恋をして
苦しくって
ため息が出そうになったら
深呼吸をしちゃおう
そうすれば
ドキドキにかわるはず
だと思います
力なき正義は無意味
たとえその個人の正義が
いかに高尚で人間倫理にのっとった素晴らしいものでも
人の心を動かすことができたとしても
異議を唱えるものを黙らせることができなければ
....
パステルカラーに飲み込まれた。
あの娘は、パステルカラーに。
現代美術の進展具合に絶望して
部屋中をペンキで塗りたくった画家は
チャックベリーの誘惑に、
負けた。
彼は今、 ....
もう見えない昨日の太陽
もう見えない昨日の満月
もう見えない昨日の夕陽
もう見えない小さい頃の思い出
もう見えない君の笑顔
もう見えない世界の裏側
もう見えない僕の ....
もらいものだけど
よかったら
このてをきみに
あずけるよ
すこしかるくできたら
いいな
もらいものだけど
よかったら
このつまさきをきみに
かしだすよ
....
あなたが僕の夢に現れなくなって
ひと時が経ちます
幾度あなたの御姿が
僕を切なくさせたでしょう
僕の思い描くあなたの像が
西から東へと傾き
照れたように笑っています
お母さん
....
ぼくは詩を書きたい
今の季節を感じられるのは
今の自分があるからである
今日もまた
朝の散歩をしていると
夏に出会いました
もう夏
長袖はいらない
歩いているだけ ....
ぼくは詩を書きたい
人は人として形を創り
自らの成長とともに
その形を進化させる
今日もまた
朝の散歩をしていると
さなぎに出会いました
もうすぐ成虫
一つの名前とし ....
少年は汗をかきながら
夕焼け間近の商店街を
猛スピードで自転車をこぎ
君がいる駅まで全力で向かった
夏の太陽のせいで焼けた真っ黒な肌を
引きずりながら
何人もの人を ....
アラビアンナイトから
魔法のランプが出てきた。
何に使おうか?
お金かな?
恋愛かな?
仕事かな?
世界一周かな?
ライブかな?
夢が小さいと夢は叶う
夢が多すぎると夢は叶わ ....
私は今日も生きました
あなたも今日を生きました
ただ そのことが 嬉しい
愛穂(19歳)
饅頭怖いと言いながら
扉の陰でぱくぱく
住宅怖いと言いながら
柱の陰に寄り添って
ダニとシラミを退治する
二人だけの人生
急に道人のふりをして
頭を丸めて畏まる
札付きのろくで ....
思い出なんか
数えたことがないけれど
きっと淡いパラフィンに包まれて
膨らんだり縮んだりしているのだろう
ちいさなスイッチのような音が
高い屋根から響いたら
誰もが
大きな空の上へ帰 ....
稲妻がなってる
うるさくて眠れないよ
へたくそな歌を歌って
へたくそなギターを弾いて
夢中で弾き歌った
広い公園の中で
僕の歌が響いているだけ
でも僕の歌を聴 ....
ぼくは詩人
希望があるから
疲れても大丈夫
今日もまた
朝の散歩をしていると
芸術家たちに出会いました
写真家は
重いカメラを両手で抱きかかえながら
気力で風景を撮りつ ....
自動車学校に通っている。
そこで誘発事故という単語を耳にした。
例えば、自分は曲がらないのにウインカーを点灯して相手の車に追突された。
これはもちろん相手にも責任はあるが、相手が突っ込んでく ....
在る筈のない痕跡を
見つけた気になる度に
流れる記憶の向こう側で
忘れてた笑顔を思い出す
振り返っても戻らないのは
決して時間だけじゃなくて
僕が君を覚えていて
ふとした瞬間に蘇る記 ....
ぼくは詩人
存在というものが存在する限り
無もまた存在する
今日もまた
朝の散歩をしていると
不思議なものに出会いました
光のような
ガスのような
音のような
何 ....
ぼくは詩人
当たり前の中に
幸福を見つけられれば
それは本当の幸福
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女と母親に出会いました
手をつなぎ
初夏の暖かい光の中で
何を ....
それは言葉にならない思いであった
母は母であった
息子は息子であった
いずれは離れ離れになる定めだった
『ふたりは生き別れる』
それは別段、不幸なことでもなく
いつまでも悔恨に捕らわれるこ ....
切ないものは
この胸の痛み
今朝一番に見た
青い空
私が太陽になってあなたを照らしたら
あなたの後ろに
影ができるね
私が
愛しても愛しても
届かない場所がきっとある
あなたが背中を向けた時
私は
それに気づいてく
まっし ....
ら・じょるじーな
すべてのことに感謝。
ら・じょるじーな
また新しい日々をゆっくりと。
ら・じょるじーな
その響きはスパイラル。
ら・じょるじーな
口ずさむたびに笑みがこぼれ ....
小さな魔法使い
落ちこぼれの魔法使い
魔法を満足に出来ない魔法使い
泣き虫な魔法使い
弱虫な魔法使い
ひとりぼっちの魔法使い
でも君が「大好き」といえば
僕は ....
実際、一昔前の俺は何も知らないガキだった。
お化けや宇宙人を信じるほど純粋ではなかったけれど、
世の中の善いと悪いにはっきりとした区別があると信じていた。
善い人間は心が綺麗で頭が良くて ....
<前文>論ずるより書けとは御尤も、かと思います。論ずるのは専門外ですし、例え中傷を受けようとも毅然と書いている方が粋だと思います。ですから、此方での発言者として考えを投稿するのは一度きりにしようと思い ....
想像していたより
ずっと簡単だった
左手を少し動かして
アドレス帳から
君の名を削除して
メールボックスを開き
暗証番号を入れて
フォルダごと消去して
目頭が少し熱い
涙 ....
ぼくは詩人
時は自然に過ぎ
自然が時を過ぎ去っていく
今日もまた
朝の散歩をしていると
ほととぎすに出会いました
高い木の枝に止まったまま
ただじっと
遠くを見つめて
....
街を歩いていても
雑誌を眺めていても
ニュースを聞いても
誰かと話をしていても
バスに乗っていても
食事をしていても
コマーシャルを見ていても
買い物をしてい ....
「水平線の向こうには、
空以外のなにかがあると
信じてた」
昔、書いた文章
こんなトコまで来てみたけれど
まだ
信じてる
あれから12年
いま ....
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