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コップに水を満たす


ごくり
夜のなかにひろがる
水域


遠い水を飲みこんでは吐き出す
夢のそとへ
背泳ぎで渡る


水が満ちる
遠くまで水が満ちる
とう ....
 君の歌をポケットに忍ばせて故郷を歩き続けるよ
 まずは何と言っても学校 現在は新しいグラウンドになっている
 夢の中で古い校舎の玄関の鍵を開けて 現実で中に入っていくんだ
 空想を広げて 同級 ....
刃が
葉のかたちを描く
死と夜は出会う


羽と羽以外のもののあいだにさかいめはなく
常に常に激しく
すべては行き来しつづけている


わずかに曲がるからだの線に
寄 ....
白い花

バナナのように

焦げて


梔子よ

腐ってゆくのは

それは



ではないのだよ


白い花

バナナのように

焦げて
いつのまにか
溶け込んでいた、世界と
私との接着面に
体温計をさしてみる
 
ゆっくりと
開いた手のひらと
大気との間
握ることはせず
また、摘まむこともない
 
 
少しずつ ....
 * 雨 ぷらす 享楽
 
かたつむりを追いかけたり
水たまりに入ってみたり
いつもと違う遊びができる
この日を待ちわびていた
泥だらけのズボンの裾を誇らしげに
明日の約束を交わした
 ....
埃をかぶった辞典を開いて
君に伝えたい言葉を探してみる

学のない頭から出てくる言葉は
ありふれた簡単な単語ばかり

君を勇気づける言葉を知らなくて
根拠も言えず「大丈夫」を繰り返す ....
自由な蝶が 僕を超えて行く
ああ また夏が来るんだ

羽ばたく速度を上げて 僕を超えて行く
ああ 切ない日々に 刹那の記憶を 忘れられない 
てのひらから青い地球がころりとこぼれ落ち
てしまったので、園児たちはみなぽかんと口
をあけて空の穴を眺めていた。外は真昼で季
節外れの台風のように雨が降っている。降っ
ているのに空は晴れている ....
かばんを一つだけ持って
やって来たのはさびれたバー
水を恵んでもらおうと
立ち寄ってからもう7日

クツはとっくに無くなったし
国もとっくに無くなった
埃が風で集まるように
なぜかこの ....
― 太陽は人気者でした。




 それはそうだよ

 だって、僕がいなくちゃ生命そのものが存在しないんだから。


 見てごらん

 みんなが僕を慕ってる


 作 ....
午前4時
ほの白く ほの青い 四角い窓から
まちの寝息が
明かりの粒子が 舞い込んでくる
街灯は 夏の虫を誘って
ゆれるように強く

黒い瞳に ひとつずつ
真珠を入れて
まばたきもせ ....
こんなことがあってね
あんなことがあってね
生活がどうにもならなくてね
愛した人と別れてね

こんなことができなくてね
あんなことが叶わなくて
考えに来たんだ ....
動きが止まりそうで 怖い
僕はまだまだ動いているうちにやらなければならない、
そんなものしか抱えていないのに
止まったら駄目だ

