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願わくは花の下にて春死なん
そういったのは、誰だっけ?
私もあなたの言葉にならい
桜の花咲く木の下の
ベンチに長々と横たわって
桜の花を真下から
眺めてみることにしました
まだ白い夕 ....
こうやって部屋のなかから窓の外を見ていると、雨の中でしか生きられないけものになってしまったような気がする。穴ぐらのなかで、ひたすら雨を待つ。エサはあるのだが、自分のツメで獲物を引き ....
実際の所あれは
鴉のようにも見えたし
人間のようにも見えた
真冬の朝の
まだ明けきらぬうちに
紫色の空を
私たちは見上げていた
凝固につぐ凝固
雪よりも白く美しい
骨を包んで ....
北国生まれにとって 凍えない秋は不思議
河の彼方 海を思う日常に 溶け込めたような午後
真理
真夏に連れてった海のこと覚えてる?
君とならあのジャンボ機にも
漕いでって 飛んでって ....
めくるめく展開する青
それは淡い水彩画で描かれた
青いヌードだった
彼女のくれた画集の傍らで
煙草くゆらす僕
灰色が包み込んでいく涼し気な青の女体
けして君を汚したりはしない
....
いま、ここでできること
わたしのなかの
もう忘れた 日々のなかの
灰の底で まだ暖かなものを
はだかの ゆびで つまみ
てのひらのなかで
そっと 吹きかけていくこと
ああ 雨が窓を打 ....
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身体を放り投げたのは、
わたしたちという、世界そのものである。
あなたは、
蓬髪をさかだてて ....
ひさしぶりに親父に会った
釣ったばかりの岩魚をぶらさげて
反りかえって山道を下りてくる
いつかの河童に似ていた
秋になると
川からあがって山へ帰ってゆくという
そんな河童を村人はセ ....
やさしくて
ことば は 壊れて
きらきら
わらうのがくせで
ああ、いいこだねって
かんけいないところでささやかれて
でも、レジに入金して
もどってきたら
あなた、 ....
私が真冬を歩いていると
太陽の童貞が落ちていた
私はそれを慌てて拾う
そして忘れてしまう
私が真昼を磨いていると
青空の処女が堕ちてきた
私はそれを慌てて隠す
そして再び忘れてし ....
あさがこわい
よるがこわい
ははがないた
ちちがないた
ねこはいなかった
いぬはかってみたかった
しあわせ
とても
これからも
うまれるまえ ....
天気雨が終わり
朝が降る
花の頭の魚が
光の首の鳥が
幾つもの頭の獣が
何匹も空へ昇ってゆく
海のなかのふたつの木
冬の終わりとはじまりのように
降りそそぐ朝のなか ....
モーヌ。さんの自由詩おすすめリスト
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タイトル
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カテゴリ
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日付
西行法師の如く_the_Buddhist_said
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AKINONA
自由詩
3
06-4-13
雨(1986.8・4)
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木立 悟
自由詩
12
06-3-2
冬の風景
-
和泉 輪
自由詩
17*
06-2-19
真理のゆめ
-
たちばな ...
自由詩
3
06-1-24
彼女は青いヌードだった
-
けんご
自由詩
8
05-10-10
こころみ_2
-
るか
自由詩
17
05-7-9
こころみ
-
るか
自由詩
16*
05-7-6
河童
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yo-yo
自由詩
7
05-6-8
派遣
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ふう
自由詩
6*
04-8-18
結婚_(2004.2.16)
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和泉 輪
自由詩
15
04-6-13
プレリュド
-
ふう
自由詩
4*
04-5-9
降り来る言葉_Ⅲ
-
木立 悟
自由詩
4
04-1-3
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