通り雨が過ぎて夕暮れ
虹が出ないかと窓を開ければ
そもさん せっぱと 
がなりたてる小学生が
傘を差したまま歩いた
歩道橋が見えた

やることがないので
テレビは壊れたままで
修理に ....
れんあいが
そねえに大切なものでありますか

れんあい、恋をしてないのは
ひにんげん的といいたいのでありますか






おれはきみとマウントスラントしてみたい ....
千の天使がオーバードーズする。
ヒャハッ!

クリアな眼球でピストルを扱ってる。
飯にありつく為だけに、にこやかに笑う隣人を殺す。

例えば私は貴方達が思っている以上に背が低い。
猫背だ ....
予報どおりに
夜半から雨
街灯に照らされた水滴の連なりは、
白く
夜の一部をかたちにしてみせる
舗道の片隅ムスカリは
秘密を蓄え
雨に味方する
さわ、わ
さわさわ風に
雨糸揺れて
 ....
彗星が氷塊だということを
私はわりと気に入っている
いいとか
わるいとかいう話ではないけどね

氷塊なら
何だかひょうきんそうだし
つまらぬ誤解も氷解しそうだ

彗星がもし岩塊だった ....
メモ
あまり記憶がないので
自分の子供時代の話を母から聞く
3つで小児喘息がはじまったのであまりスポーツに熱中した覚えが無い
水泳とクラシックバレエをやっていた
小学校に上がる前から本読みだ ....
{引用=
よけいなものは吹き飛ばして
だいじなものだけ
のこればいい

溢れかえる主張には
ほとほと飽いてしまって
あなたが思っているよりも
実はわたし、身軽です
指図なら要らないの ....
カエルの数字としての崖は
顔を注ぐために手にとって十分です
意味を持ちなさいという命令で
大量は彼となります
間隔の盲目の人が
それを止めないモチノキであったなら
不明な核に直流は付与され ....
君はギリギリで生きている。
狂うのをギリで止めている。
僕は普通に生きている。
「うらやましいなぁ」と君は言う。

好きな人は別の人だね。
愛している人、それも違うね。


君には人 ....
〈mixi日記より。2006年のポエケットの時のことです〉


そして会場に到着。

まだ開店前だったのですが、蛾兆ボルカさんの詩誌ロゼッタをまずはゲット。今回の特集は「祝祭」です。
 ....
 先日、私はhttp://letter.hanihoh.com/のスタイルを利用して、手紙形式の詩を書いた。作品のなかで、手紙の相手の名前を連呼するスタイルだった。

 固有名詞を作品中に用いて、 ....
 三日月がいっそう薄目がちにほろほろ涙を零しておりましたので、私まで悲しくなってしまい、ほろほろと泣いてしまっていたのです。

 私が泣いたからといって、月がゆっくり安寧のなかに眠れるわけでもなく ....
Starfor divers 1(Etude of techno)

電子と羊水と青と紺の海に僕は潜った

すぐ細い指が両手で200本ぐらいオペレーターに

僕の肉体は分解された

そ ....
ちょうどたまたまリアルタイムでPOGE氏と話している最中にこのことを知った

[13:49:05] ぽげ の発言:
ま、俺は発言は
[13:49:12] ぽげ の発言:
加工しなくてもいいで ....
指先に載るほどの大きさの過去を
テーブルの上に置いて目を
閉じたら 重い
液体の粒が眼窩と眼球の隙間に
散乱した
そのとき夢で見た雪深い森の中を
毛の長い野良犬が歩いているのではないかと
 ....
ワシの灰皿知らんか?え?なんやコレは、チキンの骨?ママ友と茶しばいた時に、ケンタもしばいて、ハゲまでしばいたやと?お前ばっかりええのう。ワシがオイルに塗れとる間に、お前はオイリーなチキン食うて、だんじ .... 震えが刳り貫かれる必要性について
痛点を分離させ
糸へ蒔かれた通過達は
濁った改良剤を編み込む
常にその逆はその爪を覆う
そう語るのは常に
浅い結節を睨みつけている動物
片隅と呼ぶにはあ ....
繋がって
また
諦めた
歯がゆさで
ワンマン電車が走っていく

