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自由な蝶が 僕を超えて行く
ああ また夏が来るんだ
羽ばたく速度を上げて 僕を超えて行く
ああ 切ない日々に 刹那の記憶を 忘れられない
こんなときだから
あなたのこと
思い出してみる
洗いざらしのティーシャツ
良く似合ってた
防波堤にふたり
たたずみ
いつまでも夕陽を眺めてた
はにかみ屋さんで
口下手で
....
こんなことがあってね
あんなことがあってね
生活がどうにもならなくてね
愛した人と別れてね
こんなことができなくてね
あんなことが叶わなくて
考えに来たんだ ....
雨がふる
傘をさす
そうすることによって
かなしみは埋もれる
コンクリートににじむ
蒼くなる影
雨粒を食べる
奇快な虫たち
かすみゆく視界
君に会っても
気づかないだろう
....
初めましての挨拶から
僕らもう一度始められないかな
好きな音楽に好きな本
君んちの愛犬の名前に
僕んちのデブ猫の体重
君の抱えてるトラウマに
僕の癒えることない傷跡
初めて抱 ....
近頃やたらと
涙もろくなっちゃった
なんでかな
自宅で映画の予告編を眺めていても
気がつくと
ぽろぽろしている
自分に気付く
やっと梅雨入りしたんだってね
紫陽花は
お隣 ....
踏み出す、さいしょの瞬間がなによりむずかしいもの。
迷って悩んで、スタート地点までをぐるぐると巡回する。
いまだ進めないでいるのは、何かが不足しているから。
....
天盤はなだれ
黒雲はしける
なみなす水兵の錯乱
吹き揚がる蔵物と
ペットボトルの散乱
赤錆びた船の重低音
通り過ぎるたび軋む
わたしの
コールタールの夕暮れ
水際で黙 ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る
ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い
ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
....
ハローハロー
聞こえるかい?僕の声が聞こえるかい?
何なに?聞こえない、其れはそれは残念だ
だったら耳を塞いでみてごらん
君の声がとてもよく聞こえるはずさ
ハローハロー
見えるかい?僕 ....
一期一会
だなんて、ことばでは語りきれない
こんなデジタルの時代だからこそ
0と1の狭間にあるものを
あなたに伝えたい
それは
感動に震える心臓の鼓動であり
汗ばんでしまった掌の ....
きらいじゃないんだ、ほんとうは
ふたをあけてみればそう
まるでうそをついているみたい
ことばだけじゃ、いつだって
しんじることはできないから
かみなりさま、どうか
きげんをわるくしない ....
あなたの間接的な答えが
会話の中でぽつんと置き去りにされているから
わたしはいつもその言葉を
あなたの指先や瞳の動きに合わせて
分析することで夜が終わる
眠る前に「おやすみ」が言いたくな ....
さようなら 風
ごきげんよう いのち
あなたのすきとおったあつみ
やぶれるようにさきなさい
「働くホームレスになる」なんて
半年前には冗談交じりで言っていた
無精ヒゲに長い髪がよく似合う
黒猫を抱いた横顔が
少し悪びれてて好きだった
そんなあなたの髪が短くなって
三月、白 ....
僕の世界を書き綴る
世界ノート 世界ノート
答えはなんにも書いてない
正解not 正解not
それでも僕は書き続ける
僕のノート 世界ノート
母が縄跳びをしている
僕はしゃがんで回数を数えている
あんなに腰が痛い
と言っていたのに
背筋をピンと伸ばして
交差跳び、綾跳び、二重跳び
次々ときれいに跳んでみせる
既に数は百回を超え ....
重ねるほどに
見えるものまで見えなくなる
それを情け無用と切り捨てようにも
思うが侭にならぬ身体と
曖昧な優しさで隠す意志の弱さ
諦めることさえ捨て去ってしまい
手の中の小さな夢を ....
いってらっしゃい
見送る朝がある
おかえりなさい
迎える夕暮れがある
うそつき
わがまま
くちげんか
だいっきらいって言いながら
いっしょに揺れる影法師
そしてまた朝が来 ....
さいしゅうかいをいっしょにみる。
サッカーのはなしをいっしょにする。
すきなうたをいっしょにうたう。
かがみのうつりぐあいをいっしょにみる。
みつめあっていっしょにふきだす。
....
頭が少々重く
風邪気味であったので
目覚まし時計をかけずに
ゆっくりと眠ることにした
そのままうっかり百年間眠ってしまった
百年後の人類は
ファッションや顔色が少しおかしくなっただ ....
吹き荒む風の音が
締め切りの部屋の隙間からやってくる
私は携帯を握り締めて
ゆっくりと貴方の言葉を反芻する
貴方の声は私をほっとさせる
貴方は私にどうして欲しいの
私は ....
ぼんやりとした光が
畑を一面に降り注いでいます
真っ赤な郵便局のバイクが
畑の中を通り過ぎて行きます
なんだか春らしい
道の草が風で揺れています
ゆるやかに道が曲がっています
雀が私 ....
照明をを落とした夜のワンルーム
音を消したテレビが無機質に
目の前の裸体を点滅させている
果実から流れ落ちて乾いた液体の匂い
ワンルームの部屋中に充満し
くちのまわりには
唾液 ....
地球という天体を覗いてみれば
数多くの星が輝いている
だけど僕が知っているのは
その中のほんの一握りだけ
輝きながら消えた星
輝けないまま消えた星
すべては同じ場所へ還る ....
その上目遣いのまなざし
裾に纏わりつきながら
思いっきりの
甘え声で
欲しいものをおねだり
あなたの笑顔は。わたしの総てだった
もう少し我慢したらと
皆に言われた
おとこのひと ....
小学校の時から
毎週月曜日のスイミングクラブに行く前に必ず通っていた近所の酒屋さんが
とうとう引退するらしい
あのじいちゃんは今
何歳なんだろう
毎週月曜日に独り必ず店に行 ....
放り込むカプセル
ブラウン管の中が歪む
部屋の壁が襲う
トイレに行っても小便は出ない
換気扇の回る音が
ヘリが近づいてくるよう
萎縮する筋肉
鼓動は速くなる
目を閉じよ ....
金品の授受は
禁止され
バイク・車の移動は
禁止されている
私は人の幸せのために
働いている
お客様の幸せのためには
規則を破る
お客様が喜ぶことは
自分の喜びであり
会社 ....
セーラー服着てみてとか
ブルマはいてとか
スク水着てとか
あきれてものも言えないけど
ひとつだけ聞いていい?
ずっと主張してるけど
それってホントに
『男のロマン ....
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