すべてのおすすめ
詩が書きたいのに書けないという病に陥ることがある。しかし、締め切りがあるわけでもなく、誰も私の詩を待っていてくれる者など居ないし、金銭的価値もないだろう。
私にとって詩とは何だったのか、と考える ....
雪が降ると、地元建設会社の除雪車が朝の三時ころから家の近くを通る。それとともに覚醒し、トイレに立ちインスタントコーヒーを飲む。用を足し、四時半には身なりを整え表に出る。
昔から、家の前の雪を払う ....
【性的・暴力的な表現があります。ご理解の上、ご閲覧をお願いいたします】
わたしは、生を受けたということがおかしいのです。
母の名前は蝶、きらきら光る目をした人でした。
わたしはあか ....
シーアスパラガスというものを見つけて身請けした。イスラエル産らしい。
植木で見るような、ガサガサした葉で、初めて見たとき「なんかえぐみが強そうだな」と思った。完全なる偏見であることは後に判明する ....
両祖母は国後島、樺太出身である。
現在国後島は北方領土としてロシア実効支配下にあり、
樺太は正式なロシア領土である。
戦時は幼少期ということもあり、両祖母の当時の記憶は非常に断片的である。
し ....
白夜はいつも寝不足になる。
夜になっても沈まない太陽のせいだ。こんなあたしでも人類の、はしくれ。太陽の光に含まれる活動エネルギーが、自律神経を乱れさせてしまうのだろう。
「おはよう、リン ....
昨日。朝からの雨と風で、もしかしたら最後の勤務は営業休止になるのかもしれない。と、スキー場勤務最終日を期待したが、営業休止の連絡の電話は鳴らず、今シーズン最後の道の駅で時間をつぶすことにした。三月に ....
ね、みんなは、恐竜だったころをおぼえている?
むかし博物館に家族全員を、父がつれて行ってくれた。幸せな会話で窒息しそうな電車、はやく終わらないかな。
父はティラノサウルスが好き。わたしはトリケ ....
あゝ、神になってしまった。
いや、オレが自分で言っているのではないんだ。
《データ》ってぇのがあって、そこの
秋葉竹さんのデータ
他人の詩は・・・ 究極読詩神 [100%] ....
パリ、モンマルトルの享楽街の中でも、ひときわ輝く大きな劇場があった。
名を『ムーランルージュ』という。
彼らはそこで活躍する芸人だった。
「ねえジャン、あたしたちがコンビを組んでもう ....
放課後、中学校の西向きの図書室には、まぶしいばかりの光が降り注いでいた。
全校六百人ほどの生徒の中で、読書なんて今時流行らない趣味を持つ人は、おそらく少数派だ。調べ物ならパソコンで事足りるし ....
最近は、ぼくは殆ど詩は書いていませんが、現代詩フォーラムや文学極道に
投稿する際に、たまに新しいのを作ることがあるくらいで、まぁ、ここ5年
くらいは、詩を書くという行為から遠ざかっています。
....
自分という存在が、絶対的にひとりだと、気づいたのはおそらく子どもだった頃と思う。
なんでもない日の、なんでもない朝。赤いランドセルを背負い、竹で出来た定規をそのふたの隙間からのぞかせていた、小学校へ ....
昨日まで、子供たち(甥と姪)が遊びに来ていて賑やかだったのが、広島に帰っ
て(帰省)いったので、まあ、急に淋しい感じなってしまって・・。この夏季休
暇中どこへいってもどうせ人人人で一杯だろうし ....
今年の桜は早かったようで、娘の高校入学式にはすでに満開を過ぎて、けれどもかろうじて花は残っていた。この季節、日本は桜の国になる。わたしたちは桜の国の住人になる。お祝いごとがそんな時期と重なるのは、 ....
ポケットは好きだ。
もし、この世界からポケットがなくなったら、ぼくはきっと、お猿さんになっちゃうだろう。いちばん好きなポケットはダウンジャケットなんかについてる、ハンドウォームポケットっていうや ....
僕において、「主体」「他者」とはなんだろうと考えることがある
他者を成り立たせているものの前提には主体があり、他者により到来するもの
としての主体がある
でも、この主体は何によって獲得した ....
コストを如何に抑えて、良いものをつくる、その成果が商品として、私たちの前に並べられます。その商品としての特質として、人命尊重は、何番目なのでしょうか。それというのは、私たちは、人命尊重第一主義の社会に ....
コーヒーをひと口飲んで皿に戻し、窓の外を眺めていたら思い出
したことがある。
遠い昔、私が小学生の頃に読んだ『ばらいろの童話集』のこと。
ラング世界童話全集(東京創元社刊)の第2巻だった。こ ....
大前提として、詩作品を評する時、通常は詩の中の主体を作者と同一視しません。私が興味を持つのは作者個人のパーソナリテイにではなく、作品を通して読み取れる普遍的な「なにか」です。この「なにか」というのは広 ....
貧困に手助けをする
格差という文字を目の前にするとき
そうして土地問題を考えると、どうしてもグレーな景色を思い描いてしまう。
世の中を支配したいという欲がある
しなければならない帰属者を
....
