昔の友人と長い話をした夜
帰りつきアパートのドアを開けると
一面に緑の草原が広がっていた
いつかのグラウンドのような匂いがして
至る所に
なんだかよく分からないものが転がっている
友人との ....
花散らす つむじ風とからっ風「花とダンスがしたいだけなの」
「本当は強いんですよ!でもこれが仕事ですから」って逃げちゃった
寒いから南に向かう北風さん「おいらだ ....
ゼロ ワン ゼロ ワン ゼロ ワン ゼロ ワン
万物は0と1で出来ているとどこかで聴いたが信用していない。
地球が丸いのも嘘。けれど、新宿は0と1でできているのは本当。
にょきにょきと、生え ....
破れた くびたびれた足袋 繕いつつ また度々旅に出る足
寂れた ラブレター 届かないほど 奥の細道の奥の奥へ
遠くへ オーボエ 大声 遠吠え
雪山に当たって吹き下ろすから
シャッター閉めて ....
河童
つい50年前にあの子と出会った川縁は
無骨なコンクリートで蓋をされたけれど
僕はまだ生臭い闇が忘れられなくて
水掻きをポケットに突っ込んでそぞろ歩く
都会の夜は頭の皿よ ....
神棚 盛り塩 開運カレンダー ワイルドストロベリー コペンハーゲン
バカラ ミュシャのレプリカに混じって 点在する くまのプーさん
片付けられない女でも ここまで生きてゆけるわけで
片付けら ....
ろくろ首
それにしてもあなたを待ちすぎました
わたしの断ち切れぬ想いはあの日の
あなたのうしろ姿に縋りついたままで
身体だけが狂おしく軋みながら
いくつもの夜を越えて来たので ....
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い
太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
お正月ぐらいはと帰った実家で
思いがけず伯父さんからぽち袋をいただいた
幾つになっても嬉しいものは嬉しい
おめぇにもやっからよ
おとそ気分全開な赤ら顔は楽しげに
崩したあぐらはすっか ....
午前中、こどもと明治神宮の宝物殿の前にくりひろがってる芝生へ。
いろんな鳥がいました。
うわあーい。
場所としては苦手ですが、鳥はすきです。
そういうのを気にしないで、鳥をみて ....
スニーカーのひもを結びなおして顔をあげる
あたたかい冬の日に遠い風が吹き
何度でもほどけていくこと
立ち止まって教えてくれる、ひと
あれから、
の起点が見つからない
迷子の羊が横断歩道を渡 ....
初 お前の目が集積して 垢
老 お前の目が集積して 抜
の お前の目が集積して け
廃 お前の目が集積して た
材 お前の目が集積して 魚
屋 お前の目が集積して の ....
るるるるる
るるるるるるる
るるるるる
崩壊するる
保育園のオルガンは息があらい
足踏みがねばついている
牛乳をこぼした
園児は花とともに卒園して
入学する前に死んだ
夜のこ ....
書くこと、について、ミハイル・バフチンというひとの本を読まざるをえなくなって、
でも楽しく読んでいます。
それはもう他の読者の方に怒られるかもしれないくらいざっくり言ってしまうと、
「小説って人 ....
俺は腕を鍛えてるんだ
お前のアトムになるために
鉄腕と呼ぶにはまだまだだけど
お前をしっかり抱けるぐらいの腕を持ちたい
お前がその強さという化粧を落として
好きなだけ泣けるように
俺は無敵 ....
とりとめもなく書いてみようと思うのは、ポエムについて、ということは同時に詩について、ということです。
すこしだけふれておきたいのは、たまに、ポエムはだめで現代詩はいいとか、その逆とか、そうした話 ....
仄暗いアーケードは、まだ15:20。
明けない夜ですが何か? に負けじと、
平静を装った鼓動で、ペースで、歩き続ける。
どうもこんにちは。
スマイルすら買えないところから来 ....
離職された皆様へ ハローワークは あなたの 就職サポーターです。
失業給付を受けようとする方は 必要書類を持参の上、
求職の申し込みをする必要があります。
ハローワークは ハローワークです。 ....
もう後は
いつお迎えが来ても構わないだの
早くお迎えが来ないかしらだの
そんなことを、此処のみぃんな 口にしてる
だども、
したら、なして
年寄り達が予約した時間のもっと前から
病院の待 ....
空に放った矢が雲を引き剥がしてくる、その時刻の塊。一面に熱い空、概念の残像で傷つく。空に入浴する鳥たちは、空の傷から液体の星々を舐め摂る。雲の角度たちに照らされた矢は、角度の海の寝返りで折れて、鳥の影 ....