止まっては駄目だ


初夏の日々
夜に溺れそうな ....
雨色の空気が
私の奥をノックする
深く吸い込んで
吐くだけの、仕草
 
名も知らぬ花に
小さく声をかける
雨音はもう
とうに止んで
 
 
水溜まりの上を
わざと歩く
波紋が ....
君は鳥のように 自由でいて
羽を広げて 青い空を駆けまわって

僕は大きな木でいよう
君が疲れたときに 羽を休められる

雨から君を守るため
枝をいっぱい伸ばして 大きな葉を ....
夜を歩く

夜を軽く

ひとりで歩く

ふたりは軽く

外灯は真っ白

雲は虹色

月は金色

あたまは薔薇


恋人の息子を

殴る

そんなじぶんを

 ....
揺れる電灯を
膝立ちのままで、消す
扇風機からの人工が
生々しく
私の頬を通り過ぎる
 
茶色い光の下
飛び交う光がある
テレビを消してみた
全く
見えなくなって、しまった
 
 ....
すやすやと

安らかな寝息を立てる

ちいさなちいさな背中



このちいさな背中に

どれだけの重荷を

背負わせてしまったんだろう



たくさんの痛みに耐えて ....
にちようびが
しゃらしゃらとやってきた

とろとろしてたぼくは
もそもそして
ぽやぽやして
むしゃむしゃして
またとろとろした

それからすこし
かなしいゆめをみたぼくは
めそめ ....
飛び立つ鳥のかたちの木と
降り立つ鳥のかたちの木とが
風のなかでとなりあい
はばたきと狩りを語りあう


常にどこかにいる冬と
めぐりつづけるものらとの
軋轢の色とかけらが ....
アキコの場合も

どんな言葉言っても

すべて受け入れて

よけいに気持ち強くなっていった

おなじものを感じます


あれっていったいなんだろうね

正しいことがどうのこう ....
明日 朝 起こさないでね

やだ 起こす

そう じゃあ おこすて

おこすて?

うん 明日 朝 おこすて

え じゃあ おこさない

そう よかったわ

電話  ....
拳銃を取り出して 僕は彼を撃った
魂を売って 娼婦でない女達を
晴れ間とはこういうものだよ
なんて言って
感覚を取り除いたからだよ

上手く動かなくなった指先が
背中の硬直をより高めた
 ....
やさしくて

不器用な俺たちが

さいごには

獣のようになって


果てる


やさしくて

不器用な俺たちが

さいごには

獣のようになって
ダークフルーツケーキを焼きました

小さな幸せ感じたくて

2週間も前から生地を寝かせて

部屋じゅうに

たっぷりのブランディと

甘さを抑えたメイプルの香り


いつもの ....
星が動く力の理由と
蟻が蟻である理由のはざまを
空はゆうるりとめぐりつづけ
かけらを降らせつづけている


定まりのないかたちの回転から来る
定まりのない音や色が
影まで至 ....
目のまえがぱあと明るくて足もとのきんいろの草っぱらがどこまでも続いていると思ったら
それはそれはわたしの夢のなかでのできごとで
目をあけるともうお日さまはずいぶん高いところにえっちらと昇っ ....
焚き火の前で
君は寝ていて
疲れてるんだろう
ずいぶん歩いたから

マカオにきっと遊びに行くからね
君も遊びに来てね
俺がどこにいようと
何をしていようと

ヨージ ....
ぼくらが

どこから来て

どこへ行くのかというようなことは

とても重要なことだ


ひとは

ひとによって生まれ

ひとであることで死んでゆく

それは

あらゆ ....
モーヌ。さんの自由詩おすすめリスト(522)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水域- yo-yo自由詩9*07-6-29
故郷にて- 円谷一自由詩4*07-6-29
ノート(刃)- 木立 悟自由詩607-6-28
梔子よ- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-28
体温- 山中 烏 ...自由詩12*07-6-28
梅雨- 倉持 雛自由詩1007-6-28
見つからない- 北大路京 ...自由詩30*07-6-28
トライアル- 那津自由詩4*07-6-28
てのひらから- mizu K自由詩9*07-6-28
バックドロップ・カフェ- 自由詩307-6-28
太陽の苦悩- 宮本 心自由詩8*07-6-27
午前4時・真珠- たちばな ...自由詩19*07-6-27
そんな世界- 水在らあ ...自由詩32*07-6-27
トライアル- 那津自由詩407-6-26
長雨の後に- 山中 烏 ...自由詩10*07-6-26
- 北大路京 ...自由詩27*07-6-26
夜を歩く- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-25
遭難- 山中 烏 ...自由詩1207-6-25
ちいさな背中_と_無力な両手- 宮本 心自由詩25*07-6-25
しゃらしゃら- 松本 涼自由詩707-6-25
ノート(かたち_さざめき)- 木立 悟自由詩1207-6-24
転送- 吉岡ペペ ...自由詩607-6-24
トライアル- 那津自由詩2*07-6-24
トライアル- 那津自由詩307-6-24
果てる- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-23
いつもの休日- 吉岡ペペ ...自由詩107-6-23
緑と金_Ⅲ- 木立 悟自由詩607-6-23
春に過ごす- mizu K自由詩6*07-6-23
シンキ- 水在らあ ...自由詩10*07-6-23
生き物たち- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-22

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