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風は無い

私と
あなたのすき間には
いくつもの
透明な夜が並んでいる

わたしはマッチを擦る
あなたに語る言葉を
探すために

わたしとあなたが
共にいた時間を
つなぎ合わ ....
{引用=一、くじらヶ丘


 口に出してごらん
 うるおい、と
 その
 やわらかな響きは
 途方もなくひろい海の
 すみからすみまで
 満ち満ちてゆくようなものではない

 干 ....
僕の弱い声で残すさいご
遺言は誰に届くだろう

たとえば(さよならは)
僕ら(いたみ)

せかいは永久にみずいろ

僕がもえつきて灰になっても
それをさらう風が君であれば幸せ
溝のないタイヤ
水溜りでくるり滑って
私は今、空を見ている。

頭から着地
或る意味とても器用
ぼんやり口をあけて雨を受ける。

どくどくと心臓
ごぽごぽと水音

側溝にはまると ....
ぼくは詩を書きたい

雨は雨であり
風は風であり
人は人である

今日もまた

朝の散歩をしていると
雨風に出会いました

家を出るときから
雨が降ることはわかっていた

 ....
#01

 心臓が
 とまっちゃうほど
 うれしい
 なんて
 恥ずかしくって
 心臓が
 とまりそうだよ



#02

 いつかはこの魔法が
 解けると思ったら
  ....
ぼくは詩を書きたい

詩であれ絵であれ音楽であれ
それらはそれそれぞれの違う形で
生まれたものだが
その生まれるものは同じである

今日もまた

朝の散歩をしていると
哲学者に出会 ....
ぼくは詩を書きたい

たとえ小さなことであろとも
たとえ汚れた心があろうとも
今日があれば
明日は必ず来る

今日もまた

朝の散歩をしていると
汚れた石に出会いました

土ま ....
ぼくは詩を書きたい

変化は気づくか
気づかないかであり
常に必ず何か変化している

今日もまた

朝の散歩をしていると
薄雲に出会いました

空の中を
ゆっくりと通り過ぎてい ....
ぼくは詩を書きたい

流れの速い人の世
だからこそ
人に流されない自分がある

今日もまた

朝の散歩をしていると
早瀬に出会いました

曲がった川の外側を
勢いのある流れを見 ....
ぼくは詩を書きたい

自分の創作は
自分が作るもの以上でもなければ
自分が作る以下のものでもない

今日もまた

朝の散歩をしていると
画家に出会いました

いつも綺麗な風景画を ....
想いはどこへ連れて行こう
涙はどこで手放そう
忘れられないことばかりを持って
僕らは何度もここに生まれた

円く繋がった道を歩こう
いつまでも終われない街を抜けよう
ガードレールの上で両 ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
まだ暗き
湖のほとりに
銀の鈴ひとつ

小さく小さい音
カップに注ぐハーブティー
白樺林にミント香る

チッチッ、チッチッ、チィ、と何の鳥かな

ほのほのと霧のかかる
湖のほとり ....
青いタイルのベランダに降り積もる羽蟻の死骸
雨のない夏 睡魔に襲われる夕刻

ゆっくりと旋回しながら
飛行少年が落ちてくる

脚を尖らせて私は歩く

あなたはコンパスで地球を計り
風 ....
にじんでいく景色の中で
伝えられなかったものは
今はもう思い出せないまま
ただ虚空を見つめて漂っている

生活に背中を押されて
青い空も忘れたまま
虚飾にまみれた毎日に
嘘なんてないは ....
誰かと笑い転げる日々を過ごす私
仮面を一枚{ルビ捲=めく}れば 
誰の手も触れ得ぬ「もう一人の私」がいる 

あたりまえの幸福は 
いつも手の届く場所にあり 

浜辺へ下りる石段にぽつん ....


大事なものだけを信じる
ただそれだけ

簡単そうなのに
人間には難しい





素直に言葉を
受け取れなくて
ごめん

ただ何でもない自分を
認めて欲しいだ ....
一.

「好き」っていう気持ちは
ある日突然落ちてくる
それに当たってしまったら
もう・・おしまい
どうしようもないの

二.

