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ぼくのもっとも尊敬する詩人は
F君である。
F君は現在ガソリンスタンドで働いている。
そこがどこであろうと
まるでそこがカリフォルニアであるかのように
真っ黒に日焼けして。

F君の詩を ....
ああ素朴な人に会いたいのだ
こんな
読めない漢字のように
むずかしすぎる人々にもまれて
どこでなんの役に立っているのかわからないような
仕事をしている
サラリーマンの僕ならば

階段の ....
灯りを消して
きみはぼくのことを
ぼくはきみのことを
好きだったのに実らなかった
あのひとだと思って
これから一時間
キスしつづけよう

きみの肩には
できかけのタトゥがつぼんでいた ....
汚れた僕の足を
いつも
あたたかくしてくれて
ごめん

べつに素足でもいいのだ
ちょっとぬられたニスがつめたいだけ

でも思ったんだ
孤独に強いことを誇ったって
それがなんになるん ....
いつもすこしだけ
手の届かないところに
私の欲しいものはあった

泥の中から手を伸ばした
割れたピンボールマシーンの中から
砕けた肩を掌で支えながら
雨の流れ込むマンホールの隙間から
 ....
午前五時
買ったばかりのブーツでも足がかじかむ
約束にはまだ早いけど待ちたいからあのコを待つんだ
ふたりで今日どこまでもいこうって約束した

午前七時
バスが通勤のサラリーマンを詰め込んで ....
学生のころから
よく行くとんかつ屋さんがあって
久しぶりに行ってみたら
お昼時を少し過ぎていたのに
待合の椅子もいっぱいに
さらに立って並ばなければいけないほどだった
良心的な値段と
カ ....
ナオさんのZUZUさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
F君に捧ぐ- ZUZU自由詩1106-5-15
酔い覚め(サラリーマン諸君!)- ZUZU自由詩1606-4-17
タトゥのつぼみ- ZUZU自由詩206-3-27
スリッパ- ZUZU自由詩306-3-26
黄金の林檎- ZUZU自由詩306-2-10
二十五時まで待って- ZUZU自由詩406-1-15
とんかつ屋さんに太った女の子- ZUZU自由詩1705-12-24

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