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ぼくは詩を書きたい
雨は雨であり
風は風であり
人は人である
今日もまた
朝の散歩をしていると
雨風に出会いました
家を出るときから
雨が降ることはわかっていた
....
ぼくは詩を書きたい
詩であれ絵であれ音楽であれ
それらはそれそれぞれの違う形で
生まれたものだが
その生まれるものは同じである
今日もまた
朝の散歩をしていると
哲学者に出会 ....
ぼくは詩を書きたい
たとえ小さなことであろとも
たとえ汚れた心があろうとも
今日があれば
明日は必ず来る
今日もまた
朝の散歩をしていると
汚れた石に出会いました
土ま ....
ぼくは詩を書きたい
変化は気づくか
気づかないかであり
常に必ず何か変化している
今日もまた
朝の散歩をしていると
薄雲に出会いました
空の中を
ゆっくりと通り過ぎてい ....
ぼくは詩を書きたい
流れの速い人の世
だからこそ
人に流されない自分がある
今日もまた
朝の散歩をしていると
早瀬に出会いました
曲がった川の外側を
勢いのある流れを見 ....
ぼくは詩を書きたい
自分の創作は
自分が作るもの以上でもなければ
自分が作る以下のものでもない
今日もまた
朝の散歩をしていると
画家に出会いました
いつも綺麗な風景画を ....
ぼくは詩を書きたい
早いか遅いかは
その時点の問題であり
大切なのは
その時点で何を創り出したかである
今日もまた
朝の散歩をしていると
草船に出会いました
小川に架 ....
ぼくは詩を書きたい
たとえ自分を見失ったとしても
進むべき道は必ず存在する
今日もまた
朝の散歩をしていると
静寂に出会いました
林の中
光をも遮り
薄暗いその空間は ....
ぼくは詩人
希望があるから
疲れても大丈夫
今日もまた
朝の散歩をしていると
芸術家たちに出会いました
写真家は
重いカメラを両手で抱きかかえながら
気力で風景を撮りつ ....
ぼくは詩人
存在というものが存在する限り
無もまた存在する
今日もまた
朝の散歩をしていると
不思議なものに出会いました
光のような
ガスのような
音のような
何 ....
ぼくは詩人
自分の中にいる自分を
表現することが
どんなことよりも
難しいのかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩人に出会いました
ぼくは詩人
詩 ....
ぼくは詩人
立派なことをするには
基本や初心を継続する努力が大切
今日もまた
朝の散歩をしていると
おじいさんに出会いました
お話好きなのか
自分のことをぼくにいろいろと ....
ぼくは詩人
広大なマクロの世界
繊細なミクロの世界
今日もまた
朝の散歩をしていると
窓枠に出会いました
ガラスはなく窓枠だけ
両手で持ち上げ
そこから見えるさまざまな ....
ぼくは詩人
幸せは時代によって
人によって大きく異なるもの
今日もまた
朝の散歩をしていると
無人販売所に出会いました
百葉箱みたいなものに
たくさんの野菜が入れてあって ....
ぼくは詩人
目で見ているのは実像
心で感じるのは虚像
なのかもしれない
実像は倒立だが虚像は正立である
今日もまた
朝の散歩をしていると
青空に出会いました
この空の下 ....
ぼくは詩人
夢は自分で見るもの
そして自分でつかむもの
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
道ばたに
持っていた枯れた草花を
やさしく蒔いていました
....
ぼくは詩人
多くの生まれてきた言葉を選ぶとき
それは選ぶのであって
捨てるのではない
今日もまた
朝の散歩をしていると
ツツジに出会いました
黄緑の葉の上を赤や赤紫に染め ....
ぼくは詩人
孤独を感じたとき
それは自我への認識である
今日もまた
朝の散歩をしていると
少年に出会いました
1人ぼーとして
土がむき出しになっている
広大な畑を眺めて ....
ぼくは詩人
静は動の中にあり
動は静の中から生まれる
今日もまた
朝の散歩をしていると
雷雨に出会いました
家を出たときから
ゴロゴロと遠くの方で聞こえていた
ちょ ....
ぼくは詩人
自分では新鮮な考えと思うことは
他の人も考えていたり
また昔から思われていることが
多いかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
猫に出会いました
ぼ ....
ぼくは詩人
思い込みというのは
時として美しいが
得てして真実を追求しない方が
いいのかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
中学生の女の子に出会いました
通学 ....
ぼくは詩人
人は人として失いつつも
失った以上に人と成す
今日もまた
朝の散歩をしていると
タンポポの綿毛に出会いました
めしべと花びらを落とした
小さな子房はがくを翼に ....
ぼくは詩人
挨拶は言葉と言葉を結び
心と心をも結ぶ
今日もまた
朝の散歩をしていると
アゲハ蝶に出会いました
バタバタ パタパタ
大きな羽の音が聴こえてきそう
まず ....
ぼくは詩人
転がるときに感じるのは痛み
同時に気づかぬ優しさ
今日もまた
朝の散歩をしていると
川に流れる小石に出会いました
もともとは上流にあった大きな石
水に流され
....
ぼくはカエル
ふだんは道ばたでひなたぼっこ
からだが乾いたら水の中へ
のんきな生活
今日もまた
朝の散歩をしていると
シジンとやらに出会いました
シジン?
ぼくにはなん ....
ぼくは詩人
何が現実で何が夢なのか
寝ても覚めても同じかもしれない
今日もまた
朝の散歩をしていると
野原に出会いました
誰もいない
寝転んでみると気持ちがいい
目の前 ....
ぼくは詩人
星は自分で探すもの
幸せは自分で見つけるもの
今日もまた
朝の散歩をしていると
少女に出会いました
星を探しているの
しゃがみながら熱心そう
朝に ....
ぼくは詩人
どんなときも
どうにかする気持ちが大切
今日もまた
朝の散歩をしていると
少年に出会いました
空を見ながら
不安そうな顔をしていました
雨が降ると
....
ぼくは詩人
当然に気がつくきっかけは
ほんの些細な偶然である
今日もまた
朝の散歩をしていると
お地蔵さんに出会いました
顔はやさしく笑っている
出会った人にそっと
話 ....
ぼくは詩人
きまりというものは
人によっては自由でもある
今日もまた
朝の散歩をしていると
少年たちに出会いました
宿題で作文を出されて
何を書こうか
と話し合っていま ....
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