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人は何故故に権利を持ち出す
人は殺すと罪に成るのに
動物は罪に成らない

絞首刑
足元が消えて
身体が躯に変わり果てる

街中で包丁を持ち歩く
煌びやかに輝き
目の ....
何かに怯える様に愛し合う
思考が働かずに自然に求めて
貪り皮膚が剥げてしまいそう

止めどなく吐息が数を増す
小さく刻む口が言葉を囁く
アイシテイル

動かない君の心身
 ....
記憶の奥底、光が届く事なき場所
誰の手も触れられなく汚れる事なき思い出

耳を澄ませば、僕の名を呼ぶ声が
微かに日付が変わった日に雨に混ざり
聴こえてくる

忘れかけの言葉と記憶と ....
電車の音が響く部屋の中
窓の下では人々が何処かに向かい歩く
出発か到着か解らない
または旅の途中かも知れない

夕焼けの寂しさを感じるのは
今日と云う日が満足に終えられなかったか ....
白と黒の記憶の片隅
その中でも君は微笑む
唇も目も其処に在る様に
手を伸ばしたら壊れてしまいそう

優しい中に鋭利に尖った凶器
知らず知らずに君の優しさに溺れて
心の奥底まで ....
西の空が赤く染まる
夕暮れ時
君の手が僕の手から離れた
スルリと零れ落ち
手を伸ばした先にいたのは
数年後の自分自身の手
ゴツゴツと荒れていて
爪は黄色く変色をして
指 ....
夜風が音を立てずに私の髪の間をすり抜けた
それは君が私の髪に触れた時の感じに似ていた

闇に姿を合わす木々達が音を立てる
自分の呼吸の音を聴けと静寂を消し去る

私の{ルビ足=ヒー ....
異国の国で幼い君の横顔に絶望を観た
屈託のない瞳の輝きは希望に満ち
それが叶わぬ事を私は知っていたから

荒れて行く地に咲く花はなく
破れかけの本でしか知る他はない

私は君を ....
(砂浜に適当に流れてきた流木で文字を書く)

瑠璃
君はまだピアノを弾き続けているのだろうか?
何度もやめたいと言っていたけど
その度に僕は君を半ば強引に説得して続けて
僕がいな ....
夕焼けも闇に染まり
少し先の道も見えない
自分の前を歩く人の足音を頼りに歩く
アスファルト特有の硬さに安心した

後ろからは僕を急かす様な声がする
誰かが苛立ちながら僕が歩くその ....
窓ガラスの向こうで夜景が飛んでいく
暗闇の中で街明かりが僕らの後ろに流れていく
鉄と鉄が擦れ合う音が耳の奥底に響く
低音、高音交じりの不快な声が耳元を走り去る
右から左に抜けて、残され ....
他人の痛みを理解しようとして
無理して心の奥底まで覗き込む
其処には自分の顔が映っていて
今にも泣き出そうな顔だった

春の音が別れの時を読む
残された日々の短さ
二度と会う ....
狂おしい程に君を抱きしめた
背骨のが歪み軋む音が聴こえた気がする
優しく静かに心地良い音色

懐かしい思い出ならば色が落ち
白と黒と茶色で動いている
友は手を振りながら私の名を呼 ....
目には見えないものばかりを求め彷徨う
日々の中で何か違うものを探す
その度に何も変わってない事に気づいてしまう

太陽と月の繰り返しの中で生きている
至福から絶望へと変貌する時は短く ....
長短の夜に君に出会った
優しく微笑んでいた

実体の持たない感情
無理矢理に形に表そうとするなら
君を抱くこと
つまり、愛?

やわらかな陽射しが窓ガラスをすり抜けて
 ....
誰かが死ぬ事は慣れていたつもりでいた
どうせ、自分には関係ないと幼い愛に溺れた

君から微かに香る
フェロモン交じりの喘ぎ声
強いアルコールを胃に一気に流し込む様な
熱さが胸を締 ....
春を誘う様な陽射しを集め
自然の暖かさを肌で感じる
それは君の温もりに似ていた

珈琲の苦さが口の中一杯に広がり
小さな角砂糖を一つ落とす
真っ白なそれは黒に染まり
形がなく ....
三月の暖かかくも切ない風
使い古し色褪せた制服が桜を覆い揺れる
今は未だ
一月の冷たくも優しい風
残された時を躊躇うことなく楽しんでいる