私に
思わせぶりな態度で
寄り添わないで
も ....
ぼくは詩を書きたい

早いか遅いかは
その時点の問題であり
大切なのは
その時点で何を創り出したかである

今日もまた

朝の散歩をしていると
草船に出会いました
 
小川に架 ....
ぼくは詩を書きたい

たとえ自分を見失ったとしても
進むべき道は必ず存在する

今日もまた

朝の散歩をしていると
静寂に出会いました
 
林の中
光をも遮り
薄暗いその空間は ....
昼間だどー
母さんが 声を張り上げて呼ぶ

私は はしごの五段目に上がったまま
はーい と こたえる

もう少しで この枝が終わるからね
小さな蕾を摘んで 大きな花を残す
良い林檎を  ....
みんなはやく おとなに
なろうね なぜって 
こどものころは だれでも
ひとことで せかいをほろぼす
ことばを しっているから
ねむるとよりそう
あかりのようなことば
浮かびあがるからだ
しなうのは約束を守ったしるし

あのとき
コスモスの園をよこぎったのは
まっしろい服を着た
うたの体ではなかったか

た ....
{引用=夕暮れの砂浜を、パレードが歩いていく。
波に打たれてはまた現れる平らな砂の上、音もなく、けれど楽しそうに、
見えないパレードが歩いていく。}

海は
美しくも儚げな
歌とも音楽とも ....
あなたが落ちてくるまえに

わたしは言葉を敷き詰めよう

すこしでも、あなたのその衝撃 を

やわらげようという魂胆から

あなたがそら 大きな悲鳴を上げて

あの暗い穴から落ちて ....
ほら
徐々に白昼は
朗らかな華やかな他人となり
朗らかに、華やかに
高くなり
遠くなり


ずっと
最適な肌へ
熱を当てそこない続ける私の体の
どうしようもなく密 ....
夢をみてた
とおい世界の
雨の日
夕暮れは
どこも同じように訪れるのに
朝が
朝の闇が
いつまでもおわらなかった

夢は
おわるまでおわらなくて
ぼくはいつまでも
朝の闇に ....
錆び付いた金網
今日は飛魚を焼いてみたの

おいしくもない

心が何処にあるか
飛魚で解説してみようか

わからなくもない

鼻につく錆の臭い
心臓が錆び付いていく
何処も彼処 ....
ぼくのもっとも尊敬する詩人は
F君である。
F君は現在ガソリンスタンドで働いている。
そこがどこであろうと
まるでそこがカリフォルニアであるかのように
真っ黒に日焼けして。

F君の詩を ....
ナオさんの自由詩おすすめリスト(203)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
透明な夜を照らす- むらさき自由詩8+*06-7-8
小詩集【くじらヶ丘にラベンダーの雨】- 千波 一 ...自由詩43*06-7-3
グレイ・メモリーズ- アオゾラ ...自由詩906-6-27
雨色雑記- 朽木 裕自由詩6*06-6-9
ぽえむ君−雨風−- ぽえむ君自由詩6*06-6-9
フラグメンツ(リプライズ)_#01〜10- 大覚アキ ...自由詩10*06-6-9
ぽえむ君−表現−- ぽえむ君自由詩5*06-6-8
ぽえむ君−汚石−- ぽえむ君自由詩6*06-6-5
ぽえむ君−薄雲−- ぽえむ君自由詩6*06-6-1
ぽえむ君−早瀬−- ぽえむ君自由詩6*06-6-1
ぽえむ君−作心−- ぽえむ君自由詩9*06-5-27
蒼送- 霜天自由詩1606-5-25
いかまほしきは- 落合朱美自由詩42*06-5-23
白樺林- ふるる自由詩8*06-5-22
風の名前- 佐々宝砂自由詩706-5-22
新しいカケラ- 快晴自由詩7*06-5-22
「自画像」- 服部 剛自由詩12*06-5-22
誰かを愛した過去の歌__(あなたを想う陳腐な愛の歌の続き)- さくらほ自由詩11*06-5-20
あなたを想う陳腐な愛の歌- さくらほ自由詩9*06-5-20
ぽえむ君−草船−- ぽえむ君自由詩8*06-5-19
ぽえむ君−静寂−- ぽえむ君自由詩15*06-5-19
うまれたわけ- 砂木自由詩10*06-5-19
そろもん(禁呪の話)- みつべえ自由詩906-5-18
うた- セイミー自由詩306-5-18
「ゆう」- ふるる自由詩8*06-5-18
落下地点- なな子自由詩1*06-5-18
ひとつの白昼- A道化自由詩906-5-18
それでもそれは朝だった- アルビノ自由詩506-5-18
飛魚- かさね自由詩206-5-18
F君に捧ぐ- ZUZU自由詩1206-5-15

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