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日曜の朝

ひとの少ない駅のまわり

秋の日だ


きょうの最高気温は34度らしい

でもやっぱり

きょうはもう秋の日であるらしい


日曜の朝

ひとの少ない駅のま ....
そぞろ吹く風に

重たいベクトルは

もうないようだ

藍色がはやく降りる

虫の音がしている


秋はどこからか

煙の香りをさせている

それがこころの

鏡のな ....
こころは

どこか遠くへ

追ってみようか

受け入れてみようか

ぼくらの感想戦


さよならなんて

なんて乱暴なんだ

フェイドアウト、するさ


こころは
 ....
フライトのあいだ

夜空の点になって

もしくは線になって

ジュンパ・ラヒリの

その名にちなんでを

しがみつくように読んだ


なんどか眠った

起きればいきなり

また本を開いた

なにかを取 ....
風、ぱたぱた

虫の音色

月、雲に隠れ

湿りの中

ひからびる幻


ワイシャツが

すっぱいケモノのニオイ

クサイクサイ


風、ぱたぱた

虫の音色
 ....
つきのかわらだ

夜の雲われて

あいつのこころ

鉱物みたいに

ちらばっていた


高速道路の空に

そいつを置きざりにした

強く踏み込んだ


つきのかわら ....
かたちのある世界は

祈りのまえでは

透明人間のようなものだ

祈りは

かたちのない世界にある


かたちのある世界で

かたちのないものに祈る


かたちのある ....
夏休み

なんかいめかの

花火をする

お盆さえ

いっしょにいてやれなかった

贖罪を

火にくべる

はなやかな花火のあとに

さっきした

線香花火

 ....
夏空の雲

お、あれは俺だ

俺は夏空なんだと

勘違いしている

雲だ俺は


もこもこもここもこもこ

宇宙からのぞけば

たんなる地球の模様だよ


夏空の雲 ....
かたちにあらわれるものについて

うまくなりたくなんかない

かたちからはいる、のも

かたちにあらわれないものにむかう

かずあるやりかたのひとつだろう

みえないところをがんば ....
かたいものは冷たい

ノートに走り書き

それから探しはじめる

かたいけれど、

冷たくないものを

かたいってどんくらい?

それを考えるのも

おもしろいかも知れない ....
お客さんには笑える

社員には笑えていない

そういう物足りない経営者が

いまの俺だということさ


さっきまで

誰もいなかった部屋は暑い

そんなこと

夏じゃあた ....
継母の喫煙

見つめている

あたしの喫煙越しに

扇風機の

あおい羽根越しに


りんごの木

ふしぎな果実

かしっ、かしっ、

あたしたちはさ迷う


 ....
きみの祈りは

僕からふとでた願いでした

きみの祈りに

いまじゃあ殉じる僕でした


緑の木陰にふとい風

きみと僕の

横っ面さらってゆく


きみの祈りは

 ....
サドルにまたがる

ぬくい風をぬうと

耳のなかでは

昔日の最愛が

飛ぶしろを採取し

ぬくもりしらべる


ぼくは いまも きみが

しかし きみも いまは

 ....
ひろがりが

有限世界のものならば

時間もまた

有限世界のものだということ


未来というのは

まだ空間と時間に侵されて

いない頃のこと


ひろがりが

 ....
いまさら

カノジョからの

離婚の報せのメール

見つめている

削除しないのは


なんだか泣けてくる

(おまえ

あたしのなんなのー)

ファンだよ

( ....
しぜんに

孵化し

かあるく

受入れ

夏のみずいろ

しろい悲しみ


ひかりは影を

点滅させている

いのちは形を

生滅させている


しぜん ....
恋なんてやつは

マズローの説く

所属の欲求なんだろう

抱きたいなんてものも

マズローの説く

承認欲求なんだ


粗雑なみどり

ぶっとい風に

影を揺らして ....
葉裏が風に輝いている

黙って

サイレントに

葉裏が白く騒いでいる


幻のようだ

わたしはまるで

死びとのようだ

真言を聴く


葉裏が風に輝いている
 ....
五次元。

の。

とても。

が。

すてき。

霊世界。

広さも。

時も。

超える。


ぼくらが印した一点は積分され二次元のふりをして三次元で見つめて ....
徹夜あけ

会社ちかくの銭湯にゆく

塩サウナの日だったから

嬉しかった

露天の空の紫は

薄まるように青く白んだ

ひとけのない夕方のようだ


朝日が体の黄色をあ ....
台風の夜

徹夜をした

夕方は青くて濃かった

西の空が明るんだり

ぱらぱら降ったり

たまにざあっと来たり

そとではときどき風が鳴った


夜9時ごろ焼肉を食う
 ....
カントリィ鳴っている

帰り道

軽トラ

揺られながら

むなしい得意どきを知る

俺には似つかわしくない街から

帰り道

カントリィ鳴っている


逢いたいから ....
悔しそうにも

哀しそうにも

荒野の来し方を

見つめるようにも見えた


セピアのなかは真空だった

息のできる真空だった

ブラジャーで固くした

からだは青くて冷 ....
なつまえの青い匂い

したに目をやると

蟻、蟻、蟻、蟻、、、

汚い灰皿と向かいあって

わけわかんないこと言ってる奴らを

忘れようとしています


公園でひとり

 ....
湿った人なみ

地下鉄の改札

灰いろをためこんでいる

風が海流のようだ


おんなは

おんなを操縦している

おとこは

おとこをごまかすのだ


湿った人な ....
誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実の背中、その一群


ピアノ

トレモロ

おんなのからだ


誓いはすぐくずれそうだ

あんなあとに

もう現実 ....
このまえ

車のなかでなにかを食べてて

ふっと、じぶんが生きている

ということが愛しくなった


あれはなにを食べてたのだろう

こんなふうにしていれば

思い出せるので ....
さかさまな夕日のあと

街は裏切るように

鏡の星を浮かべている

環境破壊のキーワードは

未来

それをみんなのまえで

話せる時代だから

悲しみは暇つぶし

焼 ....
モーヌ。さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(51)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の日- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-17
秋のこころ- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-12
ぼくらの感想戦- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-11
ラヒリの文学- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...107-9-9
九月の湿り- 吉岡ペペ ...自由詩107-9-3
つきのかわら- 吉岡ペペ ...自由詩607-8-31
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩407-8-30
夏の祈り- 吉岡ペペ ...自由詩707-8-28
夏空の雲- 吉岡ペペ ...自由詩307-8-27
うまくなりたい- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-26
夏休み- 吉岡ペペ ...自由詩407-8-24
物足りない夏- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-22
継母の喫煙- 吉岡ペペ ...自由詩607-8-21
きみの祈り- 吉岡ペペ ...自由詩207-8-19
昔日の最愛- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-19
未来があるから- 吉岡ペペ ...自由詩307-8-17
カノジョの離婚- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-13
夏のみずいろ- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-12
- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-11
夏の幻- 吉岡ペペ ...自由詩207-8-8
恋文- 吉岡ペペ ...自由詩107-8-2
朝日- 吉岡ペペ ...自由詩407-7-19
徹夜- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-15
むなしい得意どきを- 吉岡ペペ ...自由詩107-7-13
遠くを見つめないで- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-11
なつまえの蟻- 吉岡ペペ ...自由詩207-7-9
地下の海流- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-7
くずれる誓い- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-7
あれはなにを- 吉岡ペペ ...自由詩407-7-5
計算機たたかれて- 吉岡ペペ ...自由詩607-7-4

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