わたしの
肯定を知りたい

たくさんの競争心を
おぼえたふりをしていたらしい
甘やかされている時間にはふと
だれ ....
こじつけて
逃亡します、今夜
明かす寝台列車
明けるわたし

行き先は戦地ではないから
安心して送り出して

きみの脳内の
道徳をくすぐった名作を携えて
逃亡します、今夜
逃げ出 ....
沈丁花の、
高音域の匂いがした

夜半から降り出した雨に
気づくものはなく
ひたひたと地面に染み
羊水となって桜を産む

  きっと
  そこには寂しい幽霊がいる

咲いてしまっ ....
こんもりと募る想いに熱湯をぶっかけて今ガツガツ食らう

計算をできないんだからもうやめて誰も何も言わないで頂戴

寒空にロマンスなんてちっともなくて食欲だけは胸にいっぱい

あたたかい ....
濡れた髪ぽたぽたと
雫をつくりて、
あなたの肩に
こぼれる。

雫欲しさに、
短く刈り揃えられた髪に
唇をつける。

チクチクと
針の如く、感触に
神経はいよよ醒めてくる。

 ....
昨日が、夜の中で解体されていく



肉体だけを、濡れた風がばらばらにして
過ぎ去り、それでもまだ鼓動は 宿る



わたしが必要としているものは
わたしの内部の、底辺にあって
 ....
水辺では
深く帽子を被って
視界を遮る
爪先から目の
高さまで
灰青色の空気に囲まれ
体中の骨と
骨との隙間から
見たことのない土地の記憶が
染み
出てくるので
いつまでも
帽 ....
            090223


ブタジエンのブ
ルビジウムのル
デビル雅美のデ
ビルヒコックのビ
ルーチンのル

完成間近なビルディング
完成間近な礼拝堂
完成間近 ....
溶けた氷の跡だけが残った
グラスの向こうに
二、三本の亀裂が入った
空が見える

事故は簡単に
起こるものではない
亀裂から落ちてくるものを
受け止めるための
白いシーツは
もう変 ....
空の涙は

私の手のひらで

悲しみを預けながら

そっと

冷えた空気に混じりあう


音もなく消える

その悲しさを

何に伝えたらよかったの
ペットボトルを探しているうちに
3年経っていた
中の水は腐っていた
見上げたら夜空で
知らない星座がいつの間にか増えて
いた

暖房を入れてパソコンを立ち上げると
すばやく
挿し込ま ....
赤い夕日を浴びたのに
かげだけ黒い、
そのふしぎ。


草木も花も野も山も
おなじくみどりと
呼ばれる、
ふしぎ。



 波の青さにあらわれて
 透きとおってゆく、 ....
側頭部に
ふたつの穴が
バラのはなびらのようにあり
話しかけると
何が愉快なのか
痙攣する

掌に百円玉を握らせる

揺れる液体が
入ってきた栄養を
音もなく溶かしていく
その ....
イダヅカマコトさんのおすすめリスト(404)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飛んでいった昨日- pur/cran自由詩4*09-6-4
- 榊 慧自由詩9+*09-5-8
千の天使はバスケットボールをしない。- 菊池ナン ...自由詩209-4-26
雨の日のおるすばん- 銀猫自由詩12*09-4-25
彗星、わだつみの聖母- 小池房枝自由詩409-4-24
未刊- モリマサ ...自由詩809-4-20
ある風のつよい朝- 亜久津歩自由詩5*09-4-16
最も幸いとされるべきではない物- 井岡護自由詩1*09-4-5
グランド・フィナーレ。- 菊池ナン ...自由詩2*09-4-1
永遠に帰するポエジー_〜蛾兆ボルカ「はちみつぶた」について〜- 白井明大散文(批評 ...409-4-1
作品に固有名詞を入れる難しさ(お詫び)- 白糸雅樹散文(批評 ...309-3-28
宵の挨拶- 北街かな自由詩10*09-3-25
for_divers_1(Etude_of_techno)- satyri自由詩209-3-25
POGE氏の発言停止処分について- 構造散文(批評 ...509-3-18
思い出- noman自由詩609-3-18
灰皿- 木屋 亞 ...自由詩3*09-3-16
安易- 井岡護自由詩2*09-3-14
黒潮鉄道- 伊月りさ自由詩35*09-3-9
サンライズ- 伊月りさ自由詩5*09-3-9
さびしい幽霊- 銀猫自由詩24*09-3-5
紙のふぶき- のろま夜短歌209-3-3
あなたの髪に- 前澤 薫自由詩209-3-3
リ/バース- 望月 ゆ ...自由詩31*09-2-25
探していた場所は見つかったのだろうか- noman自由詩309-2-25
ブルーデビル- あおば自由詩5*09-2-23
返事はなかった- noman自由詩209-2-22
空の涙- ほしのみ ...自由詩9*09-2-22
「バターは我々を太らせるだけだ」- noman自由詩309-2-20
ふしぎ- 千波 一 ...自由詩11*09-2-20
ベイビ- 氷魚自由詩1*09-2-17

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