ぷかぷかと浮かんでいても
何れは陸 ....
静かに夜は明けて
眩しい光が辺りを照らす

その単調な繰り返しを繰り返す
嫌になっても変える術を知らず
心身が慣れるのを待つだけ

反発しても最後には諦め
感情を殺して思い ....
静かに日常の歯車は廻り
その横で穏やかに影が出来る

平凡な毎日を僕はやり過す
意味もなく遠くまで足を運ぶ
風は冷たく僕に当たる

四次元(気持ち)の中で渦を巻き
愚かな夢 ....
少し肌寒い十二月の昼下がり
窓から溢れ燦然めく陽射し
甘い希望や愚かな夢みたいに
僕らはそんなことなど気にせずいた

近くいると君の全てを見る事は出来ない
遠くいると君の見えない所も見えて ....
黄色に銀杏の葉は染まり
秋の終りの冷たい雨を浴びて
一枚、また、一枚と散っています

月日は流れ香りだけ残し
貴方は遠い場所へと旅立って
私は二度と帰らぬ貴方を待ち続ける
未亡人と化す
 ....
師走の空は高く澄んでいて
雲は静かに流れています

朝方は特に冷えて息は白くなり
凍える手で自転車のハンドルを握る
力が入らなくてフラフラと彷徨うばかり

小学生の低学年の頃に ....
鮮やかな色に道路は染まり
君の淡い朱色の髪と似ていた

家と家の間を抜ける様に光は僕らを照らす
眩しくて瞳を背けた
その間に君は僕の視界から消えた

小さな悪戯が僕を困らす
 ....
静かに今日を終えようとしている
始まりはいつも解らないが
終わりはいつも解る

儚いと知りつつも力を込める
僕ら(人と)の関係は脆く壊れやすい
一つの嘘が引き金に成りかねない
 ....
人生とは大きな{ルビ河=うみ}

若い時は船を造る事が出来たが
歳を重ねるとその技量だけが残る
彼の体力は静かに老化した

彼の肉体は思いの他にガタが来て
少しの力で骨は折れて ....
小さな指の間からすり抜けた思い出達
瞬きをすれば明日になっている
そんな毎日を今、僕は過している

理由もないのに涙が出るのは年老いたから?
過去ばっかり思い出すのは未来に希望が持て ....
静かな部屋で独りで呼吸をする
普段は聴こえる事ない音が流れる
自分自身の呼吸の音を聴くなんて久しぶりな気がする

静かな部屋の窓から外を見る
鮮やかなネオンが人々を魅了する
「忙しく時間は ....
シャッターの閉まった古本屋を横目で見る
薄汚れた窓ガラス越しに部屋を見る
手持ち無沙汰の棚が何かを語りかけてくるようで
僕は静かに瞼を閉じた

名前もない野良猫が目の前を横切った
首には小 ....
遠くで犬が吠えている

冷たい雨が降り続く中で傘も差さずに
僕は何処に向かう訳でもなく歩く

季節外れの桜は花弁の代わりに葉を落とす

認めずに生きようとする自分の愚かさに気づく ....
ペポパンプさんの海月さんおすすめリスト(123)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心(しん)- 海月自由詩2*07-4-8
哀(あい)- 海月自由詩2*07-4-8
- 海月自由詩3*07-3-27
- 海月自由詩3*07-3-22
絆創膏- 海月自由詩4*07-3-21
手と手- 海月自由詩3*07-3-13
開花- 海月自由詩3*07-3-7
罪と罰- 海月自由詩4*07-2-24
瑠璃- 海月自由詩3*07-2-21
思考回路- 海月自由詩3*07-2-19
終着駅- 海月自由詩5*07-2-17
決別- 海月自由詩3*07-2-14
温もり- 海月自由詩2*07-2-6
灯り- 海月自由詩4*07-2-3
長短の夜- 海月自由詩3*07-1-26
蓮華- 海月自由詩3*07-1-24
- 海月自由詩5*07-1-17
問い風- 海月自由詩2*07-1-8
忘れない為に- 海月自由詩3*06-12-30
風の通り道- 海月自由詩1*06-12-27
- 海月自由詩2*06-12-13
未亡人- 海月自由詩6*06-12-9
師走空- 海月自由詩8*06-12-7
約束- 海月自由詩4*06-12-3
鐘が鳴る様に- 海月自由詩3*06-11-29
- 海月自由詩3*06-11-24
眠る前に- 海月自由詩2*06-11-21
バトン- 海月自由詩2*06-11-16
夕焼け色- 海月自由詩1*06-10-30
輪廻- 海月自由詩3*06-10-25

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