いつもMDのラフマニノフは家に帰ると鳴りっぱなしで乾いた道と渇いた人にちょっと疲れた心をなぐさめてくれるのだが。
現実派ではもともと無いのではあるが独りの家計はあらためて可処分所得の少なさをしっかり ....
クリスマス
この街にはいつものように雪のないクリスマスがやってくる。
光のクリスマスツリーが恋人たちの想いをたかぶらせる季節だ。
レストランの窓越しのほかの世界の絵のように映し出されるざわ ....
ストーンド
(2007年 某月某日)
「ハロゥ」
「おう、元気か」
「何とかな。お前は?」
「変わりないよ」
「今どこ」
「家。お前は?」
「パリス」
「そう」
「実はな、さ ....
「詩人」という言葉のその概念的内実を考えてみれば、「小説家」とも「文学者」ともちがっていることがわかるだろう。
そこには、詩を表現手段とすることと、個人であるという、相反するような人間の定義が宿って ....
{画像=110726012953.jpg}
はるか大昔に天子が山頂にのぼり
おお我が美味し国よと祝詞を上げた山は
小さいころの遊び場だった
山の中腹には幾つか洞穴のようなものもあって
....
米国務省のケヴィン・メアという高級官僚が沖縄について、「ゆすり常
習の怠け者」との形容をし、ヒラリーの次席にいるキャンベル国務次官補
が条件付きながら公式に謝罪したとのニュース。
無論、時間 ....
―――『となりのカフカ』池内 紀 (光文社新書)を読んで
カフカといえばあの、「悪い夢に出てきそう」な、虫になる男の「悪魔じみ」た「小説」、『変身』を思いおこす読者が ....
辞職願には「一身上の都合」とだけつつがなく書いたものの、本当の理由は「生きることによる倦怠感」であった。生きる、という本質的な目的がわたしの中で、ピントの合わない眼鏡をかけているように、急にぼやけて ....
母が私の靴をはいて出てしまった。
『せちがらい世の中です。どうか探さないでください』
朝起きると母の書き置きがあった。あまりにも淡白なセンテンスだった。私は泣きながらトーストをかじり、泣きなが ....
atsuchan69さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(171)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩はどこにあるのだろうか
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山人
散文(批評 ...
7*
22-3-29
雪国
-
山人
散文(批評 ...
3*
22-1-23
三途川
-
田中修子
散文(批評 ...
11
21-10-14
珊瑚草を喰ふ話。
-
福岡朔
散文(批評 ...
10
21-9-17
ロスケ
-
TwoRivers
散文(批評 ...
7*
21-5-30
明日、世界が終わる
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
4
21-4-27
今日からは道の駅には寄らない
-
山人
散文(批評 ...
7*
21-3-15
卵化石
-
田中修子
散文(批評 ...
14+*
20-12-25
えっ?神?そうか、かみだったのかぁ。
-
秋葉竹
散文(批評 ...
6
18-9-22
ムーランルージュのふたり
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
7
18-6-27
【驟雨】志なかばでお亡くなりになられた松山椋さんへ
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
6*
15-8-26
”ネット詩”を経由して―
-
オダカズ ...
散文(批評 ...
11*
15-8-19
夜更けの紙相撲・静かなお盆
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
9*
15-8-18
現代詩フォーラムと文学極道のこと
-
オダカズ ...
散文(批評 ...
5*
15-8-15
夜更けの紙相撲・チルチル_サクラ
-
そらの珊 ...
散文(批評 ...
11*
15-4-14
ポケットのひと
-
たま
散文(批評 ...
16*
15-2-16
主体と他者__mixi日記より_2010年12月
-
前田ふむ ...
散文(批評 ...
1
14-10-4
零戦の思想_mixi日記より_2008年7月
-
前田ふむ ...
散文(批評 ...
1+*
14-10-4
A_Tale_of_the_Tontlawald
-
壮佑
散文(批評 ...
7*
13-9-11
atsuchan69「首のないM」について
-
春日線香
散文(批評 ...
3
13-7-17
格差
-
アラガイ ...
散文(批評 ...
3*
12-11-24
生活者のうた
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
21*
12-10-6
短い季節たち
-
梅昆布茶
散文(批評 ...
5
12-9-2
二本木劇場
-
salco
散文(批評 ...
4*
12-6-27
「詩人」概念の私的探索
-
杉原詠二 ...
散文(批評 ...
5*
12-6-27
橿原断片_/_耳成山
-
beebee
散文(批評 ...
21+
11-7-26
基地外沙汰
-
salco
散文(批評 ...
3*
11-3-10
【批評祭参加作品】「へんてこな作家」という親愛の情
-
石川敬大
散文(批評 ...
7*
11-3-8
ゆるやかな生活
-
豊島ケイ ...
散文(批評 ...
18+*
10-10-18
母の靴、私の靴
-
豊島ケイ ...
散文(批評 ...
18*
10-10-6
1
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3
4
5
6