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できれば

君を抱きしめてしまう
あの日にもどりたい

あの日
君を抱きしめさえしなければ
今も
君の隣で笑っていられたかもしれない

かもしれない

かもしれないだけなんだけ ....
知覧へは

これで三度目になる


そんなこと

当たり前なのに

単純にそう思う

戦争はXだ


知覧へは

これで三度目になる
生きている限り湧き上がってくる
もう駄目だと諦めかけた思いを
励ますかのように

五体のひとつひとつが
出口を求めようとさざめきだすのを知覚し

もうひとつの確かな意思
本能だとか呼ば ....
私が 君の 鎖骨が好きなように

君は 私の 背中が好きだ。


「後ろ向いて。背中見せて。」


いつものように 君が 云う。

私は 彼に背を向け 服を脱ぎ 鍵を外す。
 ....
じいちゃんの言うこと分かるやろか。
人生なんてな
花火というか
花火の後の残像のようなもんやからな。

なんて言うのは
少し寂しいやろか。

でもな
寂しいところに人生はあるもんやっ ....
まどろみながら
僕が見失っていたのは帰る場所だった
それとも
もしかしたら行き先だったかもしれない

目に見えるものの手触りを確かめて
それをどう思えばいいのかを確かめていた
孤独な色だ ....
引き金を引こうか。

口を開けて、押し込んで。

引き金を引こうか。

何もかも忘れられるさ。

引き金を引こうか。

おもちゃのように、軽く。

引き金を引こうか。

最 ....
登場人物が2人いると
何か話さなければならない
わけでもない

僕はからだの底から走った
でも君はそれに気づいていない
僕はからだの底から叫んだ
でも君はそれに気づいていない

登場 ....
哀しみをうたにしたいのだけど、
感情は言葉になる前に溶解して、
つるりと喉の奥へ消えていったよ

哀しみはどうにか優しくなろうとしていたのか
最後にスープのような、甘い味がした


誰 ....
幼い子の背をひらくと

痩せた背骨の喉奥を渉る
薄ぼんやりとした虹が、


そして

拾うように弾き上げると
それからは早かった。


飛んでいく静かな底の
透明な成長が、
 ....
月を めくってみる
秘密を のぞいたら
夜空を ひっかいて 
泣きながら 百億の
星を はがしてゆく
声を嗄らした鳥が
飛びたい、飛びたいと天を仰ぐ
煤けたビルの隙間を

あの泉は
光がはじけ
澄んで
湧きつづける
いつまでも
底には
泥もあったはずなのに

泥の中で
羽を引 ....
僕らしく生きてきたんだ
結果として周りに誰も何もなくなったって
これが僕が決めて選んで遣った事

蒼穹はいつも深く深く
ため息を吸い上げてくれそうな気がして
疲れた時はよく見上げたものさ
 ....
日が暮れる
気が狂う
僕たちはいつまで
生きていられるんだろう

日が暮れて
気が狂って
すべてが真面目な顔しちゃって
僕を歪んだ目で見つめている

僕たちはいつ
死ぬんだろ ....
春の息吹に薫る若草よりも

熟れた艶やかな林檎よりも

蜩の鳴く暑さに揺れる海よりも

あたしはもっと輝いている人と思われるのです。


ふわふわ浮かぶ風よりも

さらさら流れる ....
比べたくなるものがある
幸せの度合いとか
それぞれの人生のありようとか

ひとと比べることで見いだせるものとは

柱に刻まれた幾筋かの古傷は
生を授かった証であり
輝ける未来への歓声で ....
これからも少しずつ 君は綺麗になっていくだろう

そして いつかを境に 年老いてくだろう

そんな君を追いかけることに 全てを捧げる
うれしかったこと

悲しかったこと

楽しかったこと

辛かったこと

今日の箱を
棚の奥にしまい込んでくれる
夜の暗闇

どこに置いたかなんて
明日になれば
きっと
 ....
わたしのたいせつな彼氏
ちょっと太めで
なんだか見た目はイマイチだけど
ひたむきって感じの横顔が
とても好きなんだ

でもね
困っちゃうんだよね
おんなの子はこうあるべきだという信念
 ....
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
僕が愛や恋を語っているときは きっと君の顔浮かべてる ぼくには声はないよ

さけんで さけんで
声はきこえなくなってしまったよ
ぼくは、うたえないよ
ただ、卑屈な笑みしかつくれないよ


正直、今日も死にたいと思っているよ
病気と言って ....
ヘッドフォン
外の世界を
シャットアウト
君と僕だけいればいい
車通りの多い通りのわきで
夏の間履き続けたブリーフをぬいだ
またの間から懐古とか嫉妬とか
潮風や塩素そういう塩っぽいものに
固定されがちなものがごろごろ落ちた
そら高く持ち上げられて弱まった ....
ニコニコと笑う君も 好きだけど
口とがらせて怒る君も 好きなんだよ
怒った顔も可愛いから
ついつい怒らせちゃう


僕を信じてる君も 好きだけど
僕を疑ってる君も 好きなんだよ
安 ....
ひとが生えている

近寄ると体温が匂う
生えたばかりの子株が
かわゆらしく親にしがみついている
泣き顔、笑い顔、憂う顔
みな目を閉じ
しずかに空の下にたち 並ぶ

農夫の姿は見えない ....
待てないの
そこに いられないの
君は 死んでしまうの
目に 見えてるの?

疲れてんの
くたびれてんの
ねえ 君
なんでそこにいるの
くたばれよ

触れなくても
感じるん ....
太陽が沈んでゆく
そこが西の空だ
そして今日は下弦の月
だからすぐには
月を見ることができない
真夜中までじっと待て
そうしたら
太陽が沈んだ反対側を見ろ

今日の理科で習ったばかり ....

家を出ると
道端に
無数の舌が落ちていた

赤信号が
誰ひとり停められなくて
途方に暮れているような真夜中だった

舌たちは
うすべにいろの花のように
可愛らしく揺れなが ....
夏の終わり

りんりんと鳴く虫の音の響く夜の淵

なまあたたかいぬめり気が
頬をなでる



セックスを終えてアパートを出た後の
このにおい

夏のにおい、のような
記憶のか ....
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