1
昔、ひとりの修行僧がいた。彼は、心が完全に澄み、あらゆる悩みや欲望が彼を通過していき、何物にも動かされない境地を目指した。物事に動かされないようにと、彼はどんどん重くなっていった。瞑想や思索 ....
某所で、
>意味がわからんと言っていた軟弱者が何人かいましたが、
>意味を伝えるだけなら詩なんか必要なないじゃん。
>詩は作者と読者の共同作業であるべき。
>僕が1から ....
制作方法について:(イダヅカマコト氏による説明を引用)
http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=2620
2008年10月13日に秩父・ポエトリーカフェ武甲書 ....
ふたしかな水を生きて
行方のどこにも底がない
くうかんを蹴りあげて
足音を確かめる
ひかりは、
柔らかくかげを踏んで
どこか遠い国になった。
水
どこまでも水。
ぼく ....
{引用=制作方法について:
2008年10月13日に秩父・ポエトリーカフェ武甲書店にて行った秩父お散歩ツアー&ポエトリーワークショップにて制作。
参加者がそれぞれ持参した写真2枚と今村知晃さんの朗 ....
{引用=
制作方法について:
2008年10月13日に秩父・ポエトリーカフェ武甲書店にて行った秩父お散歩ツアー&ポエトリーワークショップにて制作。リーダーイダヅカマコト。
参加者がそれぞれ持参し ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
半歌仙【山肌】の巻 平成20年10月4日(於:武甲書店)
発句 秋澄むや山肌さらす武甲山 白鴉 三秋
脇 猿の声聴く宵の明月 虚空 仲秋
第 ....
出口のない体を従わせています
この艱難を
慰める晴れ間は心地よすぎて
そろり、
エックス回目の脱出
背中には
気のせいのような
居場所
と呼んでいるのだが
穴のような
明日を内 ....
ラピスラズリは、青い。
惑星に似た丸い石は、原石のまま磨かれずにいて、
濡れてもいないのにいつも冷たい。
時々、水脈を聞く。
明かりを知らない水の奏でる音楽を。
明かりの届かない ....
イダヅカマコトさんのおすすめリスト
(404)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
消費者たち
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健
自由詩
8*
09-1-19
風の本音
-
うみとゆ ...
短歌
2*
09-1-17
丸井血風録
-
猫道
自由詩
9*
09-1-17
日曜は飯島愛と足尾銅山に行こう
-
猫道
自由詩
12*
09-1-15
百鬼夜行詩_<3>
-
nonya
自由詩
5*
09-1-10
母子家庭スティーロ_(歳の差30)
-
猫道
自由詩
6*
09-1-7
百鬼夜行詩_<1>
-
nonya
自由詩
15+*
09-1-5
ふゆの背中
-
銀猫
自由詩
21*
09-1-4
ぽちなひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
24*
09-1-3
聖地より
-
白井明大
自由詩
7+*
08-12-31
(無題)
-
キキ
自由詩
6
08-12-28
遠くはない
-
井岡護
自由詩
2*
08-12-18
る
-
ともちゃ ...
自由詩
21*
08-12-5
ポエムのこと、を読んで思ったこと
-
れつら
散文(批評 ...
8+*
08-11-16
鉄腕
-
新守山ダ ...
自由詩
2
08-11-13
ポエムのこと
-
白井明大
散文(批評 ...
25+*
08-11-13
飛田新地
-
猫道
自由詩
9*
08-11-3
無職でニート
-
猫道
自由詩
17+*
08-10-29
お迎え
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板谷みき ...
自由詩
4*
08-10-26
生空
-
葉leaf
自由詩
5
08-10-26
神話
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葉leaf
自由詩
12
08-10-26
詩とイメージ__−萩原朔太郎_蛙の死−
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リーフレ ...
散文(批評 ...
21+*
08-10-25
線路わきの子供とパフォーマーの体温〜ワークショップin武甲書 ...
-
銀猫
自由詩
6*
08-10-15
生き抜くために死んでいる/きんいろの森/きんいろの波
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石田 圭 ...
自由詩
35
08-10-14
ロックと無表情な猫から始まったイメージ〜ワークショップin武 ...
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落合朱美
自由詩
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08-10-14
猫と折れた傘から始まった試み_〜武甲書店におけるワークショッ ...
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白糸雅樹
自由詩
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08-10-14
詩学社、そして寺西さん
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角田寿星
散文(批評 ...
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08-10-10
連句:半歌仙「山肌」の巻__上原輝男&白糸雅樹
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白糸雅樹
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08-10-8
抵抗
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伊月りさ
自由詩
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旅の、あなた
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rabbitfighte ...
自由詩
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08-9-25
1
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