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懐かしい歌を聴いた
よみがえってくる
鮮やかな想い出
月日を重ねるごとに
毎日が見えなくなってくる
また想い出だけが鮮やかさを増した
重ねた日々の延長線上
僕らが描いた夢のあ ....
かたちのある世界は
祈りのまえでは
透明人間のようなものだ
祈りは
かたちのない世界にある
かたちのある世界で
かたちのないものに祈る
かたちのある ....
あたまがいたくて われそう
なのに こんなときに あのこたちは
あたまがわるくて イタそう
だから
あたまがいたくて われそう
また、一粒 涙をこぼす
こぼすたびに
わたしの心が汚れてゆく
この涙は
自分のために堕ちてゆき
床をぬらすだけの
水にすぎない
誰かのために
ながした涙は
....
スタジアムへ行こう 野球を観に
ルールなんて知らなくていい
メガホン叩いていればいい
踊り踊っていればいい
僕の好きな野球 君と一緒に楽しめればいい
会えなくて辛い夜は ....
標識は目的地を見失った
曲がり角や道路が増え
地名が変わり
自分の指している方向が
正確な方向なのか
その道が近道なのか
遠回りなのかさえ
わからなくなってしまった
標識の近くには
....
サハラ砂漠のように
地上をすべてやきつくす
向日葵の葉月
青空にひろがるのは
regretのシャボン玉ばかり
....
わたしの声が
この湖に沈むまで
瞳あわすこともせず
ただ
このまま
ふたり
佇んで いたいのです
あなたに伝えたい言葉はあるけれど
どれひとつとして
当てはまる それを
わたし ....
やめたいと言うと
やめちゃいなと君は言う
そんなに簡単じゃ無いよって言うと
いつも簡単だよと返される
いつか君は僕をやめるのか
いつも簡単みたいだから
とても恐ろしい
一先ず君の胸に耳を ....
はじめてラブと出逢ったのは
新宿歌舞伎町にあるペットショップ
狭い檻のなかで怯えるように震えていた
あなたの瞳をみつめた瞬間から
ラブ
わたしたちはあなたの虜になってしまう
思わず ....
あるメロディーを聴いた
けたたましい騒音の中から
あるメロディーを聴いた
さかまく日々の雑音の中から
街に集まった人びとは
メロディーに合わせて歌を歌った
どんなに綺麗 ....
月の色
映すはいつかの
面影か
眠り忘れる愚かさも
思い出させる
刃かな
骨だけになったさかなのように
あいつらはしんでる
疲れちゃって ねえ
なんもないの ねえ
気づいちゃったの?
わかってるの?
細胞が分裂
小刻みに震えるからだ
あたま 割れ ....
「いつも側にいるよ」と 君は言ってくれるけれど
不安は 消えることなくつきまとうんだ
突然 君が 交通事故に巻き込まれたり
細い躰が 大きな風に吹き飛ばされちゃうんじゃないかって
心配 ....
おんなのこ
女の子がやってくると
憂鬱になる
とても疲れてしまうのだ
おんなのこ
女の子がやってくると
不安になる
とても疲れてしまうから
おんなのこ
女の子がやってくる ....
かたいものは冷たい
ノートに走り書き
それから探しはじめる
かたいけれど、
冷たくないものを
かたいってどんくらい?
それを考えるのも
おもしろいかも知れない ....
足音の沈む
その、一瞬のあとに
居眠り運転の波は
名残を
綺麗に拐ってしまった
笑い声が響く
潮風の中に
私が産み落とした何かは
もう、息を潜めている
渇き始めた城 ....
髪を乾かすところは見ないで欲しい
爪を切るところも見ないで欲しい
僕の妹は繊細すぎるか
もしくは魔女だ
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする
三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね
男尊女卑だと指差されそう
でもね
ちょっと考え ....
蝉の声が五月蠅い。
「うるさい」って読むんだよ。
知ってた?
ねぇ
『八月蝉い』のほうが 強烈だと思わない?
涙が流れて色になる
どんなことであれ
何か一つのことができるまで
寒くて凍えそうになっても
暑くて動けなくなりかけても
泣くことを我慢して
ようやく成し遂げる
その時になって
自然 ....
ヒゲが邪魔ですねん。
口ヒゲがありますねん。
それが邪魔ですねん。
ヒゲの細胞一つに
世界が一つ隠されてますねん。
ヒゲが邪魔ですねん。
キノコが食べにくいねん。
ヒゲまで食べますね ....
悲しい悲しい物語
その主人公には言葉がありません
すすり泣く事も出来ずに
その虚ろな目をただ、震わせて
溢れるものにも蓋をして
彼は紙に記すのです
何もせずとも指先に滲むインクで
赤 ....
「ボクの一生とは関係ない」
そうきっぱり言い切ったあなたが
ほんとに好きだったんだ
そんな風に
はっきり言えるところが特に
わたしはその時
ブランコ漕いで
どこ吹く風でわらっ ....
アスファルトの道を歩いていたら
急に波打ってしまったので
なんだろうと首をかしげていたら
そういえばこのところの猛暑で
線路が歪んでしまったことを
思い出していた
ミニィは
アス ....
愛にカタチがないのはね
きっと カタチがあったら 壊れてしまうからなんだよ
DIVA
響きのないところに唄は産まれ
伝えようとしている。
幾つかはこぼれ
すでに無くなったのだとして、
ひとつひとつ、
朝日に撫でられて ....
いったい
何ページ目で
キミは現われて
何ページの何行目で
いなくなるのかな
何ページも
何ページも
キミを綴るのかな
まぁそれが
理想なんだけどな
ぼくのノ ....
戦う事
奪い合う事
蔑み合う事
生きる事
生者と死者
天使と悪魔が
魂を奪い合う事
馬でも風邪を引くらしい
何だかひと安心したりして
年末だったかな彼氏に連れていかれた
新宿南口の場外馬券売り場で見かけたのは
レースに夢中な父親とはぐれた幼い兄弟
通路に散乱する外れ馬券 ....
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