五次元。

の。

とても。

が。

すてき。

霊世界。

広さも。

時も。

超える。


ぼくらが印した一点は積分され二次元のふりをして三次元で見つめて ....
内に外に転がる音の
離れてもなお近しい音の
ふさふさとした
柔毛の音の


遠さは鼻先のまま香り
同じ色の大きさに降り
布をくぐる
まぶしい輪唱


ある日どこかで ....
平凡なお別れをした僕らは
やがていずれきっともうすぐ

偶然も必然も届かぬ場所で
二度とその声を聴くことも無くなるのだろう

覆い被さる波のような日々の中で
わずかにこの手に掬い上げられ ....
霧のエニグマ
降り停まり 指に纏え

…………………………

空に掴んだ
君の手を 僕は妬む

…………………………

霞み疲れた
恣意的な 下卑るソウル

………… ....
無音なんて瞬間はない
なんていったのは4分33秒のジョン・ケージか


見上げる路線図に刻まれた黄の疵は
痺れ絶えた僕の海馬を流す距離の苦厄紋様だ


ほら
見てみろよ
さ ....
新宿を追い越して夜が廻る
整頓された宇宙

小麦色のウサギを探すが
大抵は気の強いものに護られている

バッティングセンターからチンピラの声が聞こえる

宝石売りが乞食に餌をや ....
白くしずかな八月の
午さがりのあかるい部屋である
私はただソファに横たわっている
そして部屋の中空を
一個の檸檬が歩きまわっている
まるで散歩でもしているようだ
いつのまに出現したものやら ....
二人称の冒険と、一人称の諦念を。


かいつまんで、説明すれば。



届かないはずの気持と、
貰えないはずの気持と。


かいつまんで、説明すれば、

クロの想い ....
先生:ぐっもーにん えぶりわん

生徒:ぐっもーにん ミス・きたおおじ


先生:はわゆー?

生徒:あいむふぁいん、せんきゅー。あんどゆー?


先生:あいむふぁいん、せんきゅー ....
我々は我々であるために
キャッチボールをする

キャッチボールは速い
止まらない
たまに爆発現象もある

五秒で終わるべきことが
終わらずに
並行を保っている

だから安定してい ....
アンドロイドになるのは容易い




くだらねえ、というなら
くだる人間になれよ馬鹿だな
愚かとかももー安っぽくて
足りない
足りないから100万回くらい言うよ

でもそ ....
ロッキングチェアーにもたれた
揺れて、揺られながらも
パパに貰った上手い生き方
が、出口を求めている

夜の内、網戸の向こう側
君の描いた闇、に似た闇が
すそを広げていく
 ....
                                   あたしは、
                         綿のスカートを翻して逃げる。
誰もいない、
  ....
そりゃあ、権威を罵るやつが まさか
舞台ウラでは権威にペコペコしてたなんて
あー 嫌だ、嫌だ、たまらねぇ。
 (もう終わりだナ、早く忘れちゃおう

 酒美味し祭鱧佳し夕べかな

 ――ゴ ....
君はいつも白いシャツ
風の中を泳いでる
魚みたいに
僕の心を泳いでる

そこに触れてはいけないよ
そういうところに触れていき
そこに触れてはいけないよ
そういうところに触れていっては
 ....
ずっと向こうの
そのまた ずっと向こうの
背中の海で
泳ぐひとがいる


しずかな潮がつぶやいている


わたしたち
泡ぶくだったのね
小さな水とたわむれて
いつか
生まれた ....
いつから?
 
 一日。指を立ててアタシは言った 

今日から?
 
 いいえ。7月の1日。 もう一度 指を立てていった

え?いつ?昨日?

 医者はまっすぐこちらを見ていた
 ....
すり減るばかりのラバーソウル 



「もういいかい」



「もういいよ」
と言えず咬みつく爪は 



ずらるらり ずらるりら
右でびぃという感じが消えない
夜は寝過ぎたほどに
朝の曇り空が
重い球体になる

その右耳の雑音が
圧迫すれば圧迫するほど
集中神経の軍隊が
閲兵式の完璧さを加味する

そ ....
飛行機を知らない人と轍を踏む
想像よりも柔らかい轍だった
この先に飛行機があるんだよ
そう言うと向こうは深く頷いた

生まれたときから教えられた通り
正しく騙せば
一族は末永く恵まれる
 ....
明日、現代詩フォーラムの会議室『関西好きやねん会』のオフ会があるわけですけれども。。。

祖母宅に行きまして、
「明日、現代詩フォーラムで短歌とか書いてる人たちに会ってくるねんけど」

話 ....
あさ
ゆうやけ色のやさいたちを
こわしてゆくときに
ふと香る 昨夜の
ねむりにおちてゆく、
やわらかい
眩暈



きょうはいつも きのうの続きだから
きのうの夜も
まくらにほ ....
日曜日の昼さがり ブラブラ散歩
少し歩きすぎたか 見覚えのないところまで来てしまった

萬屋を見つけた
よろずや?

マンガでは見たことあるけれど 実在するとは

"品行方正 ....
ぼくのこの手に

あのあたたかい

陽だまりを拾うことができるなら


あなたのもとに持ってゆくよ




いのりが

ああ、
きこえない



キズだらけのあな ....
眠りかけの夜に

キスをするしぐさの

芳しさ




ああ…




少女は

小さくため息して

壊れかけの夢を

抱きしめていた



 ....
その本を開くと
ガラス玉のような星がこぼれました
しみだらけの古い本です


星を見失わないために
すべての星に名前が付いていました
本にはページがなかったけれど


ページをめく ....
プラグマティズムを
食人種に与える
もぐもぐ、
益々、世界を成敗


有象無象、
思ひ解いて
改めて人口を計算

もぐもぐ、

人は浄土を前にしても
衝突銀河 ....
楽しいときほど
思い出してしまうのは
あなたと過ごした夏が、きっと
あまりにも輝きすぎていたから
あいたい、と
そんなき持ちに自分の笑い声で気がついた
だって二年前、あ ....
目を瞑り
微笑んでいたのは
遠い日の残像に似た
脆い、光
 
壊れないように
そっと、手を触れてみる
優しく息づくそれに
耳をすませた私は
ふと、安らぎを覚えて
 
 
多分そ ....
温かい霧雨は
失われた羊膜の記憶のように
柔らかに
わたし
という意味を
緩やかに包括する

鳴き声のような雨音は
鼓膜に優しいけれど
痛みに疼く左目が
暗転する風景を拒絶している ....
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