、i!i!-侍す-キス肢た輪,rd E句添う
塔、 ....
もう見えない昨日の太陽

もう見えない昨日の満月

もう見えない昨日の夕陽

もう見えない小さい頃の思い出

もう見えない君の笑顔

もう見えない世界の裏側

もう見えない僕の ....
さかなのむれが
ほどうではねる

きらきらきらきら
ひかるさかな


おそらでママが
よんでいる

ぴかぴかぴかぴか
ひかるママ


ひかるさかなは
しらんかお

き ....
ストレートで
明るい
情熱的な
あなたに
飲み込まれそうで
怖い
自分の足場で
自分の持ち場で
石橋は叩いて渡り
毎月少しずつ貯金して
用心に用心を重ね
やっと息をしている
そ ....
もらいものだけど
よかったら

このてをきみに
あずけるよ

すこしかるくできたら
いいな



もらいものだけど
よかったら

このつまさきをきみに
かしだすよ

 ....
見世物小屋のなかの
見せるもののない見世物




誰も見ない見世物
確かに君の胸の鼓動の音は聞こえる

けどその音の本体が見あたらないよ

愛しい人から作ってもらった

ミサンガは君が置き手紙を残し

出てった日にプツリと切れた

そのミサンガに込 ....
モーヌ。さんのおすすめリスト(591)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏休みって何で長いのに短くかんじるの?- こめ自由詩706-7-30
早く治るといいね- アサリナ自由詩10*06-7-30
パサヤ・ドニバネには道が一本きりしかない- 水在らあ ...自由詩56*06-7-27
ありきたりなストーリーでも満足だよ- こめ自由詩1206-7-25
しずく_うつわ_ゆび- 木立 悟自由詩506-7-25
雨が降っている- yo-yo自由詩406-7-23
思い出せない人- アサリナ自由詩6*06-7-22
アナタの色は何色ですか?- こめ自由詩1006-7-21
- yo-yo自由詩606-7-20
夏の嵐- 水在らあ ...自由詩15*06-7-19
星座- yo-yo自由詩506-7-18
所在無い日- 水在らあ ...自由詩22*06-7-16
暗い日曜日- 六崎杏介自由詩206-7-15
黒猫- 松本 涼自由詩606-6-26
朝水- 木立 悟俳句706-6-8
小鳥- 渡邉建志未詩・独白5*06-6-7
- アサリナ自由詩3*06-6-6
サバイバルゲーム- yo-yo自由詩6*06-6-4
もう聞こえない・・・・君の声が・・- こめ自由詩506-6-3
乾いた季節- 肥前の詩 ...自由詩406-6-1
メモ1:戯術- 六崎杏介散文(批評 ...4*06-6-1
Into_the_Woods- yo-yo自由詩5*06-5-30
銀花_Ⅰ- 木立 悟自由詩606-5-27
設計:世界の終わる日に唄う歌- 六崎杏介自由詩2*06-5-25
もう見えないよ・・・・・君が- こめ自由詩906-5-25
ひかるさかな- 松本 涼自由詩1*06-5-24
津波警報- チアーヌ自由詩406-5-24
もらいもの- 松本 涼自由詩4*06-5-24
ノート(35Y.4・22)- 木立 悟未詩・独白106-5-22
雨上がりの蜘蛛の巣は綺麗になったよ- こめ自由詩306-5